社会運動

2009.10.22

社民党は”緑の党”へ変身すれば良いのに

  少数政党に成り果てた社民党。3党連立でかろうじて存在感をだしていますが、大政党の民主党にいつ関係を切られるかどうかわかりません。なんか存在感がないですね。

 社民党の1番いいところは「環境政策」です。1番まともな環境政策を提唱しています。

 社民党の環境政策

 社会主義政党の「本家」を自称する幻想を打ち捨てて、環境共存政党として再生すべきでしょう。そうすれば支持者は拡大すると想います。

 Seisakusyamin

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2009.10.21

国際反戦デーの復活を

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2006年10月21日に開催された「天木直人さん講演会」です。

 今日は「国際反戦デー」だそうです。自分らが高校生時代に「10・21国際反戦デー」とか言っているのを聞いていましたが。。、41年前の新宿駅騒乱が大規模な街頭行動であったようです。

 粘り強く反戦平和の運動を展開することは必要でしょう。最近は集会すらありませんし。

 イラクとアフガニスタン、パレスティナの戦争に反対する集会をやるべきではないでしょうか。

 元外交官であった天木直人さんが言われましたように「軍事力で平和は実現できないのです。」

 天木直人さんの講演会はちょうど3年目でした。

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2009.10.20

タフな市民運動の構築を

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 以前韓国からやってきて平和資料館草の家事務局長をされていた金英丸さんがこんなことを言われていました。

「韓国では市民集会のとき公安警察が市民を撮影しているのを見つけたら、場合によっては市民が公安警察を袋叩きにすることもありますね。最近はむかしほどしないようですがが。聞けば韓国市民はパワフル。
 最近は公安警察を市民が撮影し、ネットにどんどん公開している。動画などでも公開しているようです。その点日本の市民運動はおとなしいし弱いなと思う。」

「日本はネットでは右翼が幅を利かせているているらしいが韓国では逆。」

「ノムヒョンはネットで市民に押され大統領になった人であるし。。」

 ノ・ムヒョン氏は自殺されたし。今は保守系の大統領になりました。情勢は変わっているのかもしれませんが。

 それにしても時々見る韓国の社会運動や市民運動は街頭に繰り出し元気なこと。日本のひ弱な市民運動がおぞましい。他人の目線ばかり気にしているし。

 公安警察を「必要以上」に根拠なく恐れている人が多いようです。韓国市民のようにどんどん公安警察を撮影し、YOU tubeなんかに投稿すればいいのにと思います。

 メディアを権力側が独占すると統制が始まる。強権国家イランでも若者たちがツィターを使用し街頭行動を呼びかけていましたし。ミャンマーでもチベットでもウィグルでも強権に市民が果敢にパーソナル・メディアで立ち向かっているではありませんか。

 投票行動で政権が交代する日本です。今こそタフな市民運動の構築が必要です。そして強権政治にあえいでいる国々の市民に支援するべきなのです。

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2009.08.31

吉本隆明DVDを送付いただきました

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 『吉本隆明語る 思想を生きる』DVDを京都精華大学から送付いただきました。
 今日郵便ゆうめーる着払い便でDVDが届きました。最近は懸賞にあたることなどとんとないので、とてもうれしいことでした。
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 きちんとした装丁もされていました。鑑賞するのが楽しみです。もっとも吉本隆明さんは著作者でおしゃべりは上手とは言えず、眠くなるかもしれませんが。

 元学長さんと吉本隆明氏の対談が収められたものです。大学創立40周年記念事業として作成されたものだそうです。京都精華大学の関係者皆様ありがとうございました。
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 対談の画像は京都精華大学の関連ホームページより引用させていただきました。

 戦中派の吉本隆明さんは、母と同じ83歳。先日糸井重里氏とのTVでの対談では足が悪いようで車椅子になっておられました。随分と超高齢者になられたものだと月日の経つのを感じます。

 1976年の品川公会堂での「共産同叛旗派解体集会」で、三上治神津陽らとともにお元気な頃の吉本隆明氏を見たことでしたが。33年前のことですね。

 学生時代は意味もなかなか理解できずに吉本隆明氏の著作を買いあさりました。30歳を過ぎて読み返してだんだんと理解できるようになりました。

 世の流れに「迎合」しない姿勢にはいつも関心しています。すべてを正しいとは思いませんが、「戦後最大の思想家」と言われる業績は残した人でもありますし。

 8月30日の総選挙で大きく議席が変わり、戦後日本で初めて投票で「政権交代」が実現しました。世間は大騒ぎをしていますが、世の中の「本質」をきちんと見定めるためにも,吉本隆明氏の「遺言」をきちんと聞いてみようと思います。

今年は個人的には、自分が高校生のときに社会運動に関わって40年になる節目のとき。「連合赤軍と新自由主義の総括」をテーマに本を読んだり、文章を書いたり、活動をしたりしていおります。このDVDもじっくり見て考えてみたいと思います。

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2009.08.10

「新左翼とは何だったのか」を読んで

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 海へ行けない時は、暑いけれども読書。高知市の片桐書店で「新左翼とは何だったのか」(荒岱介・著・幻冬舎新書)を読みました。筆者は1945年生まれ。1965年早稲田闘争に参加し活動家に。第二次社学同委員長。ブント戦旗派系統の人らしい。

 記述は歴史の教科書的記述。当然筆者の肩入れしているセクトの「歴史観」の影響は否めないが、総じて客観的に淡々と描かれている。

 戦後直後の社会運動を主導していたのは共産党でした。それとは違う総評系(社会党系)の労働運動とブント(共産主義者同盟)が主導した学生運動が台頭し、学生を中心とした社会運動の盛り上がりが、既成左翼である共産党や社会党とは異なるということで「新左翼」と呼ばれるようになりました。

 「またベッシックに返れという新左翼の問題意識は、マルクス、エンゲルス、レーニン、トロッキーなどの原点を守れという、教条主義と表裏一体のものとして新左翼を成立させています。
 イスラム教でいえば、「コーラン」を字義どおりに解釈し、そのまま実践すべしという原理主義勢力と同じようなものとして、教義を変えること自体が許されなくなるのです。」(P70)

「たとえ原典に従えというだけでは時間性と場所性に対応できないという場合でも、結局は宗教のように自派の教祖を崇めるだけという結論になりがちです。外に向かって対話していく構造は、新左翼の出目において生まれない構造になっているのです。」(P71)

 新しさで時代の「旗手」「ヌーベルバーク」と言われた新左翼でしたが、初期のブントのおおらかさは失われ、原理主義的な狭い教義の理論に収斂し、他派を排除し、後に凄惨な内ゲバをくり返し、市民大衆から見放され影響力を失うようになりました。

 よその党派との共闘や、共存。統一戦線が出来にくい理論構造になってしまいました。「統一戦線」をたまに組んでも内部では各セクトの勢力拡張の暗闘があり、既成左翼を批判できないところが新左翼の弱点なのではないでしょうか。

 荒氏は「70年安保闘争が残した課題」として彼なりに総括しています。少し引用が長いですが、引用してみます。そこに新左翼運動の限界があると思うからです。

「70年安保闘争は、全国学園闘争との連関でいえば、百をこす大学で当たり前のように火炎瓶が投げられ、機動隊との実力攻防がつづけられた闘いでした。実力決起の常態化ということでいえば、闘争への参加者数も、全国化の度合いでも、また逮捕者の絶対数からといっても60年安保を大きく上回る大衆的実力闘争という歴史的地平が切り開かれたのは間違いありません。
 そしてそのあと求められていたのは、闘争勢力の市民社会に根ざした社会的力への発展だったと思います。」

「にもかかわらず、70年安保闘争の高揚を自派拡大のチャンスとしか考えられなかった新左翼各派は、共産党伝統のような前衛党志向を超えられないまま、「全世界を獲得するために」という自家中毒を深めていってしまったのです。
 ニーチェの言うように「権力への意志」に駆られたという言い方もできますが、大衆的高揚を集約するのは自派という図式をのりこえられなかったのです。」(P110)

 
「そのもっとも端的な表れが運動の高揚後、70年代に本格化する中核派と革マル派による内ゲバの勃発、中核派いうところの「絶対戦争」の発生です。まさに唯一の前衛という図式なくして、こんな内ゲバは戦えません。勝ったほうが唯一の前衛として大衆を集約するという散漫に駆られたのです。」

「もう1つは同じ理由が別の形で表れたもにともいえるものですが、武装闘争を主張する赤軍派のブントからの分派と「戦争」への突入に象徴される事態です。そこでは遅れた大衆闘争を軽蔑するような「壮大なゼロ」ということがいわれました。」

「その結果、戦術のレベルアップのみが権力を倒せるという自縄自縛の世界が生まれていったのです。そんな唯武器主義思想のもとでは、太衆闘争は、党派の闘いを支持する兵站でしかないことになってしまいます。」

「新左翼はその結果、既成の運動とは距離を持つ別次元の闘い、武装闘争と内ゲバにますますはまり込んでいってしまったのです。ここにおいて新左翼は大衆的支持を失い、次第に運動的基盤を喪失していきます。
 孤立化がカルト化を促進し、精鋭化する一方で自滅への道を歩むようになってしまうのです。それが直接的に表れたのが72年初めに発覚していく、連合赤軍による同志殺害事件だったと思います。」(P111)

 ベトナム戦争や公害への怒りから、多くの青年たちが新左翼の運動に共鳴し、街頭に学園で闘争に駆り立てられ参加しました。わたしも田舎の1高校生として高校生の反戦運動に参加しました。

 しかし荒氏が記述しているような新左翼各セクトの嫌な体質がありました。
 人間を解放するための思想が人間を抑圧し、支配する原理には到底耐えられませんでした。高校ー大学と断続的に社会運動に関わりますが、「一生を託す」存在ではありえず1976年を最後に運動とは無縁になりました。

 でも引きづり、こだわりが40年経過してもあります。普段は生活に追われ忘れていることですが、政治と社会、社会運動とのかかわりは常に考えてきました。

 社会運動の中核におられた人の総括本だけに、「そういえばそうだったな」という思いは共有したことは確かでした。

 これからも「連合赤軍と新自由主義の総括」は考え検討していこうと思います。

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2009.08.08

もっとblogで社会への発言をしよう

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 信じられない話ですが「日本は世界1」のblog大国であるようです。開設されているブログは300万とも言われています。世界言語では少数派である日本語ブログの数が世界1というにはあらためて驚きます。

 でもブログのかなりの部分は1度作成されたきりで、更新されていないとか。迷惑ブログもかなりの割合で存在しているようですし。

 まともなブログの大半は「お食事」ブログ。お店の料理の紹介などが殆ど。後は趣味系。社会に対して発言しているブログは今でも少数派でしょうね。

 でもそれはもったいないと思う。マスコミが記者クラブという「談合組織」である事実もあります。「マスコミは事実を伝えるが、事実の一部しか伝えない。」「事実を意識的に伝えないマスコミも存在する」のですし。

 愛媛県警の不正な裏金作りを告発した仙波敏郎さんの高知での講演会は全くマスコミでは報道されませんでしたし。

 情報発信の環境にあるものはどんどん発信しましょう。そうでないといけないと思います。

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2009.07.27

共産党と社民党は合併すべき

  2大政党化が顕著になり、今回の総選挙では「自民惨敗ー民主大勝」の流れが出たようです。今回は「なにがなんでも政権交代」「自民党はもう嫌だ」の流れは変えられようにありません。

 そのなかで他の政党である公明党、共産党、社民党はどうなることでしょうか?

 東京都議会選挙で実証されました。公明党は候補者全員当選しました。共産党は15議席が9議席と「惨敗」しました。社民党は議席を得られませんでした。伝統も歴史もある左翼政党2政党ですが無残なものです。

 公明党ですが今回の総選挙は自民党と共闘するふりをして、民主党との提携の道を検討しているはずです。そのためには議席を減らさないことが肝要です。そこはなんだかんだ言っても手堅い組織政党です。

 共産党も社民党も総選挙では「微増」の予想。社民党が1桁台。共産党は2桁行くかどうかの瀬戸際。伝統ある組織政党が「泡沫政党」なみの議席しか得られません。小選挙区の怖さであります。文句を言っても仕方ありません。そういう選挙制度になっておりますから。

 国民各位は民主党に満足するかと言えばそうではない。自民党はもう絶対に嫌だから民主党にしてみようというだけ。早晩嫌気が出るでしょう。

 その場合に「護憲」「平和」「暮らしを守る政党」「国民の味方」の政党が必要です。社会主義のありかたも再評価されてきています。

 共産党と社民党は合併すべきです。それぞれ歴史があり対立もあり意地もあるでしょう。でも党外者から見れば、それほど主義主張に代わりがありません。きっちりした市民運動に冷たい{旧社会党は極めて市民運動に冷たかった)、{共産党は組織拡大ばかり強調してまじめに連携をしなかった)歴史を猛反省して合併していただきたい。

 というのはファシストである安倍晋三氏が強行採決した「国民投票法案」があるからです。民主党でも憲法改正論者は多数派でありますし。自民党の改憲勢力と連携すれば国会で審議され3分の2の賛成で「憲法第9条2項改正決議」が可決される可能性が出てきます。

 民主党の1部にも「護憲派」がおります。自民党にも少数ですがいます。きちんとした「護憲政党」ができれば政界再編の核ができると思います。

 憲法の精神を生かし、平和外交の推進。環境保全型社会。地域の特色を生かした社会。高齢者と子供たちに優しい社会。北欧型の福祉社会の実現。教育費と福祉の充実した社会は多くの国民が望んでいます。

 その国民政党の「核」は共産党と社民党の合併政党なのです。意地を捨てて日本国民のために1歩を踏み出すのか。それともお互い意地を張り続けて「泡沫政党」であり続けるのか。瀬戸際ですね。

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2009.07.19

市民・大衆って馬鹿なのか?

 市民大衆の一員であり、平凡な中高年小市民である私です。日常生活にどっぷりつかり、最近は長雨で運動不足気味なので同世代のおっさん同様にメタ気味に。お金もない、権力もない、色気もない、格好よくない中高年親父そのもの。

 誰かが言っておりましたね。先日亡くなった忌野清志郎さんは60歳くらいでしょうか。マイケル・ジャクソンさんは50歳。どちらも年齢は立派な中高年なのに親父臭さがない。活力溢れておりました。逝去が惜しまれますね。

 それで今回の話題はそうではなく、一般大衆、無名の市民大衆がこの世の中の大多数ですが、馬鹿で分別がなくレベルが低いものなのでしょうか?

 最近読んだ本ではというのと「国の品格」を読みました。どちらも市民大衆は情報に流れやすく、理性的ではない。やはりコントロールが必要である。国の品格を保つためには「真のエリート層」が必要であると言っている。果たしてそうだろうか?

 確かに「民意」は恐ろしい。ナチスも1930年代に選挙で市民大衆が投票して第1党になり、政権を獲得したのでありますし。時に民主主義は破滅的なリーダーを選んでしまう。最近の日本では小泉純一郎がそうでした。日本を破壊し、格差社会に「構造改革」しましたし。

 「WEBはバカと暇人のもの」のなかでもWEB運営サイトの運営は大変で、結局熱心に見ているのは暇で、おバカで貧乏な連中が大半であったと筆者は断言。当たらずとも遠からずですね。情報はやはりお金を払って収集するものであると。

 大昔社会運動をしていたときにも似たような言葉を聞いた。「大衆は跳ね上がるから司令部(前衛)が必要だ。党中央に下部大衆は従属しなければならない。」と党内民主主義を否定するレーニンが考案した「民主集中制」という独裁主義で左翼運動は活力を失い自滅していきました。

 当時も「党ー大衆構造の止揚」とか言われ、レイテ(革命評議会)が直接民主主義であるとか言われておりましたが、この世に実現することはなく構想倒れでありましたし。

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2009.07.13

共産党原理主義では選挙には勝てない

 今回の東京地議会選挙については、自民党惨敗、民主党大躍進。公明党候補者全員当選{手堅い)以外には、共産党の惨敗{13議席が8議席に)、社民党の惨敗{獲得議席0)がありますね。

 特に知人の娘さんが共産党から出馬しておられた豊島選挙区に注目していました。結果は次点で最下位当選者とは5000票の差でした。

  読売新聞東京版豊島区結果

 吉良佳子さんの父親は小学校の同級生。彼も県議に再挑戦中のようですね。
 豊島区を見てもわかりますが、1位当選の民主党候補者が4・5万。2位の自民党が2・4万。3位の公明党が2・2万。共産党の吉良さんが1.8万。民主党の支持票の0.5万票が吉良さんところへ行っておれば、当選できたのにと思います。なんかもったいない。

 「自分たちだけが正しい」と共産党はこの50年間言い続けて来ました。特に志位委員長体制になってから1度も国政選挙に勝っておりません。にもかかわらず党内から党中央への批判が出てこないのが不思議です。自民党などは今は大騒ぎしていりますね。あれが「党内民主主義」というものです。共産党にはそれすらないのだろうか?

 せっかく良質な候補者がいても今の共産党の体質と選挙戦術では国政選挙では当選することは難しい。

 議会選民主主義で政権を獲得するという戦略が共産党に欠如しているのが最大の原因です。せっかくの「蟹工船ブーム」も生かしきれませんでした。実にもったいないと思いますね。

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2009.07.09

米国発ブログ革命を読んで

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 先日知人に「米国発ブログ革命」(池尾伸一・著・集英社書房・2009年6月刊)を借りて読みました。一読して「アメリカと日本はかくもブログのありかたが違う」なとため息が出ましたね。

 日本のブログには「社会性」は殆どない。趣味の日記が多いし、全体の4割がスパム系の「迷惑ブログ」であります。アクセス数を増やすためにブログランクなどという無意味なランキングもあるようですし。全く無意味なランク。

 マルコス・モーリツャス(35歳)が運営するブログがアメリカ政界を震撼させ、民主党系の政治家が面会を熱望し、保守系の政治家が警戒する青年。

http://www.dailykos.com/

 2002年マルコス青年はブログをアップした。」当時のアメリカは2001年の「9・11テロ」でマスメディアは保守化し、ブッシュ政権の政策批判はタブーであったそうです。

 その状況のなかでマルコス青年はブログに書いた。

「戦争はぼくに死をもたらすだけでなく家族を壊し、生き残った者に傷を与える。戦争は最終手段であるべきものなのに、ぼくたちの政府を乗っ取った「軍事政権」の連中は戦争を自分たちの都合の良い政治手段として使おうとしているのだ。」と。(P16)

 その当時の心境をマルコス氏はこう述べています。

「テレビも新聞も視聴率や購読者を増やすことだけを考えて,ブッシュ政権が進める戦争の応援団に変わっていった。ジャーナリズムの定義は真実を追及することじゃないのか。ところが記者たちは政府を恐れ、リークのエサにつられ、政権の言うがままにそのまま報道するだけになってしまったんだ。反戦を叫ぶ声は完全に隅っこに追いやられてしまった。不満と不安と孤独感でいっぱいだったよ。」(P16)

 いくらマスコミが取り扱わなくても真実の声を求める人たちはいます。最初こそコメントが付かなかったマスコスのブログは注目される存在に成長していきます。

 それは民主的なしくみにブログがなっていたからであると。一方通行型の新聞・テレビと異なり、誰でも自分の意見を書き込む機能を導入した。だれでもサイト内に「ダイアリー」という自分のブログサイトを開設できる。書き込んだ内容をほかの読者が評価し、投票方式で多くの「推薦」を集めるほど人の目に触れやすい位置におかれるしくみになっている。

 トップページの左側はマルコスや数人の定期ライターの文章が置かれている。右側は一般の人々のダイアリーのページ。多くの記事の中で注目を集める記事は「最新記事」として目次に列挙されるため、どんな記事でも1度はチャンスをあたえられる仕組みだ。

 「ネットの海のなかで埋もれないしくみ」を構築したマスコス青年の功績は大きいですね。共和党上院議員が人種差別発言をマスコスのデイリー・コスに掲載されたことで落選することになりましたし。ブログの「オフ会」にはオバマ.ヒラリーなどの大統領候補まで来るようになりまし。

 アメリカは自己主張社会であるからブログの意味合いが違うなと思いした。顔を出して実名でどんどん発言する。そして評価されネットワークが広がる。

 日本はどうだ。匿名掲示板が未だにのさばっている。自分だけは安全地帯にいて、面と向かっていえない罵倒をWEBでしている。スパムコメントとなんら変わらない非生産性。その違いでしょうか。今でも嘆かわしい。

 日米の気質の差を思い知りましたね。社会運動を展開する場合も、ブログやサイトの作り方も検討する必要がありますね。
 

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