公共交通問題

2009.09.05

15年前の「南国道路」関連資料

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 先日事務所の片づけをしていましたら、古い資料を発見しました。
「高知南国道路・五台山道路景観検討委員会 平成6年8月」とありました。平成6年と言えば、今年が平成21年ですから15年も前のこと。西暦で言えば1994年となります。

 確か当時の建設省土佐国道工事事務所から電話があり、「車を運転するドラーバーの代表として委員になっていただきたい。」とか言うことでなったような記憶があります。

 南国道路というのは、高知自動車道の高知インターから分岐し、布師田を経て、高知県立美術館前を通過し、高須を経由し、絶海池(たるみいけ)を架橋し、五台山をトンネルで掘りぬき、南国市の高知空港へ行く高速道路です。
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(絶海(たるみ)池から五台山の建設完成時のイメージ)
 それで景観を慎重に検討しないといけないということで、当時の県立美術館館長や五台山竹林寺住職ら有識者が選ばれていました。わたしは当時は青年会議所は卒業していましたが、都市再開発セミナーを3年間開催していたこともあり、当時の建設省の人たちが知っていたのでしょう。

 委員会は途中阪神大震災(1995年1月17日9をはさみ、1年間やっていたようです。キノコ型の高架道路(ピルツ工法)が阪神大震災で倒壊したので、工法を変えたとかの説明がありました。

 南国道路は軟弱地盤ために高架の地下は30メートル以上掘るそうです。それだけの構造物をこしらえ、しかも景観に配慮するとか。さすがに国はやることが違うなと妙に関心したりしていました。

 ですが今年に入り「凍結」された高速道路に指定されました。県知事らが復活折衝などして、再度工事が始まりました。bですのでなんか因縁を感じます。

 五台山南側に一部高架が建設されていますが、高知インターからの分岐点や景観検討委員会で議論した美術館前や絶海池付近は全然高知はされていません。本当にこの道路完成するのでしょうか?

 新しい民主党政権はどう判断するのでしょうか?高知県は「野党」の自民党議員ばかりですし、案外またまた「凍結」されるのではないかとも思います。

 今となってはさしてどうしても建設しなければいけない道路でもありませんし。
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(高架橋の形なども審議したようです。)

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2009.05.07

ユニバーサルデザインとは?

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 最近図書館で借りてきまして「トコトンやさしいユニバーサルデザインの本」(日刊工業新聞社 2007年)を読みました。

 よく使われる言葉ではありますが、今ひとつ良く理解していませんでした。わたしは「バリヤフリー」と同義語であると思っていましたが、定義が異なるようです。

 バリヤフリーは、「障害のある人を前提に障害を排除してあげること」という考え方です。

 これに対してユニバーサルデザインは,使える人をより増やしていこうという考えに立っています。障害者をはじめとするさまざまな人々にも便利で、外国籍の人、お年寄り、子供にも使いやすくということがユニバーサルデザインの趣旨です。(P32)

 車椅子利用者のためのトイレであれば、車椅子の人専用になりますが、それ以外の障害の」人たちは使用できません。あらゆる人に使用できるデザインでの設計がユニバーサルデザインであるということです。

 わたしは強度の近視です。メガネをかけないと物がはっきり見えません。パソコンも打てないし、車の運転も仕事も出来ません。」大好きなヨットも出来ません。メガネという道具で社会生活が送れます。

 同じようにいろんな環境や境遇の人たちが使える道具や施設づくりがこれからの社会では、ますます必要です。

 参考記事 ユニバーサル・デザインについての紹介

 ユニバーサル・デザインシールは観光施設を中心に普及しつつあるようです。
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2009.02.27

新幹線のない地域に住んで

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 (画像はwikipedia 新幹線から引用しています)
 最近のニュースでは九州新幹線が完成であるとか言っておりますね。「さくら」とかいう名前の車両が走行するとか。しかし四国に住む者にとっては恩恵がないですね。もっとも香川県の人は、瀬戸大橋を経由し、岡山から新幹線で大阪、名古屋、広島、東京と行くことはあるでしょう。高知の場合は航空機が多いでしょう。東京は。

 なんせ高知は鉄道の電化もされていませんし、単線です。 高速道路を利用した長距離バスの便数が増えるばかりで、新幹線どころか土讃線自体のレールが近い将来外され、廃線になる可能性もありますね。大阪ー高知間のフェリーもなくなりましたし。ありえない話ではありません。

 国土の均衡ある発展というお題目を聞いていますと。四国にいるとなんだか空しい。四国は別のモデルで生きていくしかないのでしょう。「ないものねだり」をしてもしかたがありませんし。

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2009.01.01

2009年は面白く、愉快な1年にしよう!

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 2008年の後半は世界的な不況に陥り大変な年末でありました。アメリカの3大自動車メーカーまで倒産の危機に。不況風に「便乗」してしこたま内部留保で資金を溜め込んでいるトヨタやキャノンや電機メーカーが派遣社員切りを始めた無慈悲な人員整理をしています。

 世界が「地球環境守れ」と一丸となっているときに、人間も自然の1部なはずなのに、簡単に人員整理するような大企業は存在価値はありません。経営者がまず退陣すべきでしょうに。

 昨年11月を持ちまして8年8ヶ月続いた高知シティFMでの番組づくりは終わりました。いろんな立場の人たちの意見を聞くことができました。

 2009年はじっくり聞いたお話を自分なりに組み立て、いろんな場所で「表現」してきたいと思っています。

 干支は牛です。鈍重な印象ですがインドでは神様です。平安時代は貴族が牛車に乗っていました。牛が集まり暴走すると誰もとめる事はできません。

 日本国民も温厚な民族ですが、あまりに政府が国民をなめた政策ばかりしていると国民は政府にしっかりと「お返し」をすると思いますね。

 先送りになりました衆議院選挙の行方や、日本のこれからあるべき姿なども積極的に発言していくつもりです。

 自然再生エネルギー(太陽光・水力・風力・木質バイオマス)などをベースに環境保全と雇用の創出、地域の再生を日本国政の最重点過大にした社会運動をこしらえてみるつもりです。
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(画像は社民党HPより。エネルギー政策は社民党が1番まともではないかと個人的には思う。)
(海の上での風力発電で電力の相当数はまかなえるはず)
 誰もが経験したことのない時代からこそ、「面白い」のであり、老いも若きも、中高年もみな平等に社会のこと、国のこと、地域のこと、世界のことを考え、行動することができます。

 面白く、愉快な1年といたしましょう!

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2008.12.24

ようやく連絡駅同士の情報が共有

 土佐電鉄のごめん駅と土佐くろしお鉄道ごめん町駅は隣接しています。しかし今まで双方ともお互いの交通機関の接続案内を車内放送でもしていませんでした。それが昨日(12月23日)には、双方ともしていました。
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(ごめん町駅の階段を下りれば土佐電鉄ごめん駅。驚くほど近い)
 土佐電鉄の車内放送でもしていました。また夜須の帰りでは土佐くろしお鉄道ごめん町駅では土佐電鉄と乗換えと車内放送もされ、乗り換え案内表示も張り紙がされていました。
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 これは今年の6月頃に地方の鉄道事情に詳しいやっしーさんが高知新聞の「声・ひろば」に投稿、両社の関係者が動いて実現しました。いいことです。

 やれることから実現すれば「道は開ける」と思いますね。
 
 現実に自宅のある知寄町から土佐電鉄で終点のごめんまで450円。乗換え1回で土佐くろしお鉄道ごめんなはり線のごめん町駅から夜須までが390円。合計運賃が840円。
 それを知らずに今までは土佐電鉄ではりまや橋乗換えでJR高知駅へいくのに190円。高知駅から夜須駅までが800円。合計990円。しかも乗り換え2回。

 情報の共有は大事です。土佐電鉄はもっとPRしないと。土佐くろしお鉄道もです。双方にとってごめんーごめん町駅乗り換えはメリットがあるからです。

 そのうちやっしーさんが主張されているように相互乗り入れ、直通運転ということになれば更に利用者は増加すると思います。(その昔土佐電鉄は安芸ー高知線がありましたし。)

 確かに楽でした。忘年会の帰りは夜須駅を午後8時50分発の高知行きへ乗りました。9時7分にごめん町駅へ着きました。階段を下りて土佐電鉄ごめん駅へ。9時12分発の鏡川橋行きへ乗車。知寄町へ着いたのは9時40分でした。乗り換え1回でしたし、ちゃんとごめん駅始発の電車が待ってくれたので、寒空に投げ出されることはなかったし。

 これは大都市部の電車の乗換えより楽だし便利です。都市部でも午後9時過ぎの休日なんて電車が来る間隔が空いてますし。長い待ち時間で寒い思いをしたことが何度もあります。その点、ごめん町駅乗り換えごめん駅(土佐電鉄)は使い勝手が良いですね。
 やっしーさんに感謝しないといけないと思いました。

 ごめん町駅乗り換え土佐電鉄の時刻表を写真に撮りPDFファイルにしました。写りが良くないですが参考になります。

 「gomenmachieki-tosadenn.pdf」をダウンロード

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2008.09.07

あるべき都市の姿について 9月12日(金)

西村 今月の「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」のゲストは衆議院議員の福井照さんです。福井さんは元建設省に勤務され都市問題に大変詳しい人です。取り付きにくいと市民には敷居の高い都市計画問題や、まちづくり問題をわかりやすくお話いただけると思います。

 今日のテーマは「あるべき都市の姿」についてお話を伺います。

 高知市などの地方都市は、中心市街地が郊外型ショッピングモールの登場により衰退し、活力がなくなってきました。映画館すらない状況です。
 福井さんは以前英国も同様の状況であったが、郊外への出店を規制し、中心市街地と提携して出店するようになってから共存して繁栄していると言われました。

 それはいわゆる「まちづくり三法」が促しているのでしょうか?高松市丸亀商店街の再開発ビルなどは成功事例と呼ばれるものなのでしょうか?
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(郊外型大型店舗の登場で都市の姿が変わりました。)

福井 そうですね。中心市街地を守るというのは国是であると思っています。役所(建設省)にいるときの最後の仕事が「地方の中心市街地の再開発」でした。最初の法律をこしらえました。

 地方の中心市街地の再開発は最初はアメリカから始まりました。1980年代のアメリカでは地方都市が衰退し、中心市街地が荒廃し、ダウンタウンに低所得者の黒人層とヒスパニック層が入り込んできて治安が悪くなり、その地方都市から勤労者層もいなくなり、企業もいなくなりました。そのまちが「溶けて」なくなってしまったのです。

 その結果ダウンタウンが一番大事であるということがアメリカ人は理解しました。そこで都市の再開発施策を始めました。それがすぐに英国に波及し、90年代初頭に「タウンセンター・マネジメント」という考え方をを英国が発明をして地方都市のタウンセターを皆が活き活きして歩いて買い物したり、食べたいものを食べたりするゾーンに中心市街地をしないと地方都市がなくなってしまう。

 そういう意味でTMOというのは、イギリスの考え方を直輸入して日本でも10年ぐらい前からやり始めました。

 なにが違いかと言いますとイギリスは主体はNPOなんです。タウンセンター・マネジメントの主体なんですね。日本はNPOがまだまだ未熟で民主主義が発達していないので主体が市役所なんですね。そこが全然違います。そこがせつなくて。成功例だとかなんだかは言われていますが、青森や富山や金沢の事例を言われますが成功事例が僕にいわせれば1個もないのです。

 どうしてかと言いますと。英国のサッチャー政権も最初は「規制緩和」から始まったのです。日本の地方都市がが小泉ー竹中路線で苦しんでいるように、最初は新自由主義でした。規制緩和、市場原理、すべてフリーにすると言うことでいままで規制してきた郊外への大型ショッピングモールをサッチャー政権は最初は許しました。

 だから地方都市の中心市街地がみるみるうちに衰退しました。いままで郊外のショッピングセンターはなかったからです。同じサッチャー政権は間違いに気がつき、すぐに郊外の大型ショッピングモールをすべて禁止しました。それ以来政権が変わっても、1つの郊外型の大型ショッピングモールは出来ていません。

 そういう施策のファクト・フィンディングがあって転換がありました。背景は日本と全然違っているのです。かつて許したことをもう一度禁止するのですから。
 「ごめんなさい」という激しい施策の転換というのが日本人にはなじめないということですね。

 日本では地方都市の中心市街とを守ることは国是なんだけれども、中心市街地がぼーとしているというので現在推移しているということですね。
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(高松市丸亀町商店街の再開発ビル)
西村 それだけ思い切って規制緩和して、また規制を強化する。というイギリスならではですね。凄いことをしたのかなと思います。

 日本でも「まちづくり三法」というのは郊外へのショピング・モールを規制していく法律のように聞いてはいますが、それだけの拘束力があるのでしょうか?

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福井 だいぶ効果は出てきました。県により強弱はあります。一切今後の出店は無理だなと思わせる県が出てきたことはあります。とにかくこれからは地球環境問題もありますので、都市はコンパクトにしてできるいだけ自動車を使わないようにする。楽しく街を歩いてわくわくどきどきしてお話もして、食事もしてという。これからは「コンパクト・シティ」が国是になります。

 なるべく郊外の大型ショッピングモールはつくらないようにことなんです。ただ郊外の大型ショッピングモールをこしらえる立場の人からしますと「まだまだ購買力があるではないか」と言う人がいます。

 高知でもあまだまだ郊外に2つくらいこしらえてもお客さんがやってくると言われています。と開発当事者に読まれているぐらいまだ私たちは購買力があるのです。

 しかし都市計画において、高知市長さんのポリシーにおいて少なくても当面は高知市には郊外型の大型ショッピングモールは出来ないでしょう。私たちの目標はなるべく都市をコンパクトにしていくことです。

 高知市は環境白書にも載りましたし、路面電車を活用して、低炭素社会のモデル都市として私たちは暮らしている。と日本中から既に認められています。より低炭素社会の象徴が中心市街地になるのです。中心市街地は商店街だけのものではない。学校も病院も、住宅も全部含まれるのです。これからはどんどん街の真ん中にいろんな施設をもってくるのです。
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(都市開発事例で有名なアメリカのボルティモアのイナ・ハーバー)
西村 そのあたりの議論はいろいろ市民レベルでも行われていました。討論会を見に行ったこともあります。高知大学を中心街へ誘導する。高知女子大は池へ統合する。追手前小学校は廃校にして新堀小と統合、跡地を商業地にするなどお互い連携のないちぐはぐな都市再生プランが乱立しています。

  高知県や高知市には「都市計画不在」のように思われます。あるのは街路整備計画だけのようにも思います。
 都市計画とはどのようなものなのでしょうか?マスタープランにおいても高知では市民参加が保証されず短期間で決める傾向があります。市民参加と情報開示が中途半端です。

 お立場上お答えできにくいテーマかもわかりませんが、おかまいない範囲でそのあたりをどのように整理し、考えれば良いのは。お話ください


福井 都市計画法は昭和43年(1968年)にこしらえて、その時に市街化区域をこしらえました。市街化区域とそれ以外の区域をつくりました。

 はっきりした線で区分したのです。しかしそうして区分した市役所ほど土地が安いからという理由で市街地以外の地域へ公共施設を移転させたり、新たにこしらえたりしていました。40年の悲しい歴史があります。

 いまは端境期であると思います。そうしたゾーニングをすると言う手法の都市計画が破綻をした。失敗したということは国土交通省もわたしたちも共通の認識になっています。ですから建物を建てるときの制限だけではなく、目標は地球環境に寄与するというこいとで都市をどうやってつくるのか。そのための規制があり、誘導がある。
 
 今までとは全く違うという考え方で都市計画をすればブレークスルーできると思います。

 今までの延長線で考えても何も進みません。お互いに不平不満だけいうて終わり。お互いをうまくとり持つ場所がないのですね。

西村 ないのですね。1990年頃の時代に高知市は横山市長の時代に、都市再開発のために都市計画税を導入する構想がありました。当時自分も青年会議所の時代でしたのでセミナーなどもやりました。
 地域地域の不満が地区懇談会で爆発して、行政側がそれを受け止めて対話しているうちに時間切れになりました。なかなかそれは難しいですね。

 福井さんが「あるべき高知の観光とは」で言われていましたように1つの街であれば1人のプランナーが設計したら景観も一貫したものになるから良い街ができますね。でもそうはなかなかならないからばらばらになります。

 もう1つの視点は防災の観点です。高知市は低地の街ですね。シティFMのある潮江とかわたしの住んでいる下知は南海地震時水没することがわかっているのに、現在物凄くインフラ整備をしています。電柱地中化工事もしていますし。

 水没することがわかっているのに市役所もどうしようもないし。高齢化、少子化だ、介護保険だがあるので、市役所も動けない。皆答えがないのではないでしょうか?
 そのあたりは国として国政として「救いの手」とか「方策」はありますか?
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(高知市下知地区、潮江地区は海抜0メートル地帯で海に近く軟弱地盤です。)
福井 国として公共体としてはないんですよ。僕は役所の時もしていましたが「風水」ではないかと思いますね。占いだけではなくと(都市における)「風の道」「水の道」を守るということです。人間こそ自然だから。

 都市は人工で、自然と対立している。というのは全く間違いです。都市も自然なんです。人間が自然だからです。自然そのもののわたしたとが、自然そのものに、ナチョナリーに暮らしている。アスファルトだって、セメントだって自然のものですよ。

 そういう街の暮らし方はそこの風水論で、そこの龍脈が沸いてくる。地球からエネルギーが沸いてくるところに市役所、県庁やお城を建て、南側に海があって、広びろとしたところで経済活動をし、北と、東と、西には山があって敵から守られている。そういう風水論というのは、極めて有効なんです。

 おどろおどろしいことを言っているのではなくて、生態学者の人がいつも言っていることです。生態学の中でなにが1番大事かと聞きますと「地下水である」と。「地下水脈を切ったらあかん。」と。「地下水ほど生態学上重要なものはない。」と。

 徳川吉宗が江戸中に地下水道を引きこんだんです。そしたら、物凄く悪いことが起こりました。なぜかと占い師に聞きますと「それは地下水脈を切ったからだ」といわれたそうです。

 地下水脈は磁気も持っているし、電磁気のほうもそうだし、地下水脈を頼りに多様な生き物が生きているので、「風の道、水の道、地下水を大事にして」私たちがそこにしっとりと自然と一体となって暮らしている。という都市がどういうものであるか。

 高知の南国の、室戸の、宿毛の街と自然と地下水とを「見る力」が、「読み解く力」がいります。そんなことは近代都市計画の中では、近代土木工学でも1個の教えていません。だから物凄く前に戻らないといけないけれども「知恵の埋蔵金」が固まっていると思うんです。

 だからけんちゃんがずっと不平不満があるのはそこなんです!その「読み解き方」が足らんということです。

 
西村 なんか高知市は「環境都市宣言」にエントリーをしたようです。さきほど福井さんが話された「観点」や「視点」があるのでしょうか?

福井 それは未だ役所ベースに乗らないから。だけど水面も活かすし、山も活かすし。僕の言葉ですと「風水」ですけれども。考え方は入ってはいますね。
 環境モデル都市として世界に認められる活動。それで1番大事なのは人をつくること。そして「意識」です。意識。

 だから私たちが全員同じ気持ちで低炭素社会をつくるんだ。低炭素社会の世界のモデルになるんだ。その意識をつくることです。それこそ風水で地域を読み解いてわたしたちが暮らしている大地は一体なんなんだ。それを知る為にも、一緒に活動する。そういうことと思います。


西村 もう1つ質問です。富山市などは路面電車を活用したまちづくりを行っているようです。鉄道の廃線をうまく活用したようですが。廃線を路面電車に活用して熱心にまちづくりをされているようです。

 高知も路面電車が動いていますし。それを都市づくりに活かす。路面電車を高知駅から北へ伸ばす。イオンまで延長します。北部環状線を路面電車を走らす。そういうことの実現は、今の法制度とか都市計画のなかでは実現は無理なのでしょうか?
 やる気があればできるのでしょうか?
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(米国ポートランド市の路面電車。やっしーさん提供)
福井 やる気だけでは駄目です。技術開発がいります。パンタグラフのないLRTが必要です。北海道で実験が終わりました。出来そうになったんです。
 リチウム電池と言って何億回に1回は発火するので、なかなか導入できないんです。リチウム電池を積んだ路面電車です。

 停留所に電車が停車するたびに、横から(充電器)をピット出して、充電して走行する。バッテリーに充電するようにして走ります。そうなりますと架線が要りません。
(パンタグラフも架線も架線を支えるビームなども不要になります。)
 そうすると路面電車の背も低くなります。そうなれば高知駅の1階のあの空間の天井の高さでも電車は北側へ通り抜けることが出来るんです。

 今は行けないんですけれども、新しい技術開発した後のLRTや路面電車では可能です。行けるのです。それも早く実験をまずして高知で導入できるのです。それもコレもお金がいります。

 今の土佐電鉄の経営状態で、そんな投資が出来るかどうか非常に難しいと思います。それは私たちの税金で市役所と土佐電鉄とかが合体して、プロジェクトができるか。それがキーであると思います。
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(よさこい電車。写真は浜田光男さんに提供いただきました。)
西村 風水の話は面白いですね。高知市は山に囲まれ、海もちかくにある地方都市ですね。しかし、アスファルトの放射熱や建物や自動車の排熱で街は暑いです。夏にはエアコンをいれないとすごせないほど街が暑いというのはおかしいですね。エアコンをかけるからよけい暑くなりますし。

 これは風水の立場から見てもおかしいと思いますね。夏はエアコンなしで過ごせる街であるとか。市民がやる気になれば出来るのではないのでしょうか?

福井 石油・石炭を卒業することは可能ですね。ちょうど東大の学長が自宅を改造されて太陽熱発電パネルその他をやっていました。80%を削減したそうです。
 石油・石炭は80%削減できるんです。だから太陽光でエアコンも使用可能です。
太陽光を使用するためにはエアコンも冷蔵庫もすべてCO2が低いものにしないといけないんですがね。

 いずれにしてもわたしたちの住まい方が地球としっとりいっている。そういうことが風水論ですね。60兆個細胞があるけれども、分子生物学的には、死んだらすぐ風になりますからね。

 だから風も水も自分自身も一体だという生き方をいかにできるか。そこにかかっていると思います。

西村 福井さんのホームページのなかで北山孝雄さん(北山創造研究所所長・建築家安藤忠雄氏の弟)との対談で「風水の話」はとても面白く興味を持って読みました。お互い面白い話をしまくって終わっているようでしたが。環境と都市が密着しているという話は初めて聞きました。

福井 都市計画で定めているのはドイツです。「風の道」と定めています。「風の道」という都市計画そのものがあります。
 道路をここからここまであるけど。風の道は山からこういうふうに風の道があるので、ここにビルを建ててはいけない。はっきりあるんです。

 風水をおどろおどろしいというのは、日本だけです。
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(道路を引き剥がし河川を韓国ソウル市は復活させました。チョンゲチョンです。)
西村 韓国ソウル市のチョンゲチョンの時も「風の道」がどうしたこうしたというのはテレビで見ました。風はチョンゲチョンの上をこう吹くから温度が下がる。そういうのがあるんですね。

福井 今度はっきりするのは東京駅南側にある大丸がありますね。大丸が壊されます。そうすると江戸湾の風の道が、大丸の高層建築で通れなかったのが、なくなるとそのまま皇居まで行きます。風の道を復元するのですね。(大丸は移転します。)

 もともと風の道に東京駅はありました。無意識ですけれど東京駅周辺の建物を低くすることで風の道が出来ます。皇居は武蔵野台地の先。このさきに海があって。皇居には雑木林が一杯あります。そこへ向って潮の香りがする風が吹きます。


西村 大きな再開発ですね。そうなると日本橋の上にある高速道路も撤去しないといけないですね。

福井 ありますね。川沿いに風は行きますからね。川沿いに建物とか高速道路などをこしらえるのがそもそも間違いですね。

 あのときはしょうがなかったんです。関東大震災の後にいろんな広場をつくって、公共空間がたくさんありました。高度経済成長のときは、東京五輪の時は、使用せざるをえなかったですね。いちいち用地買収なんか出来ませんでしたし。

 それが川の空間だったり、関東大震災後にこしらえた防火帯であったり。そこへ高速道路を通すしかなかったんです。突貫工事でしたし。

西村 その話を聞きますと高知であれば風水を意識した都市づくりは東京ほど労力なしにできそうに思いますが。

福井 そうですね。さえん場から、最初でしょ。オリジンで。そこの近くまで船で来て。さえん場が最初の商店街だったんですね。

西村 そうですね。九反田のかるぽーと近くの堀川を船が着いて、そこから歩いて現在のはりまや橋商店街付近が昔の高知市の繁華街でした。
 船は藩政時代は大丸前まで水路がありましたし。
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(桜に季節には堀川には「お花見遊覧船」が登場します。)
福井  キーは水面なんです。水面の復活ですね。

西村 でもいまの高知市の都市づくりは水面を埋めていますからね。「16億円の無駄遣い」といわれているはりまや橋バスターミナルにしても、むしろ川を堀返せば価値がでるでしょうに。全部逆行してますよ。話が行政側とかみ合いません。
 事業を批判するとかみ合わないし。かといって迎合するわけにはいきませんし。
 ではあのバスターミナルは利用計画は?と聞きますとなにも考えているようにはないですし。都市計画の不在なんでは思いますね。

 風水の話は自然で沖縄でも首里城は風水で決めたと聞いています。建築で「鬼門」というのがありますが、これも風水の1種なのではないでしょうか?建築家は一応学習しているとは思いますが。


福井 建物のほうはそうですが。

西村 都市計画のなかでは「風水」はまだまだ活用されていないということですね。

福井 そうです。

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2008.08.12

日陰のない自転車道路は灼熱地獄に近い

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 残暑厳しい高知市。以前は街路樹が生い茂り影は涼しい風が吹いていましたが、「16億円で」公園をつぶし、(それ以前は河川でしたが)プラスチック空間で建物をこしらえ、しかもアスファルトを敷き詰める。

 歩道部は敷石を敷き詰め、街路樹木も植えたばかりで日陰にもならないから、自転車で走行すると車の排熱、道路の放射熱、直射日光で暑いこと。体感温度はとめどもなく暑い。汗が吹いてくる。
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(高知県は森林県。84%は森林なのだ。)
 高知県は森林率が84%であるそうですが、都市部では緑の少ない暑い都市です。シンガポールの「ガーデン・シティ」のように暑さしのぎに樹木で街を覆い尽くすだけの気構えが欲しいものです。
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 ブログ記事 グリーン・ロードの面影

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2008.06.02

ガソリン値上は生活の見直しのチャンス

 6月1日よりガソリン価格がまとも値上しました。170円を超えました。うちの行きつけのスタンドは173円とか。走行していますと175円もあります。郡部は177円のところもあるでしょう。

 エアコンをかけない。車をなるべく利用しない。既に私などは実行していますし。スーツを着ない。スーツを着て車を運転しないことも実行すべきでしょう。あの暑苦しい服装ではエアコンなしでは過ごせません。

 地球温暖化会議であるとか、環境問題の会議をしているのにスーツを着用しエアコンをばんばン使用しているうようでは説得力はまるでありませんね。

 ガソリンの値上は生活の見直しのチャンスではないでしょうか。良いことであると思います。郊外のレストランに車で食事に行くことは控えましょう。郊外の大型量販店へ車で行くことも控えましょう。近くのお店へ徒歩で買い物に行きましょう。

 できることから実行し生活を見直しましょう。

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2008.05.30

私鉄同士の情報の共有を

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(土佐電鉄の終点ごめん駅から見たごめん・なはり線のごめん町駅。できれば同じホームから乗り換えができれば乗降客は増えるでしょうね。)
 先日香南市夜須町で会合があり、土佐電鉄で知寄町から終点のごめんまで乗車しました。徒歩2分でごめん・なはり線のごめん町駅で安芸行き列車に乗り換えました。料金は土佐電鉄が450円。ごめん・なはり線が390円で合計840円でした。

 戻りは夜須から高知までごめん・なはり線ーJR四国を利用し、800円。高知駅から土佐電鉄ではりまや橋乗換えで知寄町に戻りました。運賃は190円。合計で990円かかりました。うっかりごめん町駅で降車することを忘れてしまったからです。

 不思議なのは土佐電鉄もごめん・なはり線も隣接し、乗り換え可能な駅同士が近いのに、乗り換え案内放送を車内でしないことです。何故なのでしょう?

 都市部の電車では、乗り換え案内放送をしつこいぐらい車内でします。また路線図に他社の乗り換え案内も書いてありますし、駅の自動販売機でも乗り継ぎの切符も販売しています。時刻表もインターネットで調べることも簡単に出来ます。

しかし高知では乗り換え案内などは不十分です。とりあえずは土佐電鉄と土佐くろしお鉄道から連携を始めていただきたい。両社の乗り換え共通時刻表の作成からしていただきたい。両社とも乗客は確実の増加するでしょう。私のように地元事情を知らない県民は多いでしょう。観光客なら尚更です。

 今ガソリン価格が上昇しています。6月から1Lが175円前後になるそうです。ますますマイカー通勤には厳しいご時世です。地方の公共交通機関に追い風が吹こうとしています。地方の私鉄にはチャンス到来でしょう。それには情報の共有化が必要。バスも含め乗り換え時刻表の作成から私鉄同士の連携を高めていただきたい。

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