建築物

2019.05.05

「割れ窓理論」で町内を奇麗に


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2019年5月3日(金)は憲法記念日の祝日。今年は天皇の退位と新天皇の即位があり、暦の上では「10連休」になっていましました。その関係で祝日でも同じ週の火曜日である4月30日はごみを市役所は収集します。しかし同じ週の5月3日の金曜日の収集日に、ごみを収集しません。
 高知市二葉町地域では、生ごみ類のごみ収集は、毎週原則火曜日と金曜日。プラスチック類は水曜日です。その旨を市民に全戸配布されている高知市広報紙の「あかるいまち」に小さな字で書いてはいました。

 今年は10連休だ、改元だという「騒ぎ」がありましたので、ほとんどの町民は「見落とし」ているか気が付いていないと思いました。
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  また5月1日(水曜)はプラスチックごみを収集しました。その時に生ごみを出している袋が3つあり、市役所のごみ収集車は回収せず「違反ソール」を張りごみ集積所に放置してありました。今年は4月29日(月)から5月1日(水)までは、雨が降っていました。何もアクションを起こさなければおそらく多くの町民は5月3日(金)にいつもどうりに生ごみを出すに違いない。2日の夜中から出す人もいます。3つありました。その違反ごみを回収し、分別して自宅へ持ち帰りました。
 それで5月2日(木)は晴れたこともあり、紙に「5月3日(金)はごみ取集はありません。」と書いて、多くのごみが出される集積所の道路路面と、フェンスと町内会掲示板に張り出しました。7枚張り紙を出しました。

 5月2日の夜中と65月3日の海へ出かける前の朝と、海から戻る夕方も見ましたが、ごみは1つもありませんでした。二葉町にも「割れ窓の理論」が通用する地域コミュニティがあるんだと安堵しました。
 「割れ窓の理論」というのは、街中にあるビルの窓ガラスが割れたままにしてありますと、そのビルの別の窓ガラスも割られ、他のビルの窓ガラスも割られ、まちが荒廃する。それで割れた窓ガラスはすぐに修理し、割れたままにしない。そうするとまちが荒れるのを抑止することができるという理論です。
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 昔まちづくりの勉強を少ししていた時に、アメリカの社会学者が言っていたように思いました。うろ覚えでしたが、ネットで検索するとありました。
ウィキペディアにも「割れ窓理論」の解説がありました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/割れ窓理論

 別の検索した文章には「割れ窓理論」の解説がありました。

「割れ窓理論」とは、ブロークンウインドウ理論ともいい、小さな不正を徹底的に正すことで、大きな不正を防ぐことができるという環境犯罪学の理論です。
割れた窓を放置していると他の窓も割られやすくなり、割れた窓を放置せずに修理しておけば、次に窓が破られることはない。ゴミだらけのところにはゴミが捨てられやすく、ホコリひとつなくきれいに維持されている場所を汚すのは気が引ける。
このような心理を利用することで、犯罪や風紀の乱れを早い段階で抑止できる、という理論です。この割れ窓理論を利用して、犯罪件数を大幅に下げることに成功した都市の例もあります。」(ビジネス心理学より)

https://biz-shinri.com/dictionary/broken-windows-theory

 私の場合、社会学者でもないし、治安維持の仕事をしている行政職員でもありません。個人的な想いとしては「道路にごみが散乱している汚らしいまちへは住みたくない。」というだけです。
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 運動府不足j解消のために散歩を時折しています。そのとき「ついでに」ポイ捨てしてあるたばこの吸い殻や、食材の包み紙やごみを回収しています。

 今回のごみ収集場所は角地にあり、4方向からごみが集まります。5月2日に違反ごみ袋を3袋回収。掃除をして、7枚の張り紙をしただけです。多くの二葉町の町民の皆さんがごみ出しに協力いただいたおかげで、2日の夜半から時折見守っていますが、1個のごみも捨てられていません。

 「割れ窓理論」が二葉町では通用しました。地域コミュニティがまだ健在であるということです。周辺の賃貸マンションの人たちの多くは、町内会や防災会に入っておらず、町内会や防災会の行事に参加されませんが、地域コミュニティの維持に協力いただいただけでも感謝です。
 このごみ集積所のすぐ斜め前に、カフェレスト・すみれがあります。店主の中川 善照さんに喜んでいただきました。二葉町の人気スポットのカフェレスト・すみれさん周辺は清潔であるべきだと思うからです。

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2017.05.28

津端修一さんについて

 超高齢者の両親(父97歳・母91歳)の健康状態が現在安定しています。それでようやくようやく2017年6月2日(金)に高知県立美術館ホール中庭で上映されます「人生フルーツ」という津端修一さんご夫妻を描いたドキュメンタリー映画を家内と一緒に観賞できることが出来るめどが立ちました。
 
 当日は美術館中庭での上映とか。スローライフの人生を全うした津端さんということで、食材販売のカフェなどが複数出店されるようですね。「文旦好きがこうじて」(の著者である松田雅子さんも今年最後の文旦で出店なさるようです。

 高名な建築家であり都市計画家であった津端修一さんですが、奥様を大事にされ、筋金入りスローライフな生活を実践された人です。FBでの知り合いの人の多く(高知在住の)が上映会に来られるようです。久しぶりに会える人もいるかもしれませんね。

 実は1992年に津端修一さんは高知市へ来てくれていました

 今から25年前の1992年に津端修一さんは高知へ来られ、講演をしていただきました。題目は「自由時間政策からみたこれからの都市再開発」でした。当時は三重大学地域共同研究センター客員教授という肩書でした。年齢は67歳ぐらいでした。

 当時私は高知青年会議所と言う団体に所属していまして、1990年から3年間「都市再開発セミナー」という連続セミナーを開催し、講演内容を「快適都市」という冊子にまとめることをしていました。

 津端修一さんについては、わたしは建築業界の人間ではないので全然当時知りませんでした。知り合いのNHK高知放送局の斉藤ディレクターが懇意にされていたというので、連絡していただき都市再開発セミナーで講演していただきました。

 今でも覚えていますが、津端さんは高知についてこういわれました。

「高知県は産業基盤が弱く所得も低い。経済格差があり、暴力団も暗躍している。共産党も根強い。なんかイタリアと似てますよ。

 イタリヤも経済は駄目だ駄目だと言われているが、実は市民は案外豊かに暮らしているイタリヤは日本のような学歴社会ではない。15歳で職人になり30歳ぐらいで親方になる。量産する製品ではなく、家具や革製品や靴や宝飾品などは高値で売れる。」

「それも生産者が直接・バイヤーに売る仕組みをこしらえているから、職人の手取りもいい。それを推進しているのが旧イタリヤ共産党。」

「イタリヤでは国民の家賃は政策で低く抑えられている。国民は2軒家を持っている人が居て、1軒を外国人に貸します。これは髙い家賃で貸せます。家賃が自分の給与より高いなんてこともある。」

「職人同士で融通し合い高値取引をするので、生活は優雅。家も貸して家賃収入もある。それでイタリアの市民は1カ月くらいの休暇も取れるようです。スモール・ファミリー・ビズネスが世界と取引しているんですよ。」と言われました。

 津端さんの発言は講演会で言われたのか、後のスタッフとの懇親会の時言われたのか25年も前の事ですから定かではありません。国はつぶれかけていても、国民各位は元気で案外豊かに暮らしているのがイタリアですよ。高知はイタリアに似ているんで、東京を目ざすのではなく、イタリアを目指すべきといわれました。

 「ヨーロッパは自由主義社会だが、公共が中心になって進める社会システムづくりに熱心だった。「快適都市」と言うのは、アクティブなシニアを育てられる社会システムを持つ都市環境、というのがヨーロッパ的な合意。

 あえて都市開発と言えば、社会的公平を目標にした社会システムをつくる開発だと考えている。

 毎日の平凡な暮らしにあらためてこだわって見ると、知らない間に豊かな生活ストックができてくる。それが大事だとしみじみと考えさせられた。

 まず、みなさんの身近なところから現代の都市づくり、快適環境を確かめることだ。やがては、1人1人の豊かな暮らしが高知をを変えていくだろう。

 高知県、高知市は、その僻地性のゆえに独自の構想力を持っているのだから」(快適都市3・1992年高知青年会議所・刊)

 当時1度しかお会いして話をしませんでしたが、25年も経過して覚えていますから強烈な印象を与えてくれたひとでした。

 半年ぐらいしてから自宅に津端修一さんから電話がありました。

「西村君 今度ニューカレドニアに一緒に行こう。カタマラン型の双頭ヨットで島々をクルージングするツアーがあるよ。料理はフランス人シェフが作る。ウィンドサーフィンも載せていくので楽しいセーリングが出来るから。」

 津端修一さんは趣味の1つがヨットでのセーリングでした。講演後の懇談では私も趣味が「海の散帆」ですので、セーリングの話ばかりしていたからです。当時はまだ長男は小学生であり、下の娘は保育園で、子育て真っ最中でした。行きたいがいけない立場でした。

 せっかくの優雅なセーリングのお誘いでしたが、泣く泣くお断りしました。後日ツアーへ行かれた津端さんから電話があり「良かったよ」と。そういう生活に今でも憧れはしますね。

 津端修一さんは大正14年生まれでした。母と同学年です。2年前に90歳でご逝去されたと。健康的な生活をなさっているんので100歳までは生きると思っていたので、ご逝去はとても残念です。
 
 そんな映画が興味心身です、当時のことを少しでも想い出すことができるのでしょうか?楽しみです。

また津端修一さんの「市民自治」を念頭においた都市づくりのありかたは、下知地区防災計画・事前復興まちづくり計画のなかで必要な視点ですから。

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2017.05.10

高松へ行っておりました。

 今朝は早起きして仕事の段取りをして、WEBでの質問に回答し、注文を処理しました。あれこれやっているうちに早い時間帯の出発が無理となり、結局8時前の出発。高知市内も通勤・通学の時間帯であり交通量も多い。
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 山岳高速道路の高知自動車道路をひたすら走りました。途中豊浜SAにてホットコーヒーを飲んで休憩。待ち合わせ場所のJR高松駅へ行きました。高松中央インターを降りてうっかり国道11号線を走行。混んでました。
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 高松駅の周辺も様変わりしていました。メーカーの担当を迎え、早めの昼食を屋島の、四国村へ行きました。わら屋へ行くのも久しぶりでした。中ジャンボの釜揚げうどんを食べました。食後は異人館の建物を移設した喫茶店でコーヒーを飲んで打ち合わせをしました。
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 31年前にともに頑張ってこしらえた工事現場のその後を視察しました。現場は都市化して変化にあらためて驚きました。
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2015.12.12

夜須の津波避難タワー


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 香南市夜須町ヤッシー・パークの対岸に国道55号線を渡り坪井地区に2015年11月に完成した津波避難タワーがあります。高さは10M位でしょうか。屋上まで上がると15メートルぐらいですね。斜路もあり手摺もあります。
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 ただ香南市の津波避難タワーは南国市と異なり、いつも鍵がかかっています。非常時に扉をけ破り中へ入ってくださいとの表示がありました。「無意味」ですね。香南市役所は市民を信用していない証拠です。鍵がかかっておったら非常時に安全に避難が出来ますか?出来ないと思います。暗闇で津波が迫ってくる状況で落ち着いて出来るのでしょうか?
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 こういう津波避難タワーのような施設は普段から周囲の住民が利用しないと駄目です。夏に手結の花火を見るとか。タワーの上で宴会や演芸大会をするとか。炊き出し訓練をするとかしないと駄目です。
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 こういう風景を見ますと行政の馬鹿さ加減を感じますね。

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2015.07.28

家屋裏面の防錆塗装

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午前11時半の事務所の温度は32度。湿度は90%蒸し暑い。台風12号崩れの低気圧のもたらした熱風の影響でしょうか。たまらん暑さです。
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 そんななか、屋外作業をされておられます。3人の塗装技術者の皆さんが防錆塗装作業をされています。今日は裏面の防錆塗装のようです。
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 30度ですと塗料の可使時間(ポットライフ。塗料として使用できる可能な時間)は、基剤と硬化剤を混ぜ合わせて約1時間。32度ですからもっと効果は早いはず。
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 手際よさが求められます。

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2015.07.25

外壁の防錆塗装が始まりました


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 外壁のサイディング・ボードも28年経過しますとよたっていました。防錆塗装として下塗りにカーボマスチッ15メタリックグレーを塗装しています。屋外作業も梅雨が明けないと出来ませんから。
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 綺麗に丁寧に塗装業者は塗装されていました。

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2015.07.14

台風対策をしています

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 大型台風11号が北上しています。「まとも」に四国直撃コースです。台風対策は今日中にしないといけないですね。明日は暴風雨になりますから。

 風が強くなり始めてからの台風対策は危険です。「その前」に対策をしておけないといけないです。

 植木を倉庫に入れたり、ラジオや乾電池を用意したり、停電対策もしないといけないです。

建築業者さんにお願いして、足場のメッシュ・シートですが、強風で煽られないように、巻き取って紐で束ねていただきました。

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2015.03.27

高知県の危機管理部署(胴元)は高台へ設置すべき


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 足かけ3年かけ、巨額の税金で高知県庁本庁舎をかけ、長期間にわたり耐震補強をしていた高知県庁本庁舎。これで安全かと思いきや、なんと免震装置のゴムに耐震性がないらしいとのこと。

 メーカーの東洋ゴム工業のデータ改ざんがあったらしい。なんともお粗末な話ではないか。呆れる。

 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150317/k10010018121000.html

 (NHKニュース)

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 しかしこれを契機にして本庁の他の部門はともかく、高知県庁の危機管理部の災害対策本部機能は、こちらではなく高台の強固な地盤の場所に移転すべきでしょう。

 高速道路の近くの大豊町か香美市、南国市あたりに県の危機管理部門と、医療保険部門、消防部門、警察部門と、介護福祉部門と、自衛隊などと選抜チーム編成し、365日、24時間対応できる体制にすべきではないかと思います。

 今度起きるであろう南海トラフ巨大地震は、阪神大震災規模の揺れが長く続き、東日本大震災クラスの大津波が沿岸部を襲います。更に県都の高知市市街地は最大2M地盤沈下し、水没し長期浸水状態に見舞われます。

 今まで近代日本人が経験したことのない未曾有の大災害となるでしょう。

 高知県庁の災害隊本部は高台地区へただちに移転すべきである。

 4年ほど前に当時の県の地震対策の管理職が「水没地域に居住している担当職員もいるので、4割程度しか大災害時に出勤できない可能性があります。その場合でもBCPを課内で行い、災害対策本部を4割出勤の課員で立ち上げる訓練をしています。」と得意げに語っていました。

 「完全な間違い」ですね。BCP(事業再構築計画)は企業や地域コミュニティがやるべきこと。高知県庁の危機管理部署は、100%安全なところに立地し、大災害時には直ちに稼働しなければ県民の命が危ないのです。

 100%出勤可能でなければならないのです。安全が確実でなく、出勤も全員がおぼつかない高知県庁本庁舎に災害対策本部をつくることは間違いですから。

 今度の南海地震では、高知市中心市街地は水没します。地盤が沈下しているので、簡単に水没は解消されないでしょう。大高坂山にある高知県庁は「前進基地」にすぎません。
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 岩手県遠野市が「支援センター」役になりました。その貴重な経験に高知県庁危機管理部は学ぶべきでしょう。

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2015.02.18

「耐震被覆による活動期に地震防災」を読んで


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 「耐震被覆による活動期に地震防災」(五十嵐俊一・著・構造品質研究所・2012年刊)を読みました。下知減災連絡会で一緒に活動している坂本茂雄さんにお借りしていました。筆者は東京大学工学部卒業後、大手ゼネコンである大成建設に入社、勤務の傍ら米国大学へ留学したり、東大で研究したりした経歴の人。書いていることもユニークです。

「現代の都市とインフラは、鉄筋コンクリートの発明とセメントの大量生産により実現したといえる。建設分野では、これがメンテナンスフリーで、地震で破壊することはないと信じられていたいうパラダイムがある。

 しかし前世紀末から鉄筋コンクリートは、その真の姿を現し始めた。経年劣化し、崩落を初め、大地震の度に崩壊し、多くの犠牲者を出している。環太平洋地震帯上に、かつてない高密度で急速に造られたコンクリートの都市とインフラは、大地震で壊滅する危機に瀕している。

 その他の地域でも経年劣化により早晩、崩壊する運命にある。これに対抗するために、大量の鉄とコンクリートをさらに投入するように求めても、資材、費用、労力ともにとても、追いつかない。診断や補強、補修を計画する専門家も不足している。」

 筆者は「鉄筋コンクリート構造物」の限界を謙虚に認め、限られた資源(人も)でより安全な工法を提起しているのではないでしょうか。

 耐震基準は現実に起きる地震に適合していない。また想定が低いので役に立たないとも。それから対策としても耐震補強の多くは費用の割に役に立たない。免震や制震もそれほど効果的であるとは言えないとも筆者は言います。
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(プレースを鉄板などで固めると、周囲が破損し、変形が大きくなりビルの倒壊につながると指摘されています。P53)
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P76の写真では「現行耐震基準の1・5倍の長期優良住宅が震度6強の揺れで倒壊。耐震強度不足の家屋は倒壊しませんでした。
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それで筆者は構造物の柱の部位を「耐震被覆」することを推奨しています。そのほうが、耐震診断や、耐震補強に多大なコストをかけるよりも、強度もコストも優れていると言います。

 (耐震被覆すると、全体でエネルギーを吸収し変形が小さくなります。)
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 さてそのあたりは正直どうなのかわたしには判断がつきませんでした。

阪神大震災以降に高架橋などの柱部分で被覆による耐震工事を見たことがありました。それが本当に効果があるのかどうか。今後の検証が必要でしょう。意外にもこうした建設分野でも「出たとこ勝負」というところがなんだかなとは思いました。

 香南市を走行するごめん・なはり線の高架部分の部位は柱部分に耐震被覆工事がされているようです。
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2014.10.09

「地震に備えて建物と家具」

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 下知コミュニティ・センター防災部会が開催している「防災連続セミナー・自助力を高めよう」の第2回目は、「地震に備えて建物と家具」でした。講師は西田政雄さん(防災寺小屋塾頭)でした。2014年9月24日に下知コミュニティ・センター3階会議室Cで行われました。

 地盤が軟弱である高知市下知地域は、地震の揺れが増幅され強くなる可能性が高い。揺れも長い時間になるので建物の被害も相当出ることは覚悟しないといけない。
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「震度5以上で固定していない家具は倒れます。震度6になると飛んで凶器になります。こちらは震度7が想定されている地域なので、家具の固定はあらためてやりましょう。」

「2004年の新潟中越地震では68人の死者が出ましたが、73%が家具の下敷きになり亡くなりました。冷蔵庫は重たく凶器になります。冷蔵庫の固定はとくに大事です。」

「家具の固定の基本は、家具と天井の隙間を埋めることです。そのことで倒れることを少しでも遅くすることが出来ます。」

「テレビはゲルの上に乗せて倒れにくくします。風呂場は洗濯機や乾燥機が置いてあれば倒れにくい工夫をしてください。」

「台所の水屋や戸袋は使用するときだけ開けるようにして、開かないようにします。ストッパーも市販されています。自作するのであれば、鉢金を折り曲げて、眼鏡状にしてひっかけるだけで戸袋は開きません。」
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 家の中でも「どこへ身を隠すのかを常に考えること」「防災用品と名前がつけば割高なので、工夫をしましょう。」と西田さんは言われました。

 次に家屋の耐震補強について話をされました。

「行政の補助のある耐震診断は、地震対策のなかった昭和56年以前に建てられた木造住宅です。後で耐震補強するかどうかは別として、家の健康診断ですから受けておいたほうがいいでしょう。自己負担は3000円ですから」と西田さんは言います。

 →高知市の住宅耐震診断の受付は住宅課です。

 https://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/60/taishinshindan.html

 各市町村でも住宅課あたりが窓口です。わたしも父の古家(築48年)が隣町のいの町にありましたので、申込み耐震診断を受けました。平屋の安普請の家屋でしたが、判定は「0・59」でした。1が倒壊しない基準です。

 雨漏りが酷くなりましたので、屋根の修理方々耐震補強も含め、西田政雄さんに相談しました。

「基礎が乗っかっているだけの古い家なので、行政の補助が最大110万円出たとしても、1にするためには建て替えするだけの費用がかかるでしょう。寝起きしている部屋だけを耐震補強して、屋根を軽くすることをすれば、耐震性は向上します。」と言われました。

 建築業者も紹介いただきました。結局瓦屋根を軽いトタン屋根にしました。居住部屋の1室だけ壁を張り替え、古いエアコンを撤去し、窓に飛散防止フィルムを貼りました。トイレもこの際水洗にしました。そういう住宅改造をしました。行政側の耐震補強の補助制度は使いませんでした。

 悪徳業者の特色も言われました。

1)チラシなどで勧誘する。

2)訪問を執拗に繰り返す。

3)他社の悪口を言う。

4)状態も調査せず、補助金内で収める。

5)実績数を誇示する。

6)契約を急ぐ。

 こうした業者は要注意であるということです。

 防災連続セミナーは、次回は10月29日に「無線機の使い方とマナー」です。

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