三好市との交流事業

2020.10.19

秋の四国巡業

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 2020年の10月13日から15日まで、「四国巡業」をしました。今回は徳島と高知の山間部地域関係を中心に巡回しました。
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 3日間とも秋晴れの晴天。暑くもなく、寒くもなく、空気が奇麗で心が現れました。仕事で巡回しましたが、「観光客気分」になりました。

 高知自動車道路や徳島自動車道は、山岳高速道路。トンネルがあれば谷に橋があります。難工事でさぞかしコストもかかっていると思います。その昔は一般国道の走行で片道3時間程度かかっていたところが、高速では1時間足らずで行けますから。
池田の街
 巡回した場所の1部の写真です。三好市池田へも行きました。「四国のへそ」の街ですから大事な場所です。
脇宝石店
 今回は高知県の早明浦(さめうら)ダムへも行きました。四国の水がめと称しているだけあって巨大さには圧倒されました。なんか謙虚な気分になりました。
早明浦ダム2
 山岳高速道路を走行しましたが、大地震があっても無事であってほしいと思います。東日本大震災では東北自動車道路も大きな被害を受けましたが、自衛隊の力で1週間で仮復旧しました。山岳高速道路の高知道、徳島道はそうなるかどうかは、わかりませんね。

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2019.08.13

広報下知減災22号


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 下知地区減災連絡会(森宏・会長)の広報紙「広報・下知減災22号」が発刊されました。坂本茂雄事務局長の編集・発行です。猛暑の中ご苦労様です。
 
 1面は、低地の市街地の特性のある下知地域を踏まえ「自助だけでは、守れない命もあるからこそ」「共助の防災力で「避難行動要支援者個別計画」にも着手検討を」の観点から、下知地域なりの「要配慮者支援」を下知地区減災連絡会で行うことが、6月4日の下知地区減災連絡会総会で決議されました。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-63579b.html

 平常時の声がけや、見守りに加え、災害時の安否確認や個別支援も検討していくことになりました。下知全地域で行う前に、二葉町他先行地域で取り組み、その成果を情報共有していこうということになりました。
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 2面は「下知地区防災計画」(2017年3月策定)
http://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/12/sitasirutikubousaikeikaku.html

 のなかで特に早期の実践課題として出てきました「下知ベスト10」での新たな動きを赤字で一覧表の中に表示しています。具体的には以下の項目が上げられています。

「家具転倒防止広報と家具化型付けの連携講習会の実施」(清掃専門会社との連携)

「高知市との協定で、要支援者の名簿提供を受け、下知内モデル地域で個別支援の着手」

「臨時情報」(半割れ時など)への対応の在り方、学習・準備検討。」

「下知コミュニティ・センターを活用した近隣防災会による避難所開設・運営・体験訓練」

「昭和小を避難所とする近隣防災会による避難所開設・運営・体験訓練」

「スマホDEリレーを取り入れた訓練の実施」

「挨拶運動の推進」(下知地域内連携協議会)

「国交省復興事前準備ガイドライン高知県震災復興都市計画指針の学習会」

「中小・零細企業BCPの勉強会」

「親子・津波避難ビル巡りスタンプラリーの実施」です・

 本年度も多様な事業が準備され、各単位自主防災会、下知減災連絡会、下知コミュニティ・センター防災部会で実施の予定です。
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 3面は、下知地区減災連絡会加盟の単位自主防災会や下知減災連絡会の行事予定を表記した「防災カレンダー」です。当該単位自主防災会行事以外にも参加しましょう。
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 「ロープワーク講座・実践編」は、9月4日が二葉町自主防災会。25日が若松町自主防災会主催で開催されます。10月27日は下知コミュニティ・センターにて「避難所開設・運営・体験訓練」が、二葉町・若松町、稲荷町、中宝永町自主防災会にて行われます。
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2016.07.13

下知地区防災計画づくりのスタートです(その2)ワークショップ

 鍵屋一さんの講演の後、さていよいよ34人の参加者で、本年度のワークショップの始まりです。下知地区の各地域の防災会や町内会からの参加者に加え、今回は企業の方や福祉事業所の方や初参加の方もおられました。
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 皆それぞれに忙しいので、継続参加が難しい。でも「下知を幸せにする物語」の軸は離したくはない。参加者一同そういう想いは共有できたのではないかと思います。顔見知りの人もいれば、見知らぬ人たちもおられます。5から6人が6つの班に分かれました。
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 そして「安心・安全で魅力的なまち・下知(しもじ)」について、各班ごとにフリートークをし、アイデアを出し合うことにしました。あらかじめテーブルに配布されている下知地区を現した地図に、自分たちが想定する施設や構想をポストイット紙に書き、貼り付けることをしました。
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 今回は30分程度の時間しかなく、各班のシャックルが出来ませんでした。構成員が入れ替わり、アイデアをお互いが見れば意見も変わり、またベ別のアイデアが出る筈です。今回は熊本地震の教訓と東松島市の「復興まちづくり計画」(住民の8割が賛同し、震災後8か月後に出来上っています。)が新たに情報として鍵屋一さんから付与されました。
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 住民の間の徹底した意見交換と合意形成の努力が、いち早く東松島市の復興計画を策定することができ、いち早く復興事業に着手することが出来たのです。また鍵屋さんから気仙沼市の「事前復興計画」(=まちのあるべき姿のイラスト)が、東日本大震災前に出来上っていて、震災後の復興計画は、ほぼそのイラストどうりに行われていることも報告されました。
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 各班でわいわいがやがやと意見交換し、各班の構想が発表されました。各班の意見のまとめは、地域防災推進課の中山さんと山本さんがホワイト・ボードに書きとめていただきました。
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(1班)

*丸池公園に200M高さの建物。

 江ノ口川の上に歩道橋型の展望台。

(2班)

*高速(鏡川大橋から あぞうの大橋まで高架道路を建設し、避難道路にする。その下は生活道路と遊びの空間、露天市が出来るようにする。

*丸池公園にサッカーコロシアム・区画整理事業で耐震高層住宅の建設。

(3班)

*自然地形を活用する。もともと下知は湿地帯。湿地帯を復活させ公園にする。

*津波が来ても浮くような住宅をこしらえる。

(4班)

*丸池公園を下知の拠点避難場所にする。

*丸池公園から五台山へモノレールを敷設する。

(5班)

*下知地域全体のかさ上げを行う。

*昭和小より西地区の区画整理事業の実施。

*広大な自然公園をつくる。

*川沿いを耐震補強工事をする。

(6班)

*土佐電鉄(国道32号線を走行)を高架にする。その下をイベント広場で活用する。

* 五台山への橋を6車線化する。拡幅する。

 などが発表されました。

 各班では2つの提案に絞りきれないアイデアなどもありました。

 時間が圧縮された関係や、熊本地震の教訓や、東松島市の事例も聞きましたので、ハード面主体の構想に片よりすぎた傾向がありました。

 昨年度のコンセプト・イメージは「子供たちが伸び伸びと遊べる、どこか懐かしいまち、下知」でした。ソフト面の提案やアイデアが今回は少なめの様でしちゃ。

 地図に貼りついた各班の構想や、ホワイト・ボードへに記入事項などを国際興業さん(コンサルタント会社)に次回までにまとめていただき、次回はそのまとめを活用したワークショップを時間をとって実施します。

 鍵屋一さんにご紹介していただきました東松島市の復興まちづくり計画。そのなかでもいち早く地域の復興をなしとげた矢本西地区。昨年6月下知地区有志にて訪問しています。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/22-8d88.html

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 次回の下知地区防災計画の開催予定日時は、2016年9月27日(火曜日)です。

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2016.02.21

雨のうだつマルシェでした。

 徳島県三好市池田町の脇幹人さんとは、1989年の野外コンサート以来の交流の歴史があります。2013年からは武川修士さんとの繋がりも出来ました。「もしもの災害の時の疎開を前提とした交流」も含め、2016年2月19日は、横田政道さん、吉本豊道さん、荒木三芳さん、矢野さん(土佐市・宇佐町)と西村健一の5人で、うだつマルシェへ車で来ました。
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 南岸低気圧の影響で朝から四国地方は雨。時折強く降ります。池田ICを降りて三好市総合体育館駐車場に車を置き、無料送迎バスにてJR阿波池田駅まで送迎いただきました。
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 駅前通りのアーケードを歩いていますと、若い女性たちの踊り子グループがダンスをしておりました。阿波銀行池田支店からの本町通りは、うだつマルシェが開催されている道路です。昔ながらの古い家屋の前に、軒先でユニークな店が出店しています。
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 たばこ資料館前で、「たばこせんべい」を買いました。また吉本豊道さんは、キセルで煙草を吸う体験をされておられました。
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 辛いこんにゃく加工品を横田政道さんが購入されていました。政海旅館前にカフェ・ピッコロの小谷鐡穂さんが香川県まんのう町から出店されていました。予約していた燻製チーズと自家製ジャムを購入しました。横田政道さんが、浮体構造物について考案者の小谷さんと意見交換をされていました。皆がカフェピッコロの燻製とジャムを購入し、取り置いていただいて、近くの柳生貸衣裳店の三階で上映される「蔦監督―高校野球を変えた男の真実」(蔦哲一郎監督作品)を皆で観賞しました。
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 既に満席で立ち見で見ました。監督で蔦文也監督の孫の蔦哲一郎氏が挨拶されました。「皆さんがイメージされている蔦監督の印象とは異なる姿が見れると思います。祖母の姿が多く写されています。」とのこと。
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 映画は2時間と立ち見で見るのは辛いものがありましたが、蔦文也監督は、「教育者」だったんだということがよくわかりました。学生野球から学徒出陣。特攻隊で終戦。社会人野球からプロ野球へ行くも1年でとん挫。池田高校の教員になり野球部に関わります。蔦文也氏にしても甲子園大会へ出場するのに20年はかかったといいます。
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 爽やかイレブンで準優勝。そして畠山―水野という超高校級の投手を擁して甲子園2連覇して池田高校の野球を全国に知らしめました。1992年に引退され、2002年に逝去されました。生涯は良いも悪いも教育者だったと思いました。清原選手がもし池田高校に在学しており蔦監督の指導を受けていたら、今のようにはならなかったでしょうね。映画を見ていてそう思いました。

 映画を終わったらお昼時に。雨が生憎強く降っており、屋外の飲食ブースは屋根がないので、飲食が出来ません。アーケード街の飲食店は何処も満席で入店できずじまい。
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 四国酒祭り会場でお酒は試飲だけで販売されないと言うことで、酒店で父と息子のために地酒を購入しました。運転手なので試飲は出来ません。
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 泣く泣く池田本町を後にして、昼食は池田町の国造沿いのレストラン・ウエノで食べました。牛丼定食は880円でしたが美味しかったです。ウエノは精肉店でもあるんですね。蔦監督も良く食べていたとか聞きました。
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 午後2時半位に撤収。高知へ戻ると雨が上がっていました。「震災5年目のまちびらき」のシンポジウムに行かれていました、大崎修二さんと井若和久さん(美波町)が来訪いただきました。大変いい講演会であったと聞きました。
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2016.02.14

2月20日には三好市・池田へ行ってみたい


 2016年2月20日(土曜)は、半日ぐらいまったりして徳島県三好市へ行ってみたいものです。
先日週刊現代特別号の蔦監督j特集を、三好市の武川修士さんに送信したところ、当日池田で開催される3つのイベントのご案内がありました。
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 蔦監督のお孫さんが制作されたというドキュメンタリー映画が上映されます。
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 またうだつマルシェというハイセンスなイベントがレトロな街並みの中で開催されます。
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 2013年に行ったことがありました。

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-8b06.html

 同時開催で「四国酒祭り」があります。

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2015.12.27

高知市役所は近隣市町村と何を協議しているのか?

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 私たちは海抜0メートルの島(東西南北を川に囲まれた低地)に住んでいます。

1)一体浸水地域から何日でドライエリアの避難所へ移動できるのか?

2)一体どこの避難所へ行くのか?

3)ドライエリアの避難所へは町内会単位で移動できるのか?

4)一体何日間で浸水が解消し、道路や水道・下水道はいつ復旧するのか?

5)応急仮設住宅もしくは、みなし仮設住宅へはいつ入居できるのか?

6)商業者の仮営業所や倉庫は高台地区に整備されるめどはあるのか?

7)大災害後のロードマップ(工程管理)はどうなっているのか?

 と常に高知市役所の防災部署に問い合わせをしておりますが、「一切明確な回答」はありません。事業再構築(BCP)などできるはずはありません。

 12月高知市議会にて、長尾議員の質問に防災部署が記事のように回答しました。ようやく近隣市町村と「協議に入った。」ということです。

 東日本大震災直後の6月から、二葉町は仁淀川町の役場や住民の皆様と交流をしてまいりました。常に市役所には私たちは「情報を提供」してきました。高知市役所からは「一切の情報が提供されていません。」

 二葉町と仁淀川町との交流

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 地震が起きれば甚大な被害が起きる地域(下知地域)の住民には情報を提供しない。回答もなしで、いったい高知市役所は近隣市町村と「何を協議」しているんでしょうか?

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2015.11.17

雨の徳島巡業でした。


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 今日は母の90歳の誕生日でした。朝から雨の中徳島を目指しました。なんせスピードの出ない15年目の父がかつて乗っていたサニーです。馬力がないし雨の高速は慎重運転なので、軽四にも抜かれます。高速バスの早い事。あっというまに追い抜かれました。
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 徳島市は川の町。吉野川大橋を渡りますと徳島市街地。しかし中心市街地は助任川や新町川もあり、吉野川流域で高知市同様に低地。以前岡村眞高知大学特任教授にいただきました徳島市の標高図では、市街地は標高が低く、南海トラフ地震で津波が襲来すれば、県庁も市役所も機能しないでしょう。安全な場所は眉山ぐらいですよ。(青い場所は海抜2M以下です。
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 徳島市街地は車が多く、雨ですので一段と多い。通販部門でのお客様の問い合わせの電話がありましたので、コンビニに駐車して電話でやりとりしました。北陸と東北の人でした。皆「錆対策」には真剣でした。
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 徳島市を巡回しているうちにお昼の時間に。高速を上がり池田(三好市)に向かいました。途中のSAで電話をするために入り、そこで「徳島ラーメン」(750円)を食べました。味は可もなく不可もなくでした。
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 池田の町並みは好きですね。古い家屋も保存され、再活用されていますから。ここは災害が少ない街です。徳島県西部の拠点都市であり、保育園から小中学校、県立高校や、県立病院など社会基盤が整備されています。疎開するには良い街です。
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 1989年以来お付き合いしている脇さんのお店へ寄りました。接客でご多忙のご様子。お待ちしている間に以前訪問された漫画家のやくみつるさんのサインと自画像を見つけました。
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 久しぶりでしたので長居をしました。ゆるゆると高速を戻りました。途中のPAには「凍結防止剤」が置かれていました。やはり塩なんですね。
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 橋とトンネルが連続する高知自動車道路。南海トラフ巨大地震で無事であるかどうかは起きてみないとわからないようです。
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2014.09.11

「いま災害を生き抜くためのことば」に参加して思うこと


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 2014年9月7日にNHK仙台放送局が制作した番組「いま災害を生き抜くためのことば」に参加していました。音声NHKラジオ第1放送の番組で午後5時5分から6時55分ま全国放送されました。

 NHK仙台放送局のスタッフの皆様とは当日まで事前に面談はしていませんが、担当者の塚原奏介さんとは事前に何度もメールでやりとりをしたり、時に電話で話をしたりしました。個人的な事を申せば、わたしは今まで一度も東北の地へ行ったこともなく、「仙台へ来られてラジオ番組へ出演しませんか」と言われましたが、私ごときでいいのでしょうか。ちゃんと他の出演者の京都大学助教の奥村与志弘さんやタレントの山口もえさんと話がかみ合うかどうか正直心配でした。
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 事前のNHKの事前取材録音が5本あり、そこがしっかりしていましたので、番組進行はスムーズでした。わたしの技量不足で感想を言うにとどまり、「仁淀川町と二葉町との取組」や、「徳島県美波町との交流」「神戸市長田区鷹取町内会との交流」については紹介できませんでした。

 日程的にシビアでしたので、仙台市は駅から仙台放送局との間の徒歩15分と、帰りにホテルから駅まで15分の歩きで街並みを垣間見ただけでした。それでもあるキリスト教教会に「ボランティア募集」の看板があり、朝日新聞や河北新聞の記事に「震災関連」があり、やはり四国で感じていること以上に深刻であると思いました。
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 「いま災害を生き抜くためのことば」番組について

 番組では5つの事前取材と録音にて構成されていました。

1)岩手県洋野町では、「津波の犠牲者が0」でした。その背景は?

 ベテラン漁師のくらさん(77歳)は、「揺れ方がいつもと違う。これは大津波だ。」と周りの漁師や港にいた人たちを高台へ避難するように大声で呼びかける。地震後とまどいう動けなかった人たちに「スイッチ」が入り、皆が逃げることに成功し、犠牲者は出ませんでした。

 凄いのは、娘さんも「きっと無事だろう」と信じて、1人で探すこともせず高台へ逃げたそうです。

 「津波てんでんこ」の実践事例です。「てんでんこ」は「てんでんばらばらに」の意味で、「人にかまわず必死で逃げろ。」という意味です。「津波対策はハード、ソフト両面あるが、特にソフト面が非常に大切なことが証明された。各家庭で津波の時にどうするか、考え続けてほしい。それが集まることで真の対策となる」(岩手日報)

 まさに岩手県洋野町の人達は「津波てんでんこ」を実践して助かりました。

 「板子一枚の下は地獄」の世界で仕事をしている漁師さんたちは、私は「海の神様」であると思います。わたしもセーリング(ヨット)を遊びでしていますから。2度ほど冬の強風の海で漁師さんに助けていただいたことがありました。

 「冬の青空で北の山へりに白い雲がへばりついていたら大風が吹くので絶対に海へ出られん」と言われました。私が自力で戻れなくなったのは、今思えばそういう気象条件でした。

 ベテラン漁師のくらさん(過去津波に3回遭遇とか)が「これはただ事でねえ。偉い津波が来る。逃げろ!!と叫んだのは物凄い説得力がありました。その一言で経験の浅い若手漁師にもスイッチがはいったのですから

 家族を「探すのではなく、その場その場で、てんでんばらばらに1人1人が高台を目めざして逃げること。そのことを家族と地域のルールにして、しかも実践されたことが凄いことです。

 昔の人が考案した「津波てんでんこ」は優れた言葉であると今更ながらに思いました。

 四国にはそのような優れたコピーはありません。「命山」と呼ばれる小山が沿岸部にあります。

 私がセーリングを年中やっている香南市夜須町。過去の南海地震の大津波で「亡所」という表現が古い記録にあるように被害がでている地域です。この地域の坪井に30メートルの高さの小山があり観音山と言われています。

 言い伝えでは大津波が夜須を襲いました。ひとびとはこの山へのがれて命が助かりました。しかしそのうち何人かは山を下り、自宅へ戻り金目のものを取り出そうとして次の津波の大波にのまれ亡くなりました。
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 徳島県美波町(由紀)には、日本最古の「津波に注意する」石碑があります。
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 石碑には「逃げたら金目のものにとらわれず、家に戻るな。」と刻まれているそうです。この山は人々の命を救う「命山」とも呼ばれています。

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_2320.html

 「命山」とよばれている高台は四国に何か所かあるようです。

2)地域のリーダーの責任を考えさせられました。

 山元町ではラジオの予報で津波の襲来を知ってもなかなか地域の人たちが逃げない。区長さんが懸命に説得しても逃げない。90歳のお爺さんを説得中に津波に巻き込まれ、なんとか一命を取り留めました。

 番組の中で区長さんの言葉が紹介されていました。

「自分の区の犠牲者は59人。住宅団地だけで、12.3人亡くなる。近所で固まっていた人も亡くなる。他の区長は、避難を言いまわっているうちに犠牲になった方も。

 自分の命は自分で守り、自分で避難するのが本当でしょう。気持ちの問題として、区長は地域のために働く。自分だけが助かろうとは思えない。

 地域のために働くはずだという住民の期待も感じる。我先に逃げていいのか、悩ましい。そんなことしたら後々まで非難されるのではないか。」と。

 重たい言葉です。

 私の私見は「役目を持つ人の問題ですが、自主防災会は救助のプロでもないので、あくまで事前の啓発や呼びかけ、事前対策がすべてです。自分や家族の命は自分で守ることが大原則です。」

山元町の区長さんは真摯で地域の人達の動静を把握されています。緊急事態にも災害弱者と言われる地域の高齢者をなんとか助けようと奮闘されておられました。では自分はそれが出来るのかと問われれば、それは出来ないと思います。

 うちにも超高齢者の要介護度1の両親がいます。家族があります。小さいながらも会社を経営しています。危機的な状況の中で、避難しようとしない地域の住民を敢えて説得する選択肢は私にはありません。やれることは事前対策がすべてです。

 わたしなりに自主防災会の補償制度や保険についても調べました。

 「現状では自主防災活動で怪我をしたり命を落としても補償はなにもないです。」

 高知市の消防団員をしている知人に聞きました。消防団員は火災現場へ駆けつけ消火活動をしますが、その際怪我をしてもちゃんと保険が掛けられていて、死亡したら多額の見舞金が出るように聞きました。

 一方地域防災の一翼を担うと期待されている自主防災会。現状では南海地震が起きて、ご近所の人達を救助しようとして怪我をしたり、死亡しても消防団員のような補償は全くありません。無保険状態なのです。

 損害保険に詳しい知人に「自主防災会メンバーを対象とした傷害保険はありませんか?なければこしらえることは難しいのでしょうか?」と聞いてみました。

 回答は「全国市長会市民総合賠償保障保険というものがありますよ。そのなかでおそらく自主防災会の活動もカバーされているのでは」との回答を得られました。

 全国市長会市民総合賠償保障保険(奈良市の事例))

 http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1244454343983/index.html

 全国の市町村が加盟をしていますが、補償内容が「ボランティア活動」や、防災訓練時の事故などに限られていて、実際の地震や津波での活動は「補償対象外」と明記されているのです。

 例として取り上げました奈良市の場合も「対象外」と書かれています。

■ 補償の対象とならない事故

* 該当行事等に参加するための往復途上の事故
* 給付対象者の故意
* 死亡給付金を受けとるべき者の故意
* 給付対象者の自殺行為、犯罪行為
* 給付対象者の酒酔い状態での事故、又は無資格運転による事故
* 給付対象者の脳疾患、疾病又は心神喪失によるもの
* 大気汚染、水質汚濁の環境汚染
* 地震、噴火または津波
* 医学的他覚所見のないけい部症候群(いわゆる「むちうち症」)や腰痛
  ---など

 ではなぜ自治体は「自助」「共助」「公助」を言い「自助が7割・共助が2割・公助は1割です。」などと無責任極まりないことを言うのでしょうか?

 公助(行政)の2倍も(共助)が担うべきであると行政側は日頃公言するのに、防災活動をする自主防災会の構成員の「身の安全」「傷害保険」については何の手立てもしていません。全く無責任極まりない。社会的なケアする仕組みづくりが大事なのではないか。この件に関しては掛け声だけでなにもしないのが行政当局です。

 
 ちゃんと補償があると言うなら、具体的にそのしくみを解説いただきたいものであります。

3)洋野町の消防団員は「率先して逃げる」ことをルール化していて住民も熟知している。

 時間を決めておられ「何分経過した。これ以上は危険。消防団は率先避難する。」と消防自動車をともないサイレンを鳴らしながら高台へ避難された。それを見ていた住民各位は「消防団が避難しているぐらいだから大変な津波が迫っている。ただちに何を置いても高台へ逃げなくてはいけない。」というメッセージにつながりました。

 これは良いルールであると思いました。消防団はボランティ組織とは言え、行政組織と末端で繋がっています。災害罹災情報は行政から逐次無線で送られてきます。危機が迫っていることをいち早く知ることが出来ます。

 それゆえ知りえた危機的な状況を、的確に住民各位にすみやかに伝達することが消防団には求められます。地域の自主防災会は残念ながら現状では、行政側の情報を提供される立場にはありません。無線も繋がっていませんから。


4)桂島では若手住民が高齢者を優先的に車を活用して高台に避難させ、避難が完了した後、津波が押し寄せましたが皆が助かりました。

 聞いていまして、とくにルール化していなかったようですが、島の人たち同士が顔見知りで島で1番弱い人たちが誰なのか、どこに住んでいるのか熟知しておられました。それゆえ自分ができることはなんなのか。短い時間の間に何をするのかが理解し、行動して成功された数少ない事例でしょう。

 都市部で町内会さえ入らない身勝手な住民が多い今日この頃。地域全体が顔見知りにはなかなかなりにくい。でも工夫して地域コミュニティを再生することが、防災・防犯ン・見守りにつながることではないかと思いました。


5)避難先で待ち受けた苦難。大勢の避難者で混乱している避難者では、傷害を持たれた人や慢性疾患を持たれた人や、乳幼児などへの対応がとても難しい。

 レポートでは視覚障碍者の方が、なんとか高台の避難所へ避難したものの、勝手がわからず苦労され、ついには体調を崩されてしまったとの報告がされました。

 ではどうすればいいのか?二葉町自主防災会では、既に1つの答えを出しています。それは町内住民全員を対象とした防災世帯調査の実施です。
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 7年ぶりに行われた二葉町防災調査。今回も前回同様に、世帯構成や、緊急時連絡先、病歴。介護歴などを自己申告制で記入いただきました。更に今回は「資格」保有者の申告もお願いしました。

 特筆すべきは、「医療・介護」分野の有資格者が複数二葉町内におられるということです。

 看護師は元されていた人も含めて7人おられました。医師も2人おられます。介護士の資格保有者は6人います。助産婦の資格保有者もおられました。理学療法士などもおられます。

 美容師も5人おられます。アマチェア無線保有者も複数おられます。建築士も複数おられます。手話通訳の資格保有者の方や、調理師の方もおられました。高圧ガスの取扱者や危険物取扱者も複数町内におられます。

 大災害直後は、行政機関の速やかな支援は期待できません。「共助」力を高めるために、大変有益な調査であったと思います。

 取りまとめをされまし荒木三芳二葉町自主防災会副会長に感謝申し上げます。

 全世帯を対象とした「防災世帯調査」を二葉町は実施しました。町内のデータはももっています。しかし周辺の町内はまだ実施していません。それとは別に各個人が携帯カード式で「SOSカード」を下知地域の全世帯に配布したいと検討しています。「わたしは●●に障害があります。」とカードの表に表記し、裏には保険書番号や病歴・介護歴を記述し、薬手帳も携帯する方式。避難所ですぐに手が打てます。自主防災会では予算がないので、社会福祉協議会に要請しています。
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 やれること、できそうなことはどんどん提案しています。

 二葉町内の津波一時避難(退避)場所への避難行動と、下知コミュニティ・センター(避難収容所)との携帯トランシーバーを活用した情報伝達訓練を実施しました。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-ba99.html

(検討している課題について)
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 「みなし仮設住宅」として、中山間部にある空き家が活用できないか。改装する費用や、維持費用の支援はなんとか取り付けられないだろうかと検討しています。

1)昨年仁淀川町側より「疎開保険」の提案がされました。1人年間1000円の会費を二葉町契約者が払う。もしもの時に宝来荘に宿泊し、空き家探しを行うことが出来る。その間宝来荘を安く利用できるなどの特典が提案されています。まだ検討協議中です。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-7d0a.html

2)仁淀川町の家屋を所有している知人から昨年借ることにしました。しかし6年位住んでいないために廃屋状態に。手入れさえすれば居住は可能ですが、その費用が出ません。「みなし仮設住宅扱い」を行政側がしてくれて、支援を戴ければ、」二葉町は独自に町民用の避難住宅をいくつか仁淀川町内に確保することが出来ます。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-b57b.html

(構想としては大きく長期的に取り組んでいく課題)

1)高密度発泡体を活用した浮体構造物での浸水対策

 南海地震発生と同時に液状化が始まり、地盤が沈下し、浸水が始まります。津波一時避難(退避)場所や、津波避難ビルは階段で垂直避難しなければならない。歩けない人たちは介助が必要。高齢化している地域ではとても難しい課題です。
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 元橋梁技術者である小谷鐡穂さんに「高密度発泡体を活用した浮体構造物」を考案していただきました。「高密度発泡体を活用した浮体構造物」は船ではありません。筏のようなものです。低地の被害者は水平移動で「高密度発泡体を活用した浮体構造物」が埋め込まれている公園や空き地へ急ぎます。安全に退避できます。浸水が始まれば浮き上がります。定員の制限はありません。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-ce44.html

2)モンゴル民族の知恵 ゲルを仮設住宅に

 モンゴル民族は移動式の家屋で大草原を駆け巡っています。基礎工事などが不要なゲルは、家具一式が揃っており、雑魚寝であれば20人は収容できます。学校の校庭、公園やゴルフ場などに簡便に設置でき、簡便に現状回復ができます。モンゴルと交易している友人によれば、20組をモンゴル本国からコンテナーで運び、組み立て指導まで入れて約700万円程度とか。雑魚寝でいくと400人分の仮設住宅。家族で行くと20家族分の住居が建ちます。そういう柔軟な発想も必要です。
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3)立体換地による下知地域の防災都市整備事業の展開

 地域の合意形成が確率してから、区域を更地にして、耐震地盤をこしらえ、整備地域を10m嵩上げします。その上に耐震高層の建物を建築し、再開発します。住居と部屋を立体換地する。商業店舗や公共施設も誘致する。高知市内中心部にほど近い下知地域が安全・安心な市街地になれば、高知市の価値も上がります。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-55c0.html

4)住民によるまちづくり協議会の発足

 下知地域の団体、グループ、個人などが集まり下知地域内連係協議会をこしらえます。10月には結成できると思います。その地域内のコミュニティ組織を元にして「まちづくり協議会」を近い将来発足させ、事前の震災復興計画を検討するようにします。「立体換地」か「集団移転」かしかこの地域の復興はありえませんから。

 内閣府も市民の動きに注視しているやに聞きます。コンタクトをとり真意を確かめてみたいと思います。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-e800.html

1995年の阪神大震災で大きな被害を受けた神戸市長田区鷹取東地区。石井会長が昨年高知市で講演会をしていただいたときに「こちらの地域は近い将来南海地震が起きることわかっているんなら、自分らのまちをそうやって再建するのかを、地震が起きる前から市役所と一緒に協議会をこしらえ研究・検討会をつくるべきだ。」と助言をいただきました。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/2-4326.html

5)太陽光パネルによるLED照明灯の設置

 真摯な民間企業2社が資金を提供し、避難所、津波避難ビル、避難路、津波一時避難(退避)場所に設置する事業計画。先行モデルは東北3県でJS・Fundationが300灯以上立てています。

 今後来るであろう南海地震対策として実施しようとしています。種々難しい問題もあり、現在行政側と折衝中です。

 http://www.js-foundation.com/

 ともすれば行政主導の防災・減災対策は、「悪平等主義」に取りつかれ、「とりあえず防災」になりがちで効果が上がりにくいものです。市民の目線での減災対策をいくつか実施したいと思っています。

 荒唐無稽な発想もあるでしょうが、低地に住む高知市下知地域全体の住民が「生きのびる」ことは簡単なことではありません。「とりあえず防災」を言い訳にする行政任せでは、命も暮らしも守れないことは確かですから。やれることを「面白く」やることをし続けたいのです。

 「2015年は石巻市訪問交流研修ツアーを実施しようと思っています」

 「高知市下知地域は驚くほど石巻市に似ていますね。」と言われましたのは、今年1月に講演いただきました河北新報社編集局報道部記者の土屋聡史さんです。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-4759.html

 来年5月以降有志で石巻市を訪問し、地元の皆様と交流し、現地を見学し、復興・復旧の課題問題点を見つけたいと思っています。それ一度の訪問にとどまらず、可能であれば継続的な交流ができるようにしたいと思っています。

 2008年に阪神大震災で大きな被害を受けた神戸市長田区鷹取東地区を二葉町自主防災会有志は訪問しました。住民同士の話し合いはとても有益でした。


http://futaba-t.cocolog-nifty.com/blog/cat31916625/index.html

 2013年には「長田復興から学ぶ!下知復興への備え」という表題で、鷹取東地区のリーダーである石井弘利さんに講演いただきました。

「「住民側は集まって、まちづくり協議会をこしらえて、地域の要望を役所に言うことや。言わないと何も始まらん。それをせんと文句ばかり言っても何も変わらん。

 住民側も勉強せんといかん。役所に対抗するには勉強が必要や。地域の絆を強めて、地域からの要求を聞いてもらうことや。それにはメンバーには役所の人にも入ってもらい、一緒に地域づくりをやっていたらえいと思う。

 いずれにしろこの地域は南海地震が来るのだから、。その時に困らないように、地域の地盤のかさ上げをするとか、耐震地盤をこしらえるとか、耐震高層住宅を建てるとか地域の要求を行政側に出すことや。それを地道にやっていくことです。」

  下知地域の文化や歴史を掘り起こすことも必要でしょう。

 市民と行政の協働で、準備段階から慎重に真摯に協力し合いながら、とりあえず「地域連携協議会の研究会」をこしらえたいと思います。それが熟成したところで「準備会」をこしらえます。それから発足に向けた事業計画を出し、可能なら今年中にこしらえたいと思います。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-9e88.html

 NPOや企業やグループも参画できる仕組みにしていきたいと考えています。10月に「地域内連係協議会」は発足することになっています。

 偶然見たNHKのTV番組で「復興するチカラ in アメリカ」が印象に残りました。

東日本大震災で大きな被害を受けた東北3軒(宮城・岩手・福島出身の大学生3人が、アメリカのニューオーリンズとサンフランシスコを大学準教授とともに訪問し討議する番組でした。

 ニューオーリンズと言えば2005年位にハリケーン・カトリーナが直撃し、大きな被害を受けた街です。全く当時から復興していない街があると思えば、ベトナム系移民の多い街では、住民自らが知恵と労力とお金を出し、コミュニティを復興させていました。

 カトリック教会の牧師がリーダーで住民同士で討議しまつづくりをやっていました。

 またニューオーリンズは災害以降に「起業家」が爆発的に増えたそうです。起業家をサポートするNPO法人まであり、学生たちは訪問し理事長との懇談。日本ではともすれば大企業を誘致しよいうとか他力本願的な発想ですが、ここでは「やって見なはれ」の世界。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-26b6.html

 失敗したらまたトライすることやの理事長は頼もしい。

 サンフランシスコでは面白い市職員が登場。しきりに「レジりエンス」という言葉を使用していました。「災害に負けない力」とでもいうのでしょうか、しなやかに地域を街を復興させるということです。

 地域コミュニティの再興をめざしているとか。市の職員は「サンフランシスコは全米でも人気の高い復興明媚な街・しかしこの10年で住民の6割が入れ替わった。そういう状態では災害時に弱い。コミュ二ティを再興しないといけない。」とのこと。

「住民一人一人が立ち上がる レジリエンスで復興を加速せよ」
「街づくりが復興力を高める 全員が町のオーナーだ!」が番組のキーワードでした。

 高知市下知地域においてもこれから「地域内連係協議会」が誕生することになっています。やはりそれは地域コミュニティの再興であり、「おもしろい街」になることです。

 「レジリエンス」という言葉も初めて聞きましたが、地域のしなやかな復興力と言うものでしょう。やはりそのためには地域の住民同士のつながりが必要であるし、地域を元気にする「お祭り」も必要だし、「企業の力」も必要です。

 今回仙台放送局制作のラジオ番組に参加し、また戻ってきて考えたことをまとめてみました。

 

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2014.04.23

「里山資本主義」を読んで

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 「里山資本主義」(藻谷浩介・NHK広島取材班・共著・角川書店・2013年刊)を読みました。このところ高知県山間部の仁淀川町や徳島県山間部の三好市井川地区への訪問が続いていましたので、より現実味のある提案事項として読みました。

 昨今は「アベノミクス」と称した日本銀行による大幅な金融緩和と資金供給がされ、一時的な株高は歓迎され、円安も輸出関連企業で歓迎されたものの、輸入する食料やエネルギー資源が高騰し、国民生活に大きな不安をもたらせています。

 また「少子高齢化」がことあるごとに問題視され、「経済を成長型に再生しなければ日本の未来はない。」と声高に語られ、近隣諸国との憎悪の反復と軍事的な緊張までもららそうとし、原発の再稼働と輸出、武器輸出と「戦争のできる国」への変質もされようとしています。なんだかおかしな世の中になりつつありますね。

藻谷浩介氏は元は日本政策投資銀行(元日本開発銀行)に勤務されていましたね。グローバル経済の話をされていたように記憶しています。10年ほど前でしたか高知市に講演に来られた時に傾聴に行きました。その時は銀行を退職され、全国各地の地方都市をくまなく訪問し(ほとんど私費で)、まちの人達と会話しているとのことでした。かなり足で稼いでいましたね。

 そして今回の「里山資本主義」。NHK広島放送局のスタッフが田舎でありながら「異様に元気な」中国山地の山里を取材するうちに藻谷氏と共鳴し「里山資本主義」という概念をうちたてられたようです。「マネー資本主義」との対極の概念であり用語です。

 「里山資本主義」とは何かを著作から断片を拾ってみます。

「里山資本主義は、経済的な意味合いでも、「地域」が復権しようとする時代の象徴と言ってもいい。大都市につながれ、吸い取られる対象としても「地域」と決別し、地域内で完結させようという運動が里山資本主義なのである。」(「21世紀の先進国はオーストリア」P103)

 NHK広島放送局取材班は、オーストリアの林業をつぶさに取材し、里山資本主義の成功例としてあげています。つまり林業を主体に産業振興し、エネルギーを地元の森林資源で自給し、国を挙げて林業振興しているようです。

 CLTという木造の集成材を生産し、オーストリアでは次々と高層住宅が建築されています。従来鉄やコンクリートで建築されていた建築物が集成材のCLTで建築されるようになり、」手じかな森林資源がエネルギー源だけでなく、建築資材・産業資材として活用されているところに里山資本主義の原点の1つがあるようです。

「次世代産業の最先端と里山資本主義の志向は「驚くほど一致」している」(P238)

「日本企業の強みはもともと「しなやかさときめ細かさ」(P242)

「スマートシティが目指す「コミュニティ復活」(P247)

「都会のスマートシティと地方の里山資本主義が車の両輪となる」(P248)

 「これからの日本に必要なのは、この両方ではないだろうか。都会の活気と喧騒の中で、都会らしい21世紀のしなやかな文明を開拓し。ビジネスにもつなげて世界と戦おうと言う道。

 鳥がさえずる地方の穏やかな環境で、お年寄りや子供にもやさしいもうひとつの文明の形をつくりあげて、都会を下支えする後背地を保っていく道。」(P248)
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「里山資本主義は保険、安心を買う別原理である」(P282)

「繰り返すが、刹那的な行動は、われわれは日本人がマネー資本主義の先行きに関して根源的な不安を抱き、心の奥底で自暴自棄になってしまっていつところから来ている。そしてその不安は、マネー資本主義自壊のリスクに対処できるバックアップシステムが存在しないことからくる。複雑化しきったマネー資本主義のシステムが機能停止した時に、どうしていいのかわからないというところから不安は来ているのだ。」(P282)

「里山資本主義こそ、お金が機能しなくなっても水と食料と燃料を手にし続けるための、究極のバックアップシステムである。いや木質バイオマスエネルギーのように、分野によってはメインシステムと役割を交代することも可能かもしれない。
 なににせよ、複雑で巨大な1つの体系に依存すればするほど内心高まっているシステム崩壊への不安を、癒すことができるのは、別体系として存在する保険だけであり、そして里山資本主義はマネー資本主義における究極の保険なのだ。」(P283)
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 引用が長くはなりますが、「里山資本主義」の本質をめぐる記述なので、更に続けます。

「大都市圏であっても、ほんの数世代までは、四季折々の風に吹かれながら、土に触れ、流れに手を浸し、木を伐り、火をおこして暮らしていたのだ。

 実際問題、里山で暮らす高齢者の日々は、穏やかな充足に満ちている。遠い都会で忌まれているあれこれの策動や対立や空騒ぎには嫌なものを感じつつも、毎日登りくる陽の光の恵みと、四季折々に訪れる花鳥風月の美しさと、ゆっくり土から育つ実りに支えられれ、地味だが不安の少ない日々を送っている。

 なぜそういうことになるのか。それは、身近にあるものから水と食料と燃料の相当部分をまかなえるという安心感があるからだ。お金を持って自然と対峙する自分ではなく、自然の循環の中で生かされている自分であることを、肌で知っている充足感があるからだ。

 この里山資本主義という保険の掛け金は、お金ではなく、自分自身が動いて準備することそのものである。保険なので、せっかく準備していても何かのきっかけがないと稼働しないかもしれないが、しかし準備があるとないとでは、いざというときに天と地との差が出る。日常の安心にも見えない差が生まれる。正に保険とは安心を買う商品であり、里山資本主義とは己の行動によって安心を作り出す実践なのである。」(P283)

 
「刹那的な繁栄の希求と心の奥底の不安が生んだ著しい少子化」(P284)

 マネー資本主義が日本より深化している韓国や中国や東南アジア諸国においても、「少子化」は始まっていて、日本より出生率が低い国や地域まであるとのこと。
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 政府の一部に「建設業や介護分野など外国人労働者を参入させ、移民政策をすべきだ。」との意見もあるようですが、藻谷氏はこれには批判的です。

「移民の本格導入は、この問題を全く解決しない。移民も、移住先の国民と同化すればするほど出生率も移住先の国民と同レベルまで、急速に低下するからである。日本より出生率の低いシンガポールでは、居住者の3割が外国人という状況だが、日本同様の子供の減少が続いている。」

「よく誤解されているのだが、若い女性が働くと子供が減るのではなく、むしろ若い女性が働いていない地域(首都圏・京阪神圏、札幌圏など)ほど出生率が低く、夫婦とも正社員が当たり前の地方の県のほうが子供が生まれていることは、統計上も明らかである。

 もう少し定性的に言えば、通勤時間と労働時間が長く、保育所は足りず、病気の時のバックアップもなく、子供を産むと仕事を続けにくくなる地域ほど、少子化が進んでいる。保育所が完備し。子育てに親世代や社会の支援が厚く、子育て中の収入も確保しやすい地域ほど、子供が生まれているのだ。」(P286)

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「社会が高齢化するから日本は衰えるは誤っている」(P290)

「里山資本主義は健康寿命を延ばし、明るい高齢化社会を生み出す」

 健康寿命を延ばし、元気な高齢者がたくさんおられる地域は長野県であると藻谷氏はいいます。それは食生活の改善や運動の奨励など長年の生活習慣改善の努力の成果であると言います。

「高齢者が多く住む山村部分では、土に触れながら良質なも水を飲み清浄な空気を吸って暮らし、自宅周辺で採れる野菜を活かした食物繊維の多い食事を摂る暮らしが続いている。生活の中に。普通に自然との触れ合いが取り込まれている。」(P294)

 日本全国が長野県並のパフォーマンスになるだけで、高齢者の増加による医療福祉の負担増はかなりのところまで抑えるところができる。」

 大都市部でも地方都市でも空き家や空き地が増えるので、家庭菜園に活用されれば、そこが藻谷氏の言う「里山資本主義」の実践になるようですね。

楽天的な見通しにも励まされます。
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藻谷浩介さんは「2060年の明るい未来」という表題で締めくくっています。もし私が2060年まで生存しておれば、107歳というところです。ただ「生きている」のではなく、社会的な活動もし、健康寿命を保っていることが大事ですからね。

「そもそも人口減少社会は、1人1人の価値が相対的に高くなる社会だ。障害者も高齢者もできる限りの労働で社会参加し、金銭換算できる・あるいは金銭換算できない価値を生み出して、金銭換算できる・あるいは金銭換算できない対価を受け取ることが普通にできるようになる社会でもある。」(P301)

「実際問題、日本の1400兆円とも1500兆円とも言われる個人金融資産の多くを有する高齢者の懐に、お金(=潜在的市場)は存在する。大前研一氏のブログによれば、彼らは死亡時に1人平均3500万円を残すというのだが、これが正しければ年間100万人死亡する日本では、年間35兆円が使われないまま次世代へ引き継がれているという計算になる。

 日本の小売販売額(=モノの販売額。飲食や宿泊などのサービス業の売り上げは含まない)が、年間130兆円程度だから、その35兆円のうち3分の1でも死ぬ前に何かを買うのに回していただけば、この数字は1割増になって、バブル時も大きく上回り、たいへんな経済成長が実現することになってしまう。」(P272)

「今世紀日本の現実は、個人にまったく貯金がなかった終戦直後の日本や、今の多くの外国とは訳が違うのである。更にいえば、高齢者自身が何を買う気がなくても、お金さえあれば消費に回したい女性や若者は無数にいる。

 「デフレの正体」で論じたように、あらゆる手段を使って、高齢富裕層から女性や若者にお金を回すこと(正道は女性や若者の就労を促進し、給与水準を上げてお金を稼いでもらうこと)こしが、現実的に考えた「デフレ脱却」の手段なのである。」(P273)

 高知県も人口が減少している県の1つです。藻谷さんの言われるように、足元の資源を有効に継続的に活用し、身の丈に合った県土づくりをしていけば、焦る必要などありません。

 南海トラフ巨大地震への「事前復興計画」の考え方に通じる記述もされています。

「巨大な堤防を建設する資金があれば、リスクのある新開発地から、昔から人が住んでいる安全な場所へと、人間を移していくことに投じた方が有効な使い方だ。

 中略

 人口が過度に集中している大都市圏から田舎への人の逆流が半世紀も続けば、生活の場のすぐ横に水と緑と田畑のある人口はもっと多くなる。マネー資本主義のシステムが一時停止しても、しばらくは持ちこたえることができる人の比率がはるかに高くなっていることに期待できる。」(P300)

 そしてこう結論しています。

「今から半世紀が過ぎるころには、社会全体が抱くビジョン全体か大きく変わるし、社会に本当に必要なことも、それを担う主体も変わる。

 問題は、旧来型の企業や政治やマスコミの諸団体が、それを担ってきた中高年男性が、新しい時代に踏み出す勇気を持たないことだ。古いビジョンに縛られ、もはや必要性の乏しいことを惰性で続け、新しい担い手の活力を受け入れることもできないことだ。

 しかし年月はやがて、消えるべきものを消し去り、新しい時代をこの島国にも構築していく。結局未来は、若者の手の中にある。先に消えていく世代は誰も、それを否定し去ることができない。

 里山資本主義は、マネー資本主義の生む歪を補うサブシステムとして、そして非常時にはマネー資本主義に代わって表に立つバックアップシステムとして、日本とそして世界の脆弱性を補完し、人類の生き残れる道を示していく。

 爽やかな風の吹きぬける未来は、もう、一度は忘れ去られた里山の麓から始まっている。」(P303「おわりに」)

 二葉町が取り組んできた仁淀川町や徳島県三好市との交流事業は、大筋で間違いではありませんでした。また「市街地の安全な場所への移転」と言う課題も意識し、今後はわたしのライフワークとなった「南海トラフ巨大地震から高知市下知地域で生きのびる」ことにより一層全力を尽くします。

 安倍内閣は、性懲りもなく「原発を再稼働させようとしている」し、輸出までしようとしています。軍事産業を盛んにし、武器輸出をしようしています。里山資本主義と全く相いれないことは文脈からも理解できます。はやくこうした「既得権益者」を権力の座から追放しないといけないでしょう。

 「300M四方の二葉町」から「あるべき日本の未来」が見えました。推薦図書ですね。


                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

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2014.04.19

「伝える暮らしワークショップ」に参加しました

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 徳島県三好市マチにあるNPO法人主催の「伝える暮らしワークショップ 山菜ワークショップ」に家内と2人で参加しました。家内の友人関係者3人も参加し、高知市からは5人の参加です。


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 武川修士さんから1か月前に「二葉町でも」とご案内を受けていましたが、生憎先週は副会長は仁淀川町長者地区への交流祝賀会へ参加したばかり、会長も多忙で日程調整がつきませんでした。二葉町町内会も来週が町内の「遠足・慰安会」で五台山になっています。役員各位も多忙で声掛けできませんでした。
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 お天気が心配でいたが、上天気でした。池田の古い町並みから国道192号線を東進し、JR徳島線辻駅を通過したところを右折し県道へ入り 井川生活改善センターへ駐車しました。

 そちらで地元の人や、三好市集落支援員の人達の運転する軽自動車に乗合で山菜取りで出かけました。確かに道路は狭く、急こう配の箇所もあり、軽自動車でないとなかなか移動は慣れないと難しいと思いました。
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 三好市集落支援員 

http://www.city-miyoshi.jp/docs/2011051000015/files/matizukuri.pdf

 徳島県三好市もお話を聞くと、高知県同様に過疎・高齢化が進行しています。でも地域の資源を上手に活用して、都市部との交流を進展しようとNPO法人マチトソラは頑張っています。今回の企画は、三好市ブランド構築委員会研修生の福田喬也さんがたてられました。

 山間部の休耕田などに、わらびや、イタドリ、ワラビ、フキなどの山菜が自生しています。それを採らせていただきました。
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 棚田があったり、天界集落もあり、徳島も高知も同様の問題があるなと思いました。
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 昼食は井川生活改善センターで、ご飯とみそ汁、山菜料理を食べました。山菜は普段は得意ではないのですが、地元のご婦人たちの味付けや料理法が素晴らしいので美味しく完食しました。
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 午後からプチ山菜料理講習会があり、受講したかったのですが、時間の制約もあり失礼させていただきました。家内は地元のご婦人に山菜料理のやり方を山菜取りの前後に習っていました。家内の出身地の沖縄と植生が異なるので興味深かったのではないでしょうか。
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 新緑の阿波の山々の新鮮な空気を吸わせていただきました。海とは違う山の自然を満喫させていただきました。

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