閖上だより14号
2023年10月になり一般社団法人ふらむ名取さんより「閖上だより 14号」がそうふされてきました。編集長の格井直光さん他編集・取材スタッフの皆様ご苦労様です。閖上のまちづくりの今が遠隔地の高知でも感じることが出来ます。ありがとうございます。
1面は「船から見る閖上」です。記事にもありますが、7月と8月の下旬の4日間にゆりあげ丸から見た閖上市街地の風景は陸から見る風景と違いますね。閖上は港町で、ヨットハーバーがあり、東日本大震災時も出艇していたヨット全艇が津波襲来前にハーバーに帰着したとヨット関係者に聞いたことがありました。
閖上の皆様とりましては、津波で親族や友人知人を亡くされた人々がおられ、複雑な思いもあると想像します。テレビで何度も放映された自衛隊機からの空撮での津波は閖上でした。
記事にあるように公営住宅が閖上のランドマークになりましたが、海から見る街の風景は格別かと思います。参加者は新たな発見がありますね。私は海で遊んでいますので(ヨットです)よくわかります。
2面は閖上の地域活動報告記事です。『学校地域活動初の校舎清掃」「閖上思いで返却会」「なとり夏まつり 灯篭流し復活」「4年振り夏祭り 閖上中央会町内会」です。
地域の動向はよそ者の読者にも興味深いです。コロナ禍で中断していた夏祭りも復活されたと記事にあります。地域の祭りは皆が親しくなる大きな機会です。担い手がいるということは、地域に未来がある証拠です。
灯篭流しも港町であるからこその風習であり、先祖供養でしょう。
3面は地域の中の散歩とサイクリングの報告記事です。地域ならではの情報です。堤防工事の様子や、サイクリング大会の様子が記事にいました。
下段の記事は広域地域交流の様子の記事が3つありました。植物を通じた2か所の首都圏地域との交流の様子がれぽーとされていました。
交流されているSachiyoさんのコンサートの様子も記事に掲載されています。広域地域間交流は大事であると思いました。私らの下知地域も「もしもの災害時」に支援いただける地域を獲得する必要があるからです。常日頃の「顔の見える」交流があればこその話です。
4面は広告記事自体が地域情報ですね。様々な業種の広告があります。どの企業も地域に不可欠であることがわかります。
「閖上風土記・復刻版」の刊行されたことの記事でした。昭和52年に発刊された書籍のようです。
編集後記の中で、「復興した住宅街の人口は1800人を超え、想定の2100人が目の前に来ています。」とあります。2015年と2016年に閖上地区を訪問時は、かさ上げ工事の真っ最中でした。復興した街並みを確認しに訪問したいと思いました。
お祭りなどのリアルな地域活動ときちんとそれを報告する媒体が「閖上だより」であると改めて思いました。関係者の皆様の地域を愛する思いの強さを感じ取ることが出来ました。
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