浦戸湾3重防護対策の効果は?
高知新聞2023年3月12日号の記事では「三重防護「世界に誇れる」「高知市沿岸津波対策で講演会」とあります。
記事によれば「完成すれば世界の誇れる」とか。「ハード整備が進むことで、安心によって防災意識が低下しないように注意が必要だ」とか。
本当にそうなるのだろうか?そうなれば喜ばしい。
実は2017年に着工式のイベントがありました。見学に行きましたが、正直この程度の堤防で津波が防げるとは思いませんでした。また下知地区は5M嵩上げ計画もなければ、耐震地盤になる計画すらありません。
http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-7595.html
またこの種の公共土木事業は所詮はL1想定(規模の小さな昭和南海地震程度)には有効ですが、L2想定(東日本大震災規模の巨大地震)では無力であると思います。逃げる時間稼ぎはできるらしいですが、わかりません。
堤防よりも市街地のかさ上げや耐震地場Ⓑづくり、高台の整備と市街地整備をしたほうが、現実効果があると思いますね。説明では地震による地盤沈下のことは書いていないようですので。期待薄ですね。
最近のコメント