母春子の供養

2023.11.17

母春子の98歳の誕生日

ae8ebeea
 11月17日は、母春子の98歳の誕生日です。でも母はこの世にはいません。昨年12月19日に97歳で旅立ちました。12月17日に1周忌を行う予定です。

 1人息子である私は、子供時代は「過保護」と言われながら育ち明日。父吉正は製紙会社の営業職であり、「飲むのが仕事」の時代であり、夜遅く自宅へ戻るため幼少期の父の記憶はありません。
bfc490b9
 電気工事業をしていた祖父母の公務所と自宅裏に、住宅があり、夕食は祖父母宅で父不在で祖父母と母と叔母と私とで食べていました。母の実家にいましたので、母の影響力は大きいものがありました。その後父の転勤や移動で、小学校は5回転校しました。
98174091
 大阪時代も営業職の父は早く帰宅することは少なく、母と一緒に過ごす時間が長かったです。私は顔立ちも母に似ていると言われていましたが、性格も似たようです。

 おせっかいで、言わなくてもいいことを発言したり、少数意見でも堂々と発言するところは、母の影響であります。中学・高校時代になると社会運動に目覚め、通常の進学ルートからはずれてしまい、高校を卒業できなくなり、高校の担任教師から執拗な自主退学勧告wポ受けましたが、母は断固としてはねつけました。

母「健一は留年させて卒業させます。そして大学へも行かせます。」

教師「お母さんそれは絶対にに無理です。男なら健一君は自主退学して大検で大学進学すべきです。」と言い放ち、4月に新学年の登校日迄一切の連絡が高校側からありませんでした。

 投稿して職員室の扉を開けた瞬間に、高校教師たちが「西村お前何しに来た!」とのたまいました。私は「留年しに来たがよ。おまんらあは何のれんらくもいせんき、今日来た。」といいました。教師たちが臨時職員会議を開き、私を受けいれするクラスを決めました。

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-d51007.html
(50年経っても悔しい思い出)

 1学年下の連中と一緒に授業を受けました。急に真面目に勉強しようとしても、高校2年ぐらいから真面目に授業を受けていなかったので、ついていけないところもありました。そこは「ガールズ」の皆さんが手助けしてくれました。とても助かりました。
ました。
6f2f912a
http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/43-35aa.html

 母もバカ息子のために懸命に支援をしてくれました。おかげでなんとか卒業し、大学へも進学できました。進学した大学の入会したサークルで家内と知り合い結婚し、高知へ戻り家庭を作り子育てし、父がこしらえた小さな会社の後継者となり、高齢者となった父を99歳で、母を97歳で在宅介護しながらみおくりすることができました。
0fc2d6b1
 1年近く経過しましたが「春子ロス」は続いています。家内は「あなたはマザコンで、あなたたち親子にはついていけないところがある。」と言われています。
825bb603
 家内が大学時代から50年お付き合いです。「捨てられない」ように努力します。家内は母とは全く性格が違います。母ともうまく付き合ってくれました。ありがたい存在です。大事にしなければいけないと切に思います。

| | コメント (0)

2023.09.17

両親の眠るお墓の掃除に行きました

DSCN8098
 2023年9月16日(土曜9ですが、朝1番で両親の眠るお墓掃除に家内と行きました。墓地公園は何処でもそうでしょうが、墓石が林立する場所は日影がありません。

 舗装道と墓石ですから、とにかく暑い。蝉迄鳴いていました。9月も半ばというのに真夏の暑さです。
DSCN8099
 敷石が赤茶けていましたので、水洗いをしました。30分懸命にやりましたが、半分ぐらいは落ちましたが、これ以上は暑さで無理でした。墓石も水洗いしました。
DSCN8100DSCN8101
 作業終了後体をタオルで汗を拭き、シャツを着替えました。行ったことのない佐川町のまきのさんの道の駅へ行きました。

 珍しいものがありました。展示を上手くしていました。午前中から結構な人でした。

 外食して戻ると通販で2品目の注文。荷造りして宅配便センターに持ち込みました。

| | コメント (0)

2023.08.04

紙媒体の二葉町防災新聞8月号は2部です。

二葉町防災新聞8月号-1_NEW
 2023年8月になりました。2923年の地域防災活動のスターチとなりました。8月1日は「スマホ活用防災講座」が開催されましたが、5月から段取りして広報もしていましたが、当日の参加者は8人にとどまりました。「伝える」ことの難しさを思い知りました。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-6a68e4.html
(広報告知です)

 昨年12月に母を自宅で看取った直後に、地域防災活動で恩義のある先輩から「2月の自主防災会事例発表会で二葉町の活動事例を話してほしい」と講話の依頼がありました。2月11日にお話しました。


http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-95c241.html

 そしたら意外に評判が良く、どこで聞こえたのか、3月は経済団体である土佐経済同友会の防災委員bん回の会合でお話ししました。


http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2023/04/post-18f766.html

 それで一段落課と思いきや、3月に高知県教育委員会事務局学校安全対策課のお知り合いから、「高知県高校生津波サミット学習会」で各行の高校生相手に講話をお願いしたいとの依頼がありました。
df6d3e7a4359609b
 またそのあとすぐに高知県立大学の先生からも講話の依頼がありました。偶然今年(2023年)は。私が4年かかって高校を卒業した年であり、大学へ入学した年でもありました。

 http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-37935f.html
(50年前の3月1日)


http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-8c91a0.html
(皆・50年前の大学生になりました。)

 なんと50年前は「枠外」の存在でしたが、地域の防災活動の実際を話していただきたいというリクエスト(それしか今は話せませんが)がありました。高校生相手、大学生相手にお話しすることなど、今年10月に70歳になるお爺さんには「そんな機会は」、おそらく最初で最後でしょうから、受けることにしました。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/cat76054433/index.html
(高知県高校生サミット学習会)

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-4e393b.html
(高知県立大学での講話・「地域との関わりが世界を変える」
DSCN7013
 2月から7月まで講話の為の資料作りという今まで経験したことのない作業をしました。いわば下知地区二葉町の地域代表の1人として、地域防災活動について報告させていただきました。紙媒体の二葉町防災新聞もそのことを書きました。

| | コメント (0)

2023.07.21

両親の墓参りに行きました。


359779386_1724151361366207_1039910865179908335_n
359791392_1724151501366193_6865643851396871522_n
今朝は曇で雨が降りそうで降らない状態。家内と2人で両親の眠る墓地に行きました。お墓の周りを掃除して落ち葉などを回収しました。

確かに今日あたりはお墓参りの人はいませんね。私等以外には2組いたでしょか?帰り際に1組とすれ違いました。
359840487_1724151351366208_4431190510941767389_n
両親には近況報告しました。母の弟嫁のおばさんが先月亡くなり葬儀に行ったこと.先週の終末は家内と2人で東京へ行き娘に会ったことも報告しました。
360101084_1724151441366199_6342789943945110608_n
墓の敷石が茶色になっているので掃除用具を持っていきます。涼しくないと作業は無理ですね。墓地は日影がなく無機質の石造りなので暑いからですね。
360138165_1724151431366200_5825721102722191230_n

| | コメント (0)

2023.06.25

深刻極まりない日本の介護問題


日経介護問題1_NEW
 日本経済新聞6月19日の特集記事・1億人の未来図を読んで唖然としました。

「400万人の「介護難民」

「支え手 120万人不足」

「老々家族介護・AI/外国人が頼み」

「制度持続へ、1年単位で改革を」と見出しにあります。仰々しいですが、大問題です。


 防衛費の青天井の拡大どころではない。そんな馬鹿げたことに予算を使う必要などまるでない。日本国民が等しく介護が受けられ、余生を過ごし、「日本人に生まれて良かった」と思い安らかに旅立つことは、不可能であるとの試算が出ていましたから。
日経介護問題2_NEW
 見込みでは2050年に「要介護」「要支援」の高齢者は941万と試算され、2020年度の1・4倍に増えます。介護職員数は「今の就労構造を前提にすると180万人しか確保出来ず、122万院足りない。

 つまり2050年では400万人の高齢者が介護を受けられないことになります。

 私があと30年生存したら100歳になります。健康を維持し、介護不要な健康爺さんでいたいと思いますが、はたしてどうなるのか。同年配の家内も介護を受けなくていい超高齢者で過ごせるのか、わずか30年先の話ですから。

 2050年未来の介護では記事では、ロボットが介助し入浴や、食事まで世話してくれるとか。マイナンバーカードすらまともにシステム稼働できない日本のIT企業では無理ではないのだろうか。

 記事では「人手不足が駄目押し。若い人は高齢者と1対1で向き合うのも嫌がる」とあります。群馬県県内のある社協は訪問介護を取りやめ、デイサービスが中心とか。

 学識者の吉川洋氏(東京大学名誉教授)は、こう言います。

「ロボットやIT(情報技術)の導入が1つの解だが、活用法は明確ではない。
全国のいくつかの施設が先進的な取り組みをしていても、介護現場の人は忙しくてけんがくにいけない。」

「介護はメリハリのある制度設計が不十分。1年単位で改革しないと間に合わない。」

「外国人の働き手はもっと受け入れる方向に変わらざるを得ない。日本語や介護の能力が少しでも規定に満たないと帰国させるようでは、選んでもらえない。
日経介護問題3_NEW
 子供の教育環境なども含め、外国人労働者に来てもらえる国にししなければならない。」

 
 私は両親在宅介護を積極的にやってきた。専門職の人達(訪問医師・訪問看護師・ケアマネージャー・デイサービス。デイケア施設など)。しかし30年後に100歳になったわたしは満足に介護が受けられない可能背が高い。

 30年以内には南海トラフ巨大地震だって来る可能性も高い。前向きに生きたいと思います。まずは健康でなければいけない。病気南下している暇などない。

| | コメント (0)

2023.06.20

在宅死は最高の贅沢とか

高知新聞・自宅電看取り1_NEW

 高知新聞2023年6月15日の記事は「なるほど」と思いますね。

「ありがたや ありがたや」

「在宅死 最高のぜいたく」と見出しにある。高知県では毎年1万人が亡くなっています。でもほとんどの人達は病院か施設で亡くなられています。自宅で終末を迎える人は少ないと聞きます。

 実はうちの母も昨年12月19日に自宅で亡くなりました。97歳でした。昨年1月に誤嚥性肺炎で木医療センターに救急搬送され、もう駄目かと言われながらも樹積的に回復し2週間で退院しました。

 コロナ禍でリハビリ病院の転院はかなわず、身体機能も弱りm何より食事の接種が難しい。ほどなく栄養失調状態になり、転倒を繰り返し、3月には再び医療センターに救急搬送されました。そしたら難しい病気になっていました。下肢蜂巣炎でした。治療しないと足が壊死するとか。1か月医療センターに入院し、4月加羅細木病院に転院しました。

 どちらの病院も医療スタッフはよくしていただきました。しかしコロナ禍で出てこれない医療スタッフもいたらしく大変そうでした。家族としての面会も出来ず、精神的に苦しい時期が続きました。入院している母も大変であったと思います。
高知新聞・自宅電看取り2_NEW
 そして下肢蜂巣炎は癒えて6月15日から在宅介護が始まりました。新聞記事の住宅のように庭に面した広い部屋などうちにはなく、狭小な敷地の3階立て住宅です。1階が会社事務所。2階が茶の間と台所と母の寝室。3階が私ら夫婦の寝室でした。風呂の介助医は出来ないので、週に3回はデイケアへ母は通所しました。その時は私がおんぶラックで母を背負い階段を下ろします。戻れば母を背負い階段を登ります。
274861004_1376996586081688_472593989237801091_n
 月曜は訪問看護。水曜日は訪問ST(言語聴覚士の口腔リハビリ)、月2回は訪問診察。火曜・木曜・金曜は1日デイケアがあり昼食と入浴とリハビリをしていただきました。プロの訪問スタッフやデイケアの人たちの新緑で母は自宅では元気になりました。

 月に2階の2泊3日のショートスティがありましたが、母と相性が悪く調子を崩すことが多かったですね。
287387910_1450091495438863_1938553045945806496_n (1)
 高知新聞の記事では、婿さんがお婆さんの在宅介護をやっています。実の娘の奥さんは孫森と仕事の関係があり週に3回の訪問とか。こちらも訪問看護や訪問診察ウィ受けていて、年齢も98歳というかtら母と同学年のお婆さんですね。

 今年4域に脳梗塞で緊急入院。血栓を溶かす薬が降下を上げ、1週間で退院し自宅へ戻られたようですね。訪問医師はこう言われています。

「家で迎える最後はいい。病院のように気をつかわず、食べることも眠ることも思いのまま。
 出も家族の介護力の問題もあり、実現できる人は限られる。在宅死は最高のぜいたく。」

 うちは家内の支援とサポートがあればこそ、母の在宅介護と看取りが出来ました。

 現在進行中の母親の在宅介護している友人二人は、奥さんのサポートがあるので出来ると言います。うちと同じですね。
DSCN3466
 母は満足していただいたのだろうか?認知症でしたので、意思をたしかめることはできませんでしたが、訪問看護師が言うには、入院中より格段に元気ですよ。と言われたので自宅介護を満喫してと思います。

 私は母の在宅介護が出来て良かったと思います。知人2人は母親が末期の癌であり、自宅で看取り介護を1か月間されたとか。お別れが出来て良かったと言われていました。母は半年でした。

| | コメント (0)

2023.06.19

母(春子)の月命日

DSCN5966

 2023年6月19日は、母春子(享年97歳)の月命日です。2022年12月19日に母は自宅で旅立ちました。旅立ってから半年になりました。

 お寺さんには「月命日にはお寺に来るように」と言われていましたが、わたしは現生の仕事業務と、地域防災活動の仕込みに追われ、今まで行くことはできませんでした。今日も無理です。
DSCN5967
 それというのも母が亡くなった後もせわしい日々でした。昨年12月19日の旅立ち、21日が通夜、22日が葬儀と火葬場、23日と24日は高知市で大雪。26日から28日まで母の死亡届と戸籍の取得など手続きに追われていました。

 12月27日に「高知市自主防災組織事例発表会」の要請があり、2月11日にしました。3月2日に高知県教育委員会学校安全対策課から「高知県高校生津波サミット学習会(6月18日)」の依頼がありました。6月18日に「出演」しました。
西村家・墓標2023年
 その後高知県立大学から「地域学概論」ということで7月24日の予定で講演依頼がありました。今も資料作りに追われています。仕事の方はメーカーの方がまたしても「値上げの見積書」を持参してきました。指名活動の仕込み作業も佳境です。ぼんやりしている時間は全くありません。

 母が「落ちこんだらいかん。人生は短い。精一杯頑張って生きろ」ということで励ましてくれていると思います。「社会のリクエスト」は母のお陰であると思います。

 1人息子故、両親には大事に育てていただいたと思います。子供時代にはいい思い出しかありません。高校時代は「疾風怒濤の時期」もありましたが、母が世間体を気にせず、しっかりと支援してくれました。あの時の母の支援があったから今日の小市民の私の生活があります。
両親・私・_NEW若き両親と私・六甲山_NEW
 50年経過しましたが忘れられない母の支援です。母の伴園に親孝行の真似事が出来ました。自宅で看取ることが出来ました。でもそれは家内の支援と協力があ連ばこそでした。今後も「社会からのリクエスト」には可能なら応えます。無理なことはしません。でも少しは無理します。

 春子ロスは依然として続いていますが、これも無理せず自然体で対処します。

| | コメント (0)

2023.05.30

まだまだ続く「春子ロス」

コロッケ屋
 昨年12月19日に97歳で旅立った母・春子。19日は5か月目の月命日になります。なにかまだ本調子になりません。

 なにが本調子ではないと言いますと、「お酒を全く飲みたいとは思わなくなりました。」ということです。5月23日は下知コミュニュティ・センター運営委員会の総会と懇親会でした。わたしは懇親会の司会進行役でした。司会者でありながらお酒は結局1滴も飲みませんでした。
haruko

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2023/05/post-446df6.html
(下知コミュニティセンター運営委員会総会 懇親会)


 昔と違い、お酒を飲まない人間にお酒を飲めと強要する「酔狂」な人間は今では皆無でしたが、皆この3年間のコロナ禍でお酒を飲んで懇親することがなかっただけに、観察していますと酒量も進み、皆楽しげに飲酒をしていました。

 私はノンアルコールビールでお付き合いをしていました。高知の酒席の料理全般はお酒を飲まない人間が食べても美味しく感じません。そのあたりが高知の宴会文化の欠点でしょうね。

 みながみな酒飲みではないのに、お酒を飲むこと飲めることが「文化」と勘違いする人達が高知では未だに多いようです。「土佐のお客」とかいうおかし気なイベントがそうです。お酒を飲まない人、飲めない人には「土佐のお客」面白くもなんともないと思います。

 いい加減に「酒文化中心が高知だ」とかいう間違った思い込みを払拭していただきたいものです。「春子ロス」でお酒を飲まなくなったので余計にそう思います。
DSCN3554
 量をたくさん飲めませんが、お酒は嫌いなわけではありません。ビールは好きで毎日飲んでいましたから。ですが今は飲みたくはありません。それがいつまで続くのかわかりません。

 7月に東京で5年ぶりに大学時代のサークル仲間の同窓会へ行くことにしています。家内も参加します。その時にはお酒が飲めるかもしれないです。でも飲めないかもしれない。

 お酒をDSCN3550飲みたくないことは「病気」ではないので気にはしません。

 5年前父が他界した時は、全く「ロス感」はありませんでした。むしろ気が引き締まり公私ともに気張りました。

 同じ1人息子の知り合いの人は「母親が亡くなり、立ち直るまでに8年かかりました。」と言われていました。それほど母親は大きな存在なのかもしれないです。こればかりは自然体でいくしかないですね。(挿入写真は年月日はまちまちですが、在りし日の母・春子です。)
332369052_885814059383454_7205779035652325919_n

| | コメント (0)

2023.05.01

摂食嚥下障害に真摯に取り組む歯科医師に賛辞

嚥下障害に取り組む歯科医師_NEW
 2023年4月28日の高知新聞記事「のみ込む力 支える歯科医」「高知市 伊藤さん「高齢者救いたい」「嚥下障害の治療の注力」という記事を読んで感激しました。


 2022年12月19日に旅立った母(享年97歳)は、主な原因は誤嚥性肺炎えした。「摂食嚥下障害」(ものを食べてのみ込むことが難しくなる)でしたから。

 救急車で昨年1月14日に高知医療センターに緊急入院。17日に「もうだめかもしれない」と言われ、コロナ禍でも特別に面会が許され、母の手を握り「もどって来い!皆が待ちゆうき」と言いました。「奇跡」の退院ができました。急性期高度医療病院としてよくしてくれました。

 但し退院して自宅療養となりましたが、僅か2週間の入院生活で、母の身体機能が弱り、自宅で転倒を繰り返し、3月14日に再び緊急入院。足の皮膚から菌が入ったのか不明ですが「下肢蜂巣炎」という難病になり医療センターに1月、細木病院で2か月入院しました。母は認知症でしたので要介護度5、摂食嚥下障害、車いす生活で自力歩行がほぼ不可能な状態でした。

 週に1度訪問看護としてST(言語聴覚士)のリハビりで嚥下機能の回復をめざしていましたが、退院後半年の在宅介護で母は力尽きました。良く母も頑張りました。

 記事の中で高知大学医学部の医師が「総合病院では体制が整っているが、地域の医療機関では十分とは言えない。」と言われていますが、総合病院も体制は十分ではありませんでした。退院後のケアがコロナ禍でもあり100%でなかったと思います。それは仕方がないですね。

 昨今の医療や介護の傾向は「施設・病院から在宅介護へ」になりつつあります。ですが私自身知識不足でした。

 記事では歯科医師の伊藤充孝さん(51)は、1年間歯科医院を休院し、「大阪大学医学部・顎口腔機能治療部の委員として、嚥下の知識や診察の方法などを実践的に学んだ」とあります。凄いことですし素晴らしい。

 「伊藤さんは、食べ物の形態や食べさせ方について、施設職員に丁寧にアドバイス。口の中の細菌を減らすため、歯科衛生士による口腔ケアの頻度もふぃやすことにした。

 職員は「今まで感覚や経験で食べさせていたが、専門的な立場で診てくれて心強い」と話す。

 このように嚥下機能の状態を検査し、食事形態のミスマッチを修正したり定期的な口腔ケアを行ったりすることで誤嚥性肺炎のリスクを減らしていく。安全が担保できない場合には、主治医と連携し、口からの食事をストップすることも必要だと考えている。」


 私たちに摂食嚥下障害にならないための予備知識があり、伊藤先生のような嚥下障害をきっちり診察していただ歯科医師と出会っていたら母は誤嚥性肺炎にならずに済んだと思いました。

 「嚥下障害は超高齢者社会で大きなニーズがあるのにあまりてがつけられていない。食べることは生きる喜び」というのは真実です。いい記事でした。

| | コメント (0)

2023.04.12

”春子ロス”と寿命30年の焦り

haruko
 昨年12月19日に97歳で旅だった母・春子(97歳)。4月19日が月命日ですが、4か月経過するのに、私はまだ立ち直れていません。

 

 生前母が医療センターに緊急入院した昨年1月14日より飲酒していません。というか最近は「飲みたくはありません。」たまに懇親会で知り合いと同席しても、私はお酒は飲みたくないので、もっぱらノンアルコールビールです。

 

 5年前に他界した父の時は、まったくそんな気持ちや、「お酒を飲みたくない」現象はありませんでした。母の存在がいかに大きいか、影響を受けているかを思い知らされています。

 

 49日の供養も終わり、くよくよするなと言われそうですが、やはり「ロス」と思う心は癒えません。ある知人は「母親の死から立ち直るまでに8年かった。」ということを言われました。それぐらいかかるのかもしれません。

 

 父は99歳で他界し、母は97歳でした。「100歳の壁」がある様です。私も健康に注意し、運動もして、事故に遭わない生活を心がけたとしても、最長100歳まででしょうか。そうなると「30年の人生」しかありません。

 

 30年なんて短いものです。今年は4年通学した高校を卒業して50年、大学へ入学して50年。家内と付き合いだして50年です。「あっという間の50年」でした。

 

「些細な違いを認めず殺し合いばかりしていた50年前の社会運動。連合赤軍や内ゲバを総括できず、何もなすことなく気が付けば50年経過しました。
http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/cat21222778/index.html

 

 

 「30年以内に南海トラフ地震と首都圏直下型地震は起きる」とも言われています。その対策も「避難困難地区から脱出」できないので十分にできていません。

 

 「残りの人生30年を無駄にしたくはない。」という気持ちはありますね。ですので焦りもあります。無駄な人生をしたくはない。病気になる暇はない。なすべきことをなさないで人生を終わりたくないのですから。

 

 要介護5の全介助の母の在宅介護が終われば、暇になるだろうと思いきや、余計にせわしくなりました、毎日毎日時間が後ろに飛んでいきますね。

| | コメント (0)

その他のカテゴリー

07高知県知事選挙 08syugin_ 2008年衆議院選挙関連 2009年衆議院選挙関係 2012年衆議院選挙関係 2012年車椅子で行く高知の観光施設 2013年参議院選挙関係 2014年東京都知事選挙 2015年雨漏り修繕工事 2015雨漏り・外壁補修工事 2016年参議院選挙 2016年首都圏遠征 2019年参議院選挙 2019年高知市長選挙 2019年高知県知事選挙 2019年高知県議会議員選挙 2019高知市議会議員選挙 2022年沖縄県知事選挙 2023年二葉町総合防災訓練 2023年東京見聞録 2023年高知市長選挙 70sai AIが作る未来 AI失業の現実 blogによる自由民権運動 blogの伝道師・blogの鬼 BMI22 bousai_ EV自動車 Eコマース・スキルアップ講座 koutikengikaigin NPO法人高知減災ネットワーク会議 SOSカード W杯カタール大会2022 おんぶらっく おんぶらっく大人用 お花見遊覧船 けんちゃんの今すぐ実行まちづくり けんちゃん1人weblog なでしこジャパン はりまや橋サロン まちづくり まちづくり条例見守り委員会 アニメ・コミック イラク派兵問題 インド映画 ウェブログ・ココログ関連 エアーボート 救命艇 カタールW杯2022年 カップヌードル。ミュージアム カップヌードルを完全食品に カップヌードルミュージアム カラー・ユニバーサルデザイン コロナ感染症療養体験 ゴーヤ栽培日誌 サッカー シニア世代の労働力 スポーツ スポーツのありかた スマホへの依存は危険 スマホ活用防災講座 スマホDEリレー スマホSOSシステム タウンモビリティ・ステーションふくねこ ダブルスタンダード チベット問題 デジタル全体主義 トラック物流問題 ニュース ハイパーレスキュー艇・シーレックス バリヤアリー住宅 バリヤフリー パソコン・インターネット ヒューマンネットワーク ピースウィンズ・ジャパン ファクトチェック ホームページによる交流 メディアリテラシー ヤッシー西開口口テトラ投入問題 ヨット関係 リハビリ・ウォーキング レトルト玄米長期保存食 ロシアのウクライナ軍事侵攻問題 ロープワーク 三好市との交流事業 下知コミュニティセンター防災部会 下知中小零細企業BCP研究会 下知交番だより 下知交番との地域での協働 下知地区減災連絡会 下知地区防災計画 下知地区防災計画・ブロック会 下知地域内連携協議会 下知町内会連合会 下知防災紙芝居 不燃物・資源仕分けステーション 両下肢蜂巣炎 中国四川大地震 中土佐町との交流事業 事前復興まちづくり計画 事前減災対策としてのインフラ整備 事業継続力強化計画 事業継続力強化計画支援セミナー 事業継続力強化計画策定支援セミナー 二葉町ゆかりの巨匠 二葉町ゴミ問題 二葉町町内会の動き 二葉町町内会防虫・清掃活動 二葉町総合防災訓練2020年 二葉町総合防災訓練2019年 二葉町総合防災訓練2021年 二葉町総合防災訓練2022年 二葉町総合防災訓練2023年 二葉町自主防災会 二葉町防災世帯調査 五台山・市民農園 井原勝介さん講演会 交通事故防止対策 人繋がりネットワーク 仁淀川町と二葉町との交流 今治市防災士会・連合自治防災部会との交流会 今野清喜さん講演会 仙波敏郎さん講演会 企業BCP 企業の社会貢献 企業版ふるさと納税 企業BCPの策定 伊野町問題 伝える力の大切さ 低温火傷 体成分測定 価値観の違いを道める多様性の必要 健康・体の問題 健康問題 傷害のある方との協働 入野敏郎さんみかん園 公共交通問題 公共社会インフラの維持管理 公共財のありかた 共謀罪反対運動 内閣府地区防災フォーラム2016年仙台 内閣府地区防災計画 分譲マンション建て替え問題 前田康博さん講演会 南海地震対策 南海地震特別税 危機意識・リスクマネジメント 原子力政策 原発と核のゴミ処理場アンケート 原発災害 反ファシズム運動 叔母・車椅子来高・2014・10・18 受援力」(支援を受ける力) 口腔ケア 台風・大雨対策 台風・大雨情報 台風対策 司馬遼太郎氏の帝国主義論 吉本隆明氏・追悼文 名古屋大学室井研二准教授 品川正治さん講演会関係 嚥下障害改善食 国政問題 国語力・読解力の向上 国際問題 土佐電鉄ーごめん・なはり線 在宅介護と仕事 在日外国人との共生 地区防災計画学会・高知大会2018年 地方の公共交通 地震保険 坂本茂雄・県政かわら版 坂本龍馬像建立運動 報道関係 夜須沖からの津波避難 夜須町関係 大学問題 大阪万博問題 大阪北部地震2018 天木直人さん講演会関係 宇田川知人さん出演番組 安田純平さんを高知へ招く会関係 家庭用放射線測定器 少子化問題 岡村眞先生講演会 岡林信康コンサート 岩手日報の震災特集記事 島本茂雄さん・中平崇士さん出演 巨大地震・津波対策用高強度発泡樹脂浮力体 市民参加のありかた 平和・反核・護憲の社会運動 平和問題 平成天皇を称えます 平成28年度下知地区防災計画 広域地域間交流 建築物 徳島県美波町との交流 性加害問題 悪路走行可能な台車 感染症対策 憲法問題 戦争を知らない子供たちへの映画会」 戦争法案反対運動 戦争災害 手結福島・南地区自主防災会 排泄ケア(排尿・排便)の重要性 損保会社の対応 携帯・デジカメ 摂食嚥下障害 政治のありかた 政治評論 故井内市長との意見交換2023年 救命船南風 教育問題 新しいメディアの創出 新型インフルエンザ対策 新型コロナウィルス対策 新堀川市民大学 新堀川生態系保護問題 日本の裁判官 日誌風の感想 映画「六ヶ所村ラプソディー」 映画スープとイデオロギー 映画・テレビ 春子ロス 昭和南海地震の記録 昭和小学校・防災じゅぎう 昭和小学校防災学習 書籍・雑誌 有機農業の支援 朝鮮半島問題 木質バイオマス地域循環システム 村上肇さんWEBセミナー 村上肇氏BtoBセミナー 東京五輪・パラリンピック2021 東京五輪・パラ五輪の在り方 東京近辺見聞録2013年 東京近辺見聞録2014年(1) 東京近辺見聞録2015年 東京近郊見聞録2010 東京近郊見聞録2011年 東京近郊見聞録2012年 東北被災地ツアー2015年 東北被災地交流ツアー2005 東日本大震災の被災者の皆様との交流事業 東洋町サポーターズクラブ 核融合発電 横紋筋融解症 橋本大二郎さん出演番組 橋本県政16年の検証 橋本県政16年の総括 歩いて見る高知市 歯の健康維持 歴史の宝庫新堀川 歴史問題 死生観・終末観 母ショートスティ 母・デイケア 母・春子の供養 母・春子の健康情報 母・春子の在宅介護日誌 母・毛山病院入院2017 母・西村春子介護日誌 母入院・細木病院 母入院2022年 母春子の供養 母春子の逝去 母春子を支援いただいた皆様へのお礼状 気象庁情報の正確な伝達 水道管凍結防止対策 沖縄ー高知の交流 沖縄基地問題 沖縄返還50年 沢山保太郎東洋町長出演 河瀬聡一郎さん講演会 津波浸水仮想救助訓練 津波避難施設について 浦戸湾三重防護整備 海からの高台への津波避難 海での防災対策 浸水地区に救命艇 浸水対策備品 漫画文化 災害ボランティアセンター 災害大国日本 父・いずみの病院 父・日赤・ICU 牧野富太郎さんの偉大さ 牧野富太郎と植物 献血定年 献血時血液検査表 環境問題 田辺浩三さん映画会(小夏の映画会) 略奪文化財の返還問題 発泡スチロール板 県内大学防災サークル 県地産・地消課 県教育委員会学校安全対策課 県立大学地域学概論 真備町関係者との交流 社会問題一般 社会思想問題 社会運動 神戸市長田区鷹取との交流 神戸市長田区鷹取東地域との交流 福井照 福井照さん出演番組 福祉の問題 福祉事業所との防災連携 私の腰痛 空のあんちくしょう 窓ガラス飛散防止講習会 紙媒体二葉町防災新聞 経済・政治・国際 経済問題 統一教会問題 老木は危険 耐震偽装問題 聴覚障害者との情報共有 脂質異常症 脱水症対策 脳ドックと脳トレ 脳幹トレーニング 臨時情報 自然エネルギーの活用 自然地形の高台 自然災害と経営責任 自衛隊の救助訓練 芸能・アイドル 芸術・文化 若者支援事業 蓄光塗料 西村吉正・春子服薬・食事情報 西村吉正・死去後の動き 西村吉正1周忌・3回忌 要支援者用食材 観天望気・日常観察からの天気予報 訪問看護 認知症機能検査 認知症症候群について 認知症重度化予防実践塾 誤嚥性肺炎対策 講演会・研修会 講演会・講習会 超高齢化社会の厳しい現実 超高齢者の事前減災対策 趣味 路上詩人はまじさん 近江商人の先見性 連合赤軍と新自由主義の総括 過脂肪体質 遠地津波 避難所の食事の問題 都市再開発 都市論 錆を防ぐさびのある話 閖上だより 関東大震災から100年 阪神大震災20年慰霊と交流 防災備品整理棚 防災問題 防災対策 防災紙芝居 防災紙芝居プロジェクト 防衛問題 陸上自衛隊手漕ぎボート 雛人形の展示 雪道対策 非常備蓄用ミキサー粥 靴底消毒 音楽 音楽文化 飲料水の備蓄 高レベル廃棄物問題 高知の根源・由来を考える 高知の観光 高知シティFM 高知シティFM「けんちゃんのどこでもコミュニティ」 高知シティFMけんちゃんのどこでもブログ 高知シティFM最終収録 高知大学防災すけっと隊 高知学研究所 高知市みどり課 高知市地域コミュニティ推進課 高知市政問題 高知市津波SOSアプリ 高知市社会福祉協議会 高知市長との意見交換会・資料2015年 高知市長期浸水救出計画020年 高知減災ネットワーク会議 高知県政ぷらっとこうち問題 高知県政問題 高知県民マニュフェスト大会 高知県物産公社構想 高知県立大学との協働 高知県議会立候補者への公開質問状 高知県高校生津波サミット 高知県高校生津波サミット学習会 高知県高校生津波サミット2023 高知蛍プロジェクト 高知警察署下知交番 高知青年会議所70周年 鵜の目鷹の目 2006年白バイ・スクールバス衝突事件 2010年参議院選挙 2014年東京・横浜出張 2014年衆議院選挙関連 2015年叔母北海道より車椅子の旅・高知 2015年県議選・市議選 2016年熊本地震 2017年衆議院選挙 2018年沖縄県知事選挙 2021年衆議院議員選挙 2021年衆議院選挙 2022年参議院選挙 2023年参議院補欠選挙 2023年徳島・高知合区参議院補欠選挙 2023年県議選 2023年高知市議選 3・11ミニ慰霊祭 70歳のスタート A型RHマイナス血液型 SUP同窓会2023年