女性リーダーキックオフ講演会
2024年9月7日(土曜日)ですが、下知地区減災連絡会主催で、下知コミュニュティ・センターにて「女性リーダーキックオフ講演会」が開催されました。下知地区減災連絡会の中に女性部会を発足させるための講演会も開かれました。
講師は西村浩代さん(管理栄養士・防災士・災害支援チームJDA-DATリーダー・元高知市災害対策部副部長・防災政策課課長)です。
西村浩代さんは災害対策部に5年おられました。退職後も市の福祉関係部署との関係はあり、また初月地区防災連合会減災女子部会でも管理栄養士・防災士としてご活躍なさっています。下知地区減災連絡会弥右衛門部会で世話役をされている高木妙さんが、「女性部会を作りたい」という提案を総会に出され、承認されました。それゆえ「女性部会キックオフ会」として今日のイベントはありました。
西村浩代さんのお話は、実践を踏まえた話でした。また女性の視点、管理栄養士の視点があり、事前防災の知恵や準備品で一品あればいいという提案もしていただきました。
印象に残ったお話を上げてみます。
「女性の視点は、生活者の視点です。」
「生活者の視点を生かす避難所運営は
①避難所にはいろんな人が来ます。
②避難所で困る人は何?(事例から)
③多様性に配慮した避難所運営とは?」に配慮した運営です。
「防災対策には完成はありません。常にアップデートしないといけない。」
「避難所や仮設住宅での避難生活中に男性は瓦礫の片付け仕事など、土建業者の仕事で日当がもらえる場合が多い。女性は避難所でも炊事や炊き出しなど家事の延長仕事が強いられ無給でした。それを大手給食会社の仕事で避難所の炊き出し作業をやれば日当を女性がm嫌えるようになりました。男女格差がなくなりました。」
「外国人も避難所に来る場合がある。災害体験がなく言葉もわからないだけに、混乱する事例がある。
大人が困っていると、今の時代は小学生にタブレット端末が1人1人い配布され⒢ています。子供たちがそれを活用して翻訳アプリで外国人とのコミュニュケーションを図り、問題解決した事例もあるようです。」
「何がこの避難所に必要なのか。国のプッシュ支援で支援物資のリクエスト品目表をあらかじめ関係者で話し合いこしらえておくこと。」
「アレルギーフリーの食品もそろえることも必要。それも国の支援物資のなかにあります。」
「普段から女性の参加は必要。生理用品や衛生用品、介護用衛生用品の知識は女性が豊富。地域には多様な人たちが生活しているので、対応できる体制をこしらでること。」
また下知地区減災連絡会有志による「寸劇」もお披露目されました。西村浩代さんの講話内容をわかりやすく劇にしていただきました。
土曜日の休日ですが24人の地域の関係者が集まり有意義な会でした。
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