仁淀川町防災キャンプ関係者事前打ち合わせ会について
私は高知市下知地区二葉町で海抜0mの市街地で、自宅兼会社事務所の50M先にある海を毎日眺めて24時間生活しています。
2011年3月11日の東日本大震災の直後に、二葉町町内会幹部より「次の南海地震が来たら二葉町は水没し長期浸水し、生活も仕事もできなくなる。また震災後地域が復興するには長い時間がかかる。津波が来ない、浸水しない山間部地域と交流し、「疎開先」を見つけてほしい。」との無理難題な要望がありました。
偶然二葉町の荒木三芳さん(二葉町町内会副会長)が、長期間仁淀川町にて間伐ボランティア活動をされておられ、仁淀川町の皆様と知り合いになり、そのコネクションから二葉町と仁淀川町との地域間交流が始まりました。2012年から長者だんだんくらぶの皆様との交流が深まりました。
10年前の2015年8月22日に、泉川多目的集会所にて、二葉町関係者19人が訪問し、泉川地区の皆様との意見交換会をしました。10年前のことです。その時泉川地区の皆様から意見が出されました。
「こちらの泉川公民館は、広域な事業をするときにしか地域では使用しません。各集落には集会所があり宿泊も炊き出しもできる台所があります。」
「泉川公民館は和室では雑魚寝では20人。体育館では80人程度の雑魚寝は可能です。台所もあります。高知市下知地域の皆さんは、大災害後こちらへ避難されることは可能です。滞在しながら、地域には空き家がありますので、空き家へ住む交渉をしていくことは可能です。」
http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-dfa5.html
(仁淀川町泉川地区との交流会を実施しました。)2015年
私は当時の意見交換会での感想をこう記述していました。
「仁淀川町泉川地区の皆様のご提案は大変ありがたいことです。泉川公民館への避難するための費用を高知市は支援いただけないのだろうか。またこの地域の空き家を住居や事務所として借りたのなら「みなし仮設住宅」として家賃の支援をしていただきたい。」
2022年11月1日に、仁淀川町と高知市は広域避難協定を締結し、避難先のない高知市民のために、旧大崎小学校体育館(160人収容)と泉川多目的集会所(80人収容)が、仁淀川町側から提供されることになりました、高知県で初めての事例です。
昨年の2024年1月20日に、高知市民25人が、泉川多目的集会所に高知市からバスにて広域避難訓練をおこないました。当時関係者45人が参加しました。「仁淀川町防災キャンプ」の実施が提案され、参加者全員の賛同が得られました。関係者意見交換会の司会進行は、高知県危機管理部南海トラフ地震対策課地域支援チーフの備前佑介さんがされていました。今回は異動になられました。
僭越ながら私のほうで関係者の皆様への呼びかけをさせていただいた次第です。何せ広域避難所での宿泊も地元の皆様との防災キャンプもはじめての体験です。わたしなりに関係者の皆様にお聞きしたいことなどをまとめてみたものを当日(6月9日)に提案させていただきます。
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