災害時の医療救護班の役割

2025年7月22日の「れんけいこうち防災人づくり塾」第4回目は「災害時の医療救護班の役割〜できること.できないこと」(講師.西山謹吾さん.高知大学医学部附属病院.危機管理医療学講座特任教授)です。

実は西山さんには一度会ったことがあります。2018年1月でした。2010年から父(98歳)は慢性腎不全(ステージ4)でした。
超高齢者故透析治療は出来ないので、主治医の植田一穂先生のご指導で(減蛋白食、適度な運動、水分補給と医院での週3回の利尿治療の点滴)をしていました。しかし、尿がでにくくなり、植田先生の紹介で日赤病院に連れていきました。(紹介状も書いていただきました。)

当時日赤病院の救急外来部長されていたのが、西山謹吾さんでした。診察されて開口一番に、
「お父さんの状態はよろしくないです。緊急透析治療はしますが、良くなるとは思わないで下さい。」と宣告されました。
当時は何ともあっさりした言い方をされる人だと良い感情はもてませんでした。さてDMATの活動を通じた「できること、できないこと」はなになのか、じっくり聴講します。
聴講した講義ですが、難しい医学的な内容かと思いましたが、導入部は,普段の生活のなかで注意することでした。「怪我をしない。予防が大事」(ガラス戸は割れる。靴は必要)「津波からの避難」(地域特性を把握)「応急手当」(怪我人の搬送方法の練習)が必要。

緊急の手術等は出来ない。

安全確保が大事です。
また津波対策は事前にハザードマップで確認し、避難方法を検討するです。
応急手当は練習しましょう。
消毒薬は使用しません。水洗が基本。傷口は食品ラップを巻く。上からガーゼ。(傷口から水を吸収)傷1日目はラップは必要。
災害時は救急車は来れない。119番は繋がらない。
また医師も高知市周辺に居住している人達が多い。月曜から木曜まで勤務。金土日は自宅。
災害時の初期医療を投入するためにDMATをこしらえました。
東日本大震災の対処から、DMAT活動要領が改定がありました。今は災害関連死を防ぐための医療対策に力を入れられているとか。

阪神大震災、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震を救命医療現場で体験なさっただけに、震災の種類の違いや、高齢化の進展、過疎の進展など、社会の変化に対応したDMATでなければならないとも言われました。

西山謹吾さんの講話はわかりやすく実践的でした。いい話でした。


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