公明党の連立離脱

2025.10.25

天皇家はなぜ靖国神社参拝をしないのか?

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 自民党の新総裁の高市早苗は「靖国神社参拝」するのが信条であり、年に何回も参拝している。新興政党参政党も国会議員(18人)全員が参拝しました。熱心に靖国参拝をする高市以外の自民党議員や野党の一部にいます。

 ところが現在の天皇家は靖国神社に参拝しません。先代の明仁上皇も天皇時代の30年間参拝しませんでした。現在の天皇家も参拝に行きません。それはなぜなのか?原因がわかりませんでした。
 高市早苗は極右思想の持ち主なので、「靖国史観」に基づいた行動をすると思います。どういう歴史観なのか。天皇家はなぜ同調しないのかを知りたいと思いました。

 それで図書館から「靖国」「天皇関係書籍を7冊借りてきました。なかなか読む時間がありませんでしたが、」なんとか時間を作り「飛ばし読み」しました。7冊の書籍は以下です。
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「保守も知らない靖国神社」(小林よしのり・著・ベスト新書),「創られた天皇制(ベエ・ブギル・著・同時代社)、「戦後日本の反戦・平和と戦没者」(今井勇・著・お茶の水書房)、「国家神道と国体論」(藤田大誠・編・弘)文堂)、「国家と追悼」(山本浄邦・著・社会評論社)、「靖国神社」(大江志乃夫・著・岩波新書)、「戦後日本と国家神道」(島薗進・著・岩波書店)でした。
 右から左の思想の人達が書いた本でした。飛ばし読みでも分量があり、ライターも天皇制擁護論者から、天皇制廃止論者までいます。なかなか知りたい項目が出なく。苦労しました。ようやく「発見」できました。

「1978年(昭和53年)10月17日、靖国神社の宮司松平永芳は、「東京裁判史観を否定しない限り、日本の精神復興はできない」と考える立場より、A級戦犯を靖国神社に合祀した。
 しかし昭和天皇は、松平のその措置に対して、「親の心子知らずと思っている」と側近にもらす形で猛反発していた。」(日本経済新聞が2006年7月20日に入手した元宮内庁長官「富田朝彦のメモ」を報道)」
「なぜ、昭和天皇はA級戦犯の合祀を嫌ったのか。松平のその行為は、東京裁判を肯定してこそ、いいかえればA級戦犯の刑死を代償にしてこそ、敗戦後における天皇「立憲君主制から国民象徴制の移行」も円滑になされ、「天皇家・天皇と天皇制」事後に維持・存続できたという経緯を、頭ごなしに否定する状況を意味した。」

「すなわち、靖国神社宮司松平永芳によるA級戦犯合祀は、裕仁天皇にまつわる「戦中-(敗戦-戦後)」の精神心理史を全く理解しないで、「不完全ながらも戦後の国際ルールの礎となった。」と言われる「東京裁判の不完全性」、「裕仁天皇の気持」に刻み込まれた「永遠に癒えない古傷」を戦後33年も経過した時点で引っ搔き回す行為であった。」(昭和天皇にとってのA級戦犯合祀 「創られたられて天皇制」P158)

無謀な世界大戦を当時の同盟国ドイツのヒトラーと始めた日本帝国。燦燦たる敗戦で310万人の日本国民が戦闘や空襲、飢餓や病気で亡くなり、近隣アジア諸国国民も巻き込みました。結果は惨めな敗戦でした。

 日本国土は東京だけでなく地方都市まで空爆され、焦土になりました。また沖縄では過酷な地上戦が行われ20万人を超える兵士や沖縄県民がなくなり、広島や長崎には原子爆弾が投下され、30万近い国民が亡くなりました。

 1945年8月15日に日本は無条件降伏し、9月2日に降伏文書に調印しました。日本国は歴史上はじめて、米国を主体とする連合国に占領され、戦後の日本社会は、戦争前と激変し、新たな憲法を制定し、再出発しました。

 私の仮設にすぎませんが、日本国憲法の中で「第1条の天皇」(象徴天皇制)と、第9条の「戦争放棄」は相互リンクしていると思います。
 連合国に無条件降伏した日本は、憲法も社会制度も、教育も民主化し、天皇も「現人神」から「人間天皇」になりました。

 東京裁判では、戦争責任としてA級戦犯の東条英機らが処刑され、天皇の戦争責任はスルーされる結果になりました。靖国神社も国家管理から外れ、宗教法人として戦後再出発しました。
 つまり日本国民も天皇も心の中では釈然としないところがあったにせよ。アメリカ主体の占領政策に従い、戦前の軍国日本から民主化された日本へ転換しました。

天皇が1978年以来靖国神社に参拝しなくなったのは、東京裁判で「決着」した戦争責任と日本の再出発に同意し、象徴天皇の役目を粛々と務める中で、東京裁判を真っ向から否定し、A級戦犯を勝手に合祀した靖国神社の行為を昭和天皇は許せなかったと思いますね。

 高市早苗や自民党や参政党などの国会議員がいくら靖国神社に参拝をしても、天皇家は未来永劫参拝はしないと思います。明仁上皇は天皇時代の30年間1度も靖国神社に行きませんでした。今上天皇も踏襲しています。
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 つまり敗戦後の日本は、天皇の玉音放送の1節しか知りませんが、国民も天皇も「堪え難きを耐え、忍び難きをしのび」歯を食いしばり、敗戦国日本の再建、復興に邁進してきました。それは立派に成し遂げられました。最近は「アベノミクス」なる経済政策が大失敗し、GDPも来年インドにも抜かれ5位に転落します。情けない。

 7冊図書館で「靖国神社」に関する書籍を借りました。ななめ読み、飛ばし読みをしてわかったことは、筆者が国家神道の信仰者か、天皇制廃止の共和主義者(左翼)なのかで、とらえ方が異なることでした。当然と言えば当然。どちらの側の書籍も「独りよがり」で実に読みずらい代物でした。
 その点漫画家小林よしのりの著作「保守も知らない靖国神社」は、主義主張の賛否はさておき、主張が明瞭で、なかなか勉強家であり感心しました。

「靖国は顕彰の神社である」

「大東亜戦争は自衛のための戦争だった。」

「大東亜戦争はアジア解放の戦争だった。」

 確かに戦前の日本政府は、当時の国際連盟の常任理事国。「人種差別撤廃法」を提案しましたが、欧米の「民主主義国」(実はアジア・アフリカで過酷な植民地支配と収奪を繰り返していた)諸国から無視され廃案になりました。確か第1次大戦後に国際連盟に日本が提出していました。

 戦前の右翼の思想家大川周明は米英の「ダブルスタンダード」に常に憤慨し、批判していました。本気で「アジアの解放」を目指していて、お金を集め語学学校をこしらえていました。
 現地語と宗主国の言語(例えばベトナムならベトナム語とフランス語」を学生に2年間でマスターさせ、現地へ派遣し、大きな成果を上げていました。

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/.../2014/02/post-892d.html
(大川周明アジア独立の夢を読んで)

 結局大川周明は、彼の弟子たちが、マレーシア、インドネシア、ベトナム、ビルマなどで、反植民地主義で戦う指導者たちと知り合い、現地人の協力を得て、太平洋戦争(小林は大東亜戦争)の初期のころ、情報提供して日本軍の先方として大活躍しました。しかし現地事情を無視する身勝手な軍官僚の横暴が、やがて彼らを反日運動に向かわせる結果になりました。

 小林よしのりは、前書きでこう述べています。
「最近の保守派は「参拝という行為」しか見ないで、「英霊を侮辱する言葉の」ほうには関心がない。知性がどんどん退化していって、愛国心の劣化が果てしなく進んでいる。

そもそも日本の首相も、政治家も、保守派の論客も、靖国神社とは何かを知らない。

英霊とは何かを知らない。

靖国神社が「奉慰顕彰」(ほういけんしょう)の施設であること、「顕彰」とは何かということを知らない。

靖国神社の思想と、千鳥ヶ淵御苑の思想とは、全然違うことを知らない。

靖国神社とアーリントン墓地が、全然違うことも知らない。

靖国神社を将来どうしたいのか、考えてもいない。

自衛隊員が戦争で死ぬ日が来たら、どこに祀るのかを考えていない。

保守派は思考停止したままで、ただ強硬に首相の靖国参拝のみを望んでいる。

保守派にはびこる反知性主義への警告として、本書を世に問うことにする。

無防備に反中、嫌韓感情から、首相の靖国参拝を支持する一般国民こそが、靖国神社の本日をするべきだろう。」(2014年6月 小林よしのり」P5)

 漫画家小林よしのりから「保守派と称する連中は反知性主義者」という言葉も意外でした。きちんと彼は勉強しているし、気長に靖国神社にお成り立ちなども丹念に調べていますね。

「靖国神社の英霊たちは「弱肉強食」帝国主義」の論理でアジアを虐げてきた欧米列強諸国に抵抗し、天皇の下にすべての民族は平等という「八紘一宇」の理念を掲げ「アジア解放」を目指して戦ったのではないのか?(「靖国を排外主義の聖地にするな」P214)

 小林よしのりは小泉や安倍晋三が靖国神社参拝したものの「弱肉強食」のアメリカ流(新自由主義)のアベノミクスで国民は幸福になるはずがないと言い切っています。
「グローバリズムで企業が海外に生産拠点を移しているから、円安誘導のアベノミクスで産業経済力が充実するはずがない。しかも仮に経済が上向きになってもr来亜紀は企業が内部留保してため込み、富はトリクルダウンしない。1.格差は拡大し、国民の福祉はより切り捨てられることは目に見えている。」P216)
 なかなかのシビアな論調。安倍晋三は愛国者ではない。グローバリズムの信仰者であり、アメリカの理不尽な要求を飲まされ続け、より日本を貧しくしたと11年前に小林よしのりは言い切っている。
 安倍晋三の後継を辞任する高市早苗が首相になりました。これ以上アバのミクスの真似事して円安誘導、財政出動させたり、国債の発行をすれば、日本は経済的により悪化することだけは間違いない。
 わからんことが多い7冊の書籍でしたが「頭の体操」にはなりました。

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2025.10.24

日経1面のコラムは秀悦

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 2025年10月22日の日本経済新聞1面のコラム「春秋」は面白い。
「拝啓 高市早苗さま。」でコラムは始まります。まずは男女不平等な政治後進国でガラスの天井を破ったパワーに心から敬意を表します。と持ち上げました。コラムを引用します。長いですが。

「世襲でもない。地方の一般家庭ご出身です。特技は徹夜。「身を立て名をあげやよ励めよ」の歌を体現する貴方はまた、「教育勅語大好き人間」も標榜されます。心性はともかく、時代背景が全く異なります。主権は国民になく、基本的人権の尊重概念もない。女性は首相はおろか参政権さえない。そのはての戦争でした。」とトーンが厳しくなりました。

 更に外国の女性首相を比較し論評しています。
「せっかくの待ちに待った女性首相です。尊敬する「鉄の女」サッチャー英元首相のように、個人の能力をたのむばかりに弱者切り捨て批判を招いては残念です。」とサッチャー英元首相の独善を厳しく批判しています。

 同じ欧州の女性首相に、ドイツのメルケル首相をコラムの筆者が高く評価しています。
「メルケル独元首相にも倣ってはどうでしょう。同性婚など難しい問題でも異なる意見を粘り強く擦り合わせ、自説とは分けて国家を運営したプラグマテイストです。」「先人の市川房枝は87歳の生涯を女性の地位向上にささげ、カネをかけない政治を追求しました。貴方が開いた新しいページがこれに続きます

スマホのメモ帳は字数制限があるから嫌ですね。続きは、こう書いています。
「貴女が開いた新しいページがこれに続きますように。バックラッシュが生んだ産物と記録されないご活躍を本当に祈念しております。」
なかなか面白いコラムでした。

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2025.10.21

どうなった「政治の金」の問題 おぞましい極右政権


 「政治と金」「企業団体献金の厳しい規制」を理由に、公明党は26年間継続した自公連立から離脱しました。政界を浄化する!という意気込みを斎藤公明党委員長に関しました。すがすがしさを感じました。

 ところがどうだ。立憲民主党(野党第1党)は、「今こそ野党統一候補を出し、自民党政権を阻止し、野党統一政権を作ろうと呼びかけました。

 呼びかけられた国民民主党と維新の態度は実に高慢であり、不遜でした。「安保法制や憲法改正、エネルギー問題で、こちらの主張に合わしてもらわないと野党統一候補には賛同しない。」とのたまい、公明党が決死の思いで提唱した「政界の浄化」にあろうことか、野党の国民民主党と維新がいちゃもんをつけ、野党共闘を破壊しました。

 誰が得したかというと「極右政権」を目指す高市自民党ではないか。自民党党役員に「裏金議員」が複数いるし、裏金議員であり統一教会支援議員である萩生田光一が党役員幹部(幹事長代理)になっている。

 国民各位にしても、新しい政権に期待するのは「物価高対策」「消費税の減税」「政治と金の問題の解決が国民の1番の関心ごと。」「年収130万円の壁を壊す」ことは、野党共闘が出来れば、どれもこれも実現可能です。自民党と維新の政権では「望み薄」ぐらい頭脳明晰な玉木氏ならわかるはずですが。

 本気でやる気がないとしか国民民主党は思えない。維新は「政界の浄化」より「議員定数の削減」を優先するらしい。全くのすり替えです。」よくわからない政党です。

 極右政権が誕生することはよくありません。大河ドラマ「べらぼう」でもいわれておりましたが「中庸が1番」なんです。

 極右の高市氏に、右翼的な維新が合流。わけのわからないNHKなども統一会派とか。ついに「国民政党自民党」は結党70年目で滅亡し「極右政党」になりました。

 世の中「右翼だ」「左翼だ」言いますが、「翼」という字を書きます。高市政権は両翼のバランスがとても悪く、右側の翼だけが大きく、左側に翼はありません。極めてバランスが悪く、右旋回するだけで飛ぶことができないし、たぶんすぐに墜落すると思います。

 これが一部の声の大きな自民党支持者の「改革」なのか。国民の意識とかけ離れた政権が10月21日誕生するらしい。おぞましい限りです。

極右政権の末路はヒトラーでありムソリーニです。極右は国民に幸せももたらしはしません。歴史の教訓です。
 

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2025.10.13

石破総理の戦後80年談話は秀悦

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 2025年10月10日は、石破首相は「戦後80年談話」を公表しました。自民党の1部(青山氏など)には「安倍首相の70年談話を出しているので、余計な談話を出すな。」との意見がありました。

 でも私は戦後80年という節目の年に、日本の総理大臣として、談話を公表することは、日本国民にしても、世界の国々にとっても大事なことであると思います。

 タイミング的に公明党が自民党との連立を解消する。という政局上の大きな出来事があり、注目度が低くなったのは残念です。

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%85%A8%E6%96%87-%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E8%8C%82%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%8C%E6%89%80%E6%84%9F-%E6%88%A6%E5%BE%8C80%E5%B9%B4%E3%81%AB%E5%AF%84%E3%81%9B%E3%81%A6-%E8%A1%A8%E6%98%8E-%E9%81%8E%E5%8E%BB%E3%82%92%E7%9B%B4%E8%A6%96%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8B%87%E6%B0%97%E3%81%A8%E8%AA%A0%E5%AE%9F%E3%81%95%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%83%AA%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%8C%E5%A4%A7%E5%88%87/ar-AA1OcGsS?ocid=BingNewsSerp
(東京新聞 2025年10月10日)

 書簡は結構長文ですが、日本社会の近代史(明治以来の)を振り返り、「なぜ負けるとわかる世界大戦を始めたのか。また敗戦濃厚な昭和19年から20年までの間の戦没者や国民の死者の大部分が9割でした。なぜ戦争をやめることができなかったのかを検証する必要がある。」という問題意識は正しいし、正面からその問題に向き合った首相は初めてではないかと思います。

 記事の中の文面の1文を引用します。

「遠い過去の出来事ではありますが、議会の責務の放棄、精神主義の横行や人命・人権軽視の恐ろしさを伝えて余りあるものがあります。

 歴史に正面から向き合うことなくして、明るい未来は拓(ひら)けません。歴史に学ぶ重要性は、我が国が戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に置かれている今こそ、再認識されなければなりません。」

 「歴史」から謙虚に学ぶ姿勢は、国のリーダー、地方政治のリーダーも含めとても大事な資質であると思います。

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2025.10.12

公明党の苦渋の決断に敬服します

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「公明党は自民党高市政権から連立を離脱していただきたいです。」私はそう願っyていました。2025年10月10日、実際にそれが実現しました。芝らしいです。


 自民党高市政権幹部の大半は自民党の麻生派、茂木派の人達です。公明党を良く思っていない人の集まりであり、なにより許しがたいのは、統一教会の手先の裏金議員萩生田を副幹事長として登用したことです。

 総裁選の最中にも彼らは、公明党が離反しないことを前提に(あたりまえに)かんがえ、国民新党や維新に声掛けし、連立仲間の公明党をないがしろにしていました。他人から見てもおかしいとおもいました。

 かつて旭の創価学会一家で、私の高校の後輩のTさんのお母さんは(ご健在の頃)は、電車で選挙のたびに私のところへきて「小選挙区は自民党議員に、比例は公明党でお願いします。」と言われていました。電車賃は自腹でしょう。

 本当に公明党の支援者は「フレンド作戦」を生真面目に実行し、連携相手の自民党の支援も本気で、末端の運動員までが徹底して実行していました。全戸kジュの選挙区でそれを本気で実行しているから自民党は政権を維持することができました。

 その実態を私は知っているだけに、公明党の斎藤委員長さんの怒りは当然ですし、今の自民党は公明党を軽視し、なめています。高市内閣は公明党が支えなければ短命に終わります。むしろ公明党は自民党との連立を解消し、下野して次の総選挙に向け、党勢の挽回、再構築に努めていただきたいとおもいます。

(私のいの中学時代の同級生のM君は、兄弟が多く極貧生活していました。40年ぐらい前に偶然いの小学校でM君に会いました。彼は私にこういいました。
「俺は創価学会で救われた。入信していなかったらギャング(暴力団)になっていたろうと思う。青年部で皆に鍛えられ、教わり、文章も書けるようになり、皆の前でスピーチもできるようになった、西村君が当時わめいていていた理由も(当時私は中学生ながら早熟な政治少年であり、安保反対運動していましたので)わかるようになった。」ということを思い出しました。

 Tさんのお母さんといい、M君と言い、貧しく真摯な人たちに寄り添っていたのが公明党という印象をもっています。自公連立も20年を超えますと「権力の蜜」に溺れる者も出てきます。公明党の元衆議院議員の遠山がそうでした。
 山口委員長の後継者と言われていた有能と言われていましたが、議員特権で「取次あっせん業」的なことをして収入を得ていたことが問題になり、公明党から除名になり、議員も辞職しました。

https://www.komei.or.jp/komeinews/p233805/
(遠山議員に有罪判決)


 それほど裏金「政治と金」に厳しい公明党が、裏金議員が複数党役員に入り、統一教会ご用達の萩生田までいる自民党と連立することは、末端の真摯な支持者を説得することは到底できないと思います。

 今こそ公明党は原点に返り「福祉・平和・反共・クリーン」の原点に戻り、懸命に政治活動すべきです。そうすれば党勢は必ず回復できるでしょう。

と書いていましたら、本当に斉藤委員長は決断し、26年間継続した自民党と連立を解消しました。素晴らしい決断です。大変悩まれたと思います。でも公明党は、原点は大衆政党です。

 生活が大変な末端の支持者の人たちも結束して、党再生に力を注いでください。今後は大変でしょうが、党員や支持者に丁寧に経緯を説明し、そのうえで街頭やネットで国民大衆にも広報をされてください。選挙は近いでしょうから、広報にに力を入れてください。必ず報われると思います。

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