下知地区防災計画はなぜ事前復興計画を柱にしたのか!

2025年12月20日(土曜日)ですが、高知市下知地区での鍵屋一さん(跡見学園女子大学観光コミュニュティ学部教授)の久しぶりの防災講演会と、実践的なワークショップを受講しました。テーマは「下知地区防災計画はなぜ事前復興計画を柱にしたのか!」でした。
鍵屋一さんは「福祉防災」の専門家。「災害弱者」である高齢者や障害者に焦点をあて、防災減災活動を述べておられます。「能登半島地震の死因の多くは、住宅の下敷きと高齢者の災害関連死でした。」「最重要政策は住宅耐震化(+避難支援)と高齢者などの避難生活支援」です。」と言われています。「人への支援を事前に防災対策をすることです。
60項目を超える鍵屋先生のテキストですが、そのなかでも注目項目を上げます。

①「住宅耐震化は全額公費で」低所得者は住宅耐震化が出来ない。
地震の直接被害の大部分を軽減できる。津波被害、地震火災、避難生活の困難さなどを
軽減化できる。
概算 全国約450万戸の未耐震木造住宅の耐震化費用は、
450万戸×167万円=7・5兆円
10年刊計画で、年7500億円で可能。
② 災害対策で1番問題なのはトイレ問題。

現在災害用トイレを備蓄している人は22・2%にすぎない。4日分備蓄は4%。
全国民に4日分の簡易トイレ配布。在宅避難で社会の混乱を軽減。
水分、栄養を取りやすくなり、感染症、誤嚥性肺炎を防止できる。
BCP、復旧の迅速化になる。
全国民1億②380万円×3000円(20個・4日分)371億円
→コロナ渦野中の「安倍のマスク」と同額。
③すべての福祉施設を福祉避難所に(高齢者・障害者の避難生活が困難な現状)
すべての福祉施設で受け入れ可能にする。
→安全な避難場所の確保。→災害関連死の減少。→避難生活から生活再建。
→福祉事業者の事業継続が可能になる。
消耗品支給など100万円×77800か所=778億円
全員参加のワークショップの課題

土砂災害の危険性のある自宅に長男(自閉症)と手足が不自由な長女と自宅に籠城。テレビは「命を守る行動」と繰り返すが、自閉症の長男は自室から出ない。人が多い避難しぃおへりけばパニックになる。
土砂崩れの恐れがあり長女と母親(79歳)は役場には避難。長男と父親(80歳)と佐久間明美さん(59歳)は自宅に泊まりました。ある程度の損壊はあったが前回は免れ茶がたが、家の補修が必要。
」「どうすればいいのか」というテーマで参加者全員(25人)が6つの班に分かれ、ミニワークショップ。各班で活発な意見がでました。
「地域コミュニュティと家族とのつながりが必要」「福祉の専門家の支援と防災部署との連携が必要」など各班の意見は白熱しました。鍵屋さんのワークショップのルールは「意見を否定しない。」「リーダー1人を残し他のメンバーはよその班へ移動し意見交換。そして元へ戻り各班でまとめます。」落ち着いて議論が出来ました。
さて来年2月から始める下知地区での「事前復興まちづくり計画」のワークショップはどうなることでしょうか?期待半分不安半分ですね。



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