「テクノ封建制」を読んで(その2)

AI,クラウド、で電力需要がひっ迫し、莫大な資源を消費しまくり。情報通信分野でもスターリンクの独占状態が継続中。国家を凌駕する私企業の膨張は、必ずしも国民を幸福にしないようですね。
ローカル環境でも路面電車の中でも、スマホの画面を見る人が多い。その人たちは無意識に自分の情報が際限なくGAFAMに吸い取られ、「テクノ封建制」強化に貢献しています。
著者のヤニス・バルキャスはこの厄介な「テクノ封建制」に個人としてどう立ち向かえばいいのか。
「テクノ封建制は、それを倒すために力を合わせようとする人々の前に、新たな壁を築き上げた。しかし、打倒のための共闘を夢見る人達には、新たな大きな力を与えることになった。
新たな障害とは、クラウド農奴とクラウド・プロレタリアートが物理的に孤立していることだ。私たちはここのスクリーン、個々のスマートフォン、アマゾンの倉庫作業員を監視しぁんりするデジタルデバイスなどを通じて、クラウド資本とつながり、クラウド資本のいいなりになっている。人々が集まる機会が少ないほど、みんなで力を合わせて行動するのが難しくなる。
しかしここにこそ、クラウド資本が潜在的な反乱者に与える大きな力がある。クラウドを通じて連合を築き、組織化し行動する能力だ。」
「クラウド領主と政府機関と悪徳企業の間に隠されたデジタル上のつながりを追跡し、明るみに出そうということだ。」そんなことが可能かどうか。どうしたら可能かどうかわからないが、もし数10億の目がこうした機関の行動を逐一監視することがわかxgつていたら、」彼らは手足を縛られる。秘密が暴かれるにつれ、市民の監視の連携はさらに味方と支持をあつめるはずだ。」
「よく知られているように、マルクスは資本主義下の状況を「疎外」の人つだと表現した。自己の労働による成果の所有権を持たず、物事を成す方法について口を挟む権利を持たない状況を、そう言い表したのだ。
テクノ封建制のもとでは、人間はもはや自己の心身させ所有していない。資本を持たない労働者は就業時間中はクラウド・プロレタリアートになり、それ以外の時間にはクラウド農奴になっている。
成功した自営業者はクラウド封臣に姿を変え、困窮した自営業者はクラウド農奴になる。民営化とプライベート・エクスティは僕たちからすべての物理的な資産を剥奪し、クラウド資本は僕たちの脳内資産を奪い取る。人間が自己の頭と心を所有するためには、私たちはクラウド資本を集合的に所有しなければならない。
クラウドから生み出されるものを、行動誘導の手段をとして生産するのではなく、協働と解放の手段として生産するためには、それしか道はない。」

万国のンクラウド農奴よ、クラウドプロレタリアートよ、クラウド封臣よ、団結せよ!心の鎖以外の失うものはない!」(P263[テクノ封建制からの脱却」
21世紀版の「共産党宣言」ではないかと思いますね。
高校生時代に共産党宣言を読んで感動した言葉がありました。
「1人の自由な発展が、万人の発展となりうる新しい共同体」です。
後のレーニンなどは「1人は万人のために、万人は1人のために」という党幹部(スターリン)への独裁へのすり替えがありますね。各国の共産党や新左翼のセクトもその弊害から逃れていないし、取り込まれています。
解説者の斎藤幸平氏の著作である「人新世の「黙示録」(集英社・刊)を購入しました。読み込んで、読書感想文を書いてみたいと思います。











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