アニメ・コミック

2009.10.29

旧式飛行機の”競演”

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 先日図書館で借りた本で「時には、昔の話を」(宮崎駿・加藤登紀子・著・徳間書店・1992年刊)を読みました。

 宮崎アニメの「紅の豚」の製作者である宮崎駿さん。そのアニメに登場する女主人ジーナの声を加藤登紀子さんがしていました。なかなかビックな2人の対談でした。

加藤「紅の豚は自分の内なる世界観や美意識を他人に押し付けもせず、伝えもせず、できるだけ気取られないようにしながら、だけど毅然と生きてきた男の映画だと、私は思っているんです。
 でもそういう男のイメージって歴史的にずーっとありますよね、ジャン・ギャバンから高倉健まで。」

宮崎「そのイメージというのは実をいうと、加藤さんの「時には昔の話を」とか、「さくらんぼの実る頃」のフレーズが、大きなひっかかりになっているんです。
  「さくらんぼは」は痛みのある追憶の歌でしょう、1871年のパリ・コンミューンへの思い込みをこめたー(56~59ページ参照)。だから1920年代になって、半世紀も前の歌を愛しながら、真っ赤な飛行艇に乗って飛び続ける「豚」に託された心情というのは、おそらくうまく伝わらないだろうとわかっているんだけれど、それはま作る側のひそかな楽しみですから。」(「映画と時代の波長」P91-92
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 それでこの本に掲載されているイラストは「映画紅の豚」のエンディング用に、宮崎駿さんによって、描かれたものだそうです。
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  飛行機好きなうちの子供も学校時代の絵本製作で「空のあんちくしょう」とかを描いておりました。なんかの偶然でしょうが、薄い茶色のトーンで飛行機を描いていました。
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 子供のときから「丸」とか言う軍用機雑誌(?)を古本屋で購入すれば飛行機の絵を描いておりましたから。
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2009.05.07

風の陣(JIN)が完結しました!

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 本宮ひろ志作のヨット漫画「風の陣(JIN)]が、第6巻が集英社から発刊され完結いたしました。まことに残念です。
 昨日仕事が終わり午後に500メートル離れたコンビニでヤング・ジャンプを立ち読みしていました。すると同じ本宮ひろ志作の「新・サラリーマン金太郎」が新連載中。その広告の中で「風の陣(JIN)第6巻・完結編発売中)とありました。足を伸ばして徒歩でバッハまで行き、購入しました。おかげで良い散歩になりました。
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 スペイン・バレンシアで開催しているアメリカス・カップ。挑戦艇シリーズ準決勝。陣たちとオーストラリア艇との死闘で起死回生の1勝をあげました。スピンとジェネカーを2本上げ、オーストラリア艇の巨大なスピンエーカーを凌駕しての見事な勝利でした。
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 2勝目をあげ、見事に勝利するもゴール直後、無理を重ねていたイーグルはばらばらになりました。日本から外洋を航海し欧州まで行ったことと、通常2艇あるアメリカス・カップ艇ですが、資金難のため1艇で勝負していたため無理があり艇が遂に壊れてしましました。

 しかし「見事な敗北」で世界のヨット愛好者に絶賛されました。敗北の中でも「心が折れること」はありませんでした。クルーたちはそれぞれヨット先進国で修行することに。主役の陣も好敵手であったオーストラリアに見込まれヨット修行にいくことになりました。

 あっけなく漫画は終わってしましました。とても残念です。スケールの大きな自然相手のスポーツだけにもっと青少年に愛読していただき、次代を担うヨット愛好者を増やしていかなければと強く思いました。

 へたくそ、意気地なしヨット愛好者ですが、1人でも愛好者を増やすために活動をこれからも続けたいと思いました。

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2009.05.06

少年マガジン・少年サンデーで育ったことだった

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 昭和34年3月に同時創刊された少年マガジン(講談社)と少年サンデー(小学館)。うどん一杯が25円で食べれた時代に30円か40円でしたから、当時大阪にいましたが、お小遣いを節約して購入した記憶があります。

 少年マガジンと言えば、「巨人の星」「あしたのジョー」だったか。少年サンデーは「おばけのQ太郎」「おそまつくん」だったか。小学生のときにおばQパンチング人形が懸賞で当たったことがありました。
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(巨人の星は「社会現象」にもなっていました。
 カラー印刷の部分に「戦艦大和」」とかの軍艦が描かれていました。それでプラモデルを購入し、こしらえていました。小学生から中学生あたりなると、週刊の漫画、アニメ、プラモデル、その映画との複合メディアが愉しみであったと思います。

 5月5日は子供の日であったので、NHKもザ・ライバル「少年サンデー・少年マガジン物語」を放映していました。いい番組でした。

 編集者や漫画家のお話や、ドラマを見ていまして、週刊漫画雑誌の発刊が漫画を日本の代表的な文化資産に高めた様子がわかりました。実に良いと思いました。日本の強み。文化性はここにあります。もっとそれを大事にしないといけないと思います。世界平和にも貢献できるのではないかと思いました。
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 「伊賀の影丸」は少年サンデーの連載だったのですね。)

 それにしても50年前に週刊で漫画雑誌を発刊することは大変であったと思います。編集者も漫画かも「命がけ」であったと思いますね。

 わたしも「けんちゃんのどこでもコミュニティ」というラジオ番組を3年間していたことがありました。水曜日にゲストの収録。土日の休日に収録テープを聞いて聞き取りし、番組ホームページを作成する。次のゲストの質問原稿を送付し、またゲストを当たる。音声の編成は局がしていただいたから、半分の労力でしたが、毎週雑誌を発刊し続けることはいかに大変であるか断片で理解できますね。

 


 

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2009.01.26

相変わらず勢いのあるパチンコ業界

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 最近とんとパチンコをしたことがない。今のパチンコは難しいし、まぐれで勝つことはありえない。非常にハイテク化している。たまにしていても神経が疲れる。ゲームをしている感覚の延長。あれほど神経を使うのなら仕事をしていたほうが楽だとも思えますし。

 パチンコのキャラクターも豊富。アニメのキャラクターからアイドル、かつてのヒーローやタレントまで。完全にゲームとシンクロしているようですし。組み立てたり画像も高度のようですし。
 他国ではミサイルや軍事に使われる技術がパチンコに使われているようですし。

 最近は派遣切り労働者の受け入れを表明したり、お元気な業界であることは間違いないようですね。

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2008.08.14

遅れて見学ー海洋堂の宝島

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 高知市新京橋プラザで4月26日から開催されていました「海洋堂の宝島」展にようやく行くことができました。8月31日(日曜日)までの開催ですので、未だ見てない人は是非見に行きましょう。入場料は500円。しかも展示品撮影許可という嬉しい表示でした。

 自分らは「プラモデル世代」であると思います。遠い昔のことで殆ど忘れていましたが、戦闘機や戦車、戦艦等小学生時代に100位購入し、学校が終わると製作していたような記憶があります。
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(確か小学5年時に旧日本軍の戦闘機「飛燕」(ひえん)を製作中に、カッターナイフが左中指に突き刺さり大出血に。近くの外科へ担ぎ込まれました。それから怖くてプラモはつくれなくなりました。)

 運動神経の良い奴は当時できたばかりの少年野球チームへ参加していましたが、私らドン臭い組は参加できず、もっぱらプラモづくりか、ゴムボールでの野球をするのが放課後の遊びでした。

 「海洋堂の宝島」は新京橋プラザ全館を貸切、海洋堂の歴史や歩み、製作した膨大な作品群が分野別に展示されています。
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(展示の見取り図。それぞれの世代によって、こだわる場所は異なることでしょう。でもどこかに自分の居場所があると思います。)
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 1階は「模型店再現コーナー」と「プラモデル50年史コーナー」がありました。わたしが足を止め一番見ていたのもこのコーナーでした。小さなプラ模型店は小学校区に1つはあったことでしょう。そこにないような難度の高い模型(例えばラジコンなど)は、吉岡模型店に行けばありました。そこまでたどり着かず模型制作は終わりました。
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。TAMIYSAというプラモデル会社にも記憶があり、戦車は戦闘機を購入して作成したようですし。
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 北斗の拳コーナーもあり、フィギア作成で日中両国で苦労された話もありました。Ky2_r
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 海洋堂を有名にしたのは、お菓子のおまけのフィギアの凄さ、精巧さにあったと言われています。2階にあった食玩コーナーにその作品が展示されています。当時の子供達もお菓子よりもおまけの玩具ほしさに購入したそうですし。(その写真を撮影していません)
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 結構いろんな年齢層の人達が五月雨式に入ってきます。それぞれの年齢の人達に「これこそ自分のキャラクター」だという玩具を見つけるこいとができるからでしょう。普段対話のない親子もここへくれば対話が弾むかもしれません。
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 海洋堂の歴史をたどるコーナーもありました。海のプラモにこだわり、プールをこしらえたり、レーシングカー全盛期にはボーリング場を借り切って展示やレースもしたようです。とてつもなく子供達の夢をかなえてくれる会社であったようです。
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 恐竜なども作家を輩出し、その精巧さには驚くばかりです。正確な動きのある恐竜が再現されています。高い技術が伺えます。

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 帰りにミュージアムショップで零戦のプラモデルを購入しました。久しぶりにこしらえてみようと思います。
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 自分の好みと嗜好(戦闘機プラモ)で撮影した写真ですので偏っています。画像はクリックしますと多少は拡大します。
*海洋堂の宝島  2008年8月31日まで

高知市新京橋プラザ 開館時間AM10:00からPM18:00迄

*入館料 500円 子供300円 *休館日は水曜日

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2008.07.19

風の陣 3号が発刊中! 貧乏人も夢を見よう!

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 「風の陣 3」(本宮ひろ志・著 ヤングジャンプ・コミックス540円)が発売されています。早速書店で購入しました。皆さんも是非購入してください。良いですよ。
 下手の横好きセーラーの私ですが、この「風の陣」は本当に参考になります。

 「風の陣 3」では、陣の父親がカッコイイですね。父親のケガのために高校進学を諦め漁師になった陣。アメリカス・カップのクルー募集に心穏やかでない陣の心境を見抜いた父親はこう言います。131Pです。

「貧乏人はやりたいことをやっちゃいけないのか。夢を追いかけちゃいけないのかよ貧乏人は。
 人間が生きてるのはちょっとの間だ。血のたぎる体が熱くなる事して生けていきゃなきゃ損だぞ!」
 そしてP133。

「好きなところへ飛んでいけ。それが大人だ陣・・・・。
戻ってきたら2人で酒飲もうや」
いやはや格好よすぎますね!
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 夢は自分で掴み取るものですね。環境や境遇のせいにしていじいじしたり、恨み言言っているあいだもだんどん寿命は減っていますし。本当にやりたいことをしたらいいんです。人生なんて。
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(風の陣のように 夜須の海でセーリングをしましょう。
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2008.07.14

あんどーなつは面白いドラマ

 先週からTBS系で始まったテレビドラマ「あんどーなつ」。なかなか良いのではないかと思います。原作は「ビックコミック・オリジナル」に連載されている(西ゆうじ作・テリー山本画)の人気漫画です。この雑誌は購入していますので読んでいますし。
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 ビックコミック・オリジナル7月20日号には、このドラマの特集が巻頭にありました。主役の安藤奈津役には、連続ドラマ「ちりとてちん」の貫地谷しほり。和菓子職人梅吉役はこれまた連続ドラマ名作であった「いもたこなんきん」で好演していた國村隼。おかみさん役が風吹ジュン。

 下町の東京浅草の風情が感じるドラマであります。貫地谷しほりも國村隼もNHKの連続ドラマではこてこての関西ドラマでの好演。今回は東京の下町。なかなか役者ですね。和菓子づくりの繊細さ、奥の深さを感じています。
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今日の2話目の「ほうずき」の話も良かったです。このドラマは水戸黄門の時間帯であるし、視聴者は高齢者が多いかもしれません。若い娘なのに安藤奈津は礼節を知っているし可愛いし。ということでアイドルになるのではないでしょうか。
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 全部で12話あるそうです。どうなるのか楽しみです。

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2008.06.15

マンガを高知のメイン・カルチャーに 6月20日

西村  今月の「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」のゲストは、高知市横山隆一記念まんが館学芸員の奥田奈々美さんです。高知のまんが文化、横山隆一記念まんが館に関する事柄、学芸員としてトライしたいことなどお話をお聞きしたいと思います。

 今回のテーマは「まんがを高知のメイン・カルチャーに」でお話をお聞きします。高知は伝統の「まんが甲子園」や高知新聞社の「高新まんが道場」など、地方でありながらまんが文化の振興に高知県は熱心でありました。

 最近は全国各地に「まんが館」が開設されているように聞いています。「これは面白い」「参考になる」という事例はありますか?
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奥田 そうですね。横山隆一記念まんが館の先輩館になるまんが館はたくさんあります。例えば東京にあります長谷川町子美術館(1985)。まんが館として開館したのではなく長谷川町子さんが収集された美術品を公開するためにできた美術館です。そこでも毎年夏に恒例サザエさん展を開催、まんがのほうもとりあげています。

 サザエさんの町のジオラマに自分の家を建てるとか。面白い企画継続してされています。
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 また川崎市にあります川崎市市民ミュージアム(1988)は総合的な博物館です。…美術、歴史、写真等をあつかっています。そのなかの1部門でまんががあります。まんがの研究者の方と学芸員の方が組まれて非常に密度の濃い企画展を開催されています。
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 また宝塚市にあります宝塚市立手塚治虫記念館(1994)ですとかは、手塚治虫と関連した企画展に特化して開催されています。宝塚ホテルとも連携されて企画展にあわせた特別メニューをつくったりとか。単に見せるだけではない広がりを企画されています。

西村  奥田さんは2004年に日本博物館協会から優れた博物館学の研究が評価され棚橋賞を受賞されています。当時の報道記事によりますと「近年急造するまんがに関する博物館の抱える問題と連携の可能性を取り上げられた。」とあります。

 論文を書かれた当時の狙い。またその後のまんが館で展示や資料の整理の活動を通じて感じられたことなどありましたら、おかまいない範囲でお話ください。

奥田 当時はまんが館同士の交流があまりありませんでした。当館で「知る・行く・遊ぶ ~日本全国まんが巡り展~」という企画展を開催しました。各施設に呼びかけて資料をいただきました。展示品をお借りしたりということから協力を得られたことがきっかけ
でした。

 全国のまんが館がどんな状況になっているのか?それを調べようと思いました。わたしが論文を書いたきっかけでした。

 まんがの経済的効果が強調される昨今です。調査の結果、地域への経済効果を期待しつつも同時に、「地域住民の文化的要求の充足」を意識している館が多かったです。
経済だけでなく文化を意識されていることを感じました。

 また同時にあちこち問題をかかえています。煩雑な資料の数々の整理方法や、管理面などにも、様々な問題を抱えているところが多いこともわかりました。
 今後連携を深め問題点を共有化し対処に当たりたいと思います。

 せっかく立ち上げた企画展が1館だけで終わってしまう。その地域の人だけにしかひろがらない。そういう問題点も見受けられましたので、連携していけばいいなと思いました。

西村 その後各地のまんが館同士の交流が盛んになり、展示品や資料の貸し借りや企画のやり取りとか盛んになったということでしょうか。

奥田 まだまだこれからのところもあります。今度当館で秋に開催予定の「少女まんがパワー!」は、川崎市民ミュージアムとか京都の国際マンガミュージアムとかの巡回展ということで協力しあっています。

 去年開催しました「横山隆一・手塚治虫展」も宝塚の手塚治虫記念館と連携して開催いたしました。
 大きい館同士の交流は昔も今も行っています。今後は小さい館も含めて連携していきたいと思っています。

 昨年10月、これら日本のマンガ・アニメーションミュージアム連絡協議会の設立準備会が開かれました。まずは情報交換から始めることで、連携を深め問題点の対処に当たりたいと思っています。
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西村 例えば家内の友人7人が集って雑談をしているのを聞いたことがあります。マンガのことが話題になって(うちの子供が高知新聞にマンガで取り上げられ記事になっていた)も7人のうち1人しか知らないようでした。
 まだまだまんがは話題にはなっていないようです。そう感じたりすることも多いようです。奥田さんはそのあたりはどう思われますか?

奥田 メジャーというのはメインカルチャーという意味でしょうか?

西村 美術とか芸術とかのほうがまんがよりは格が上で、まんがは一段下のように思われています。
 例えば今でも通勤電車の中で大人がまんがを読むことはいかがなものか。と眉をひそめるような論調があります。そのあたりはどうなんでしょうか?

奥田 個人的には美術がまんがより格上であるとか思っていません。まんがを知っている人が1人しかいないという事例にしても。同じ集団で美術の話題がわかるかと質問したらどうなったでしょうか。たぶん比率的には変わらないと思います。

 例えばフランスではまんがは「第9の芸術」と言われています。美術、音楽、文学とかと肩を並べています。同じように論じられています。

 むしろまんがをサブカルチャーという風にとらえられているのか。どうしてそう思われているのか。わたしは問いかけたいと思います。


西村 フランスではまんがは完全に音楽や美術、文学と同等の扱いになっているとか。具体的にどのようになっておりますか?

奥田 国立のまんが映像センターがあります。国がまんがを奨励しています。日本でも国立のまんが館こそありませんが、例えば横山隆一さんがまんが家として初めて文化功労者に選ばれていました。

 また日本漫画家協会がだしている賞のなかに文部科学大臣賞とかあります。国もまんがを奨励しているようです。文化と名の付くいろんなものもありますし、実際に顕彰し認めていこうという動きもあるなかで、なぜ、まんがが格下に見られれるのかわかりませんね。

西村 奥田さんの言われることもわかります。
 国がまんがを奨励するのであれば、国はもっとどんと予算を出すべきであると思います。顕彰するなりまんが家を育てるプロジェクトのほうを力を入れるとか。
 科学者を養成するのになにかをすることはありますね。まんが家を養成する為に予算を組んでプロジェクトを立ち上げたという話は聞きませんね。
 力の入れ方が日本は弱いように思います。

奥田 世界的なまんが賞が出来たりしています。その後どうなったのか。どういう動きがあるのかはこれから見守っていきたいと思います。
 まんがというものはそれぞれの書き手(まんが家)がそれぞれの力で育ってきたこともあります。

 たぶんそれに未だに頼っている状況であると思います。自分達の力でやり遂げてきたことこそが、まんがの持つ力の一つだと思いますので、国の手助けを必要とするかどうかは、また別の話かもしれません。。当館としては、頑張っているまんが家の皆様をできる限り応援していきたいと考えています。


西村 実際にまんがの活用で地域が元気になっているところはありますか?事例があればご紹介ください。
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(石の森萬画館の学芸員。川村公志さん提供)
奥田  例えば宮城県にある石ノ森萬画館(石ノ森章太郎氏を顕彰する施設)では、萬画館主催で市民参加のまんがイベントを開催しています。
 また、石巻駅から石ノ森萬画館までの1㎞にまんがモニュメント14体を設置しているほか、空き店舗のシャッター、壁面にまんがが描かれており、商店街を歩かせる工夫が凝らされています。

 人の流れを商店街につくるので商店街の活性化にまんがを使っているという事例になると思います。

 また鳥取県境港市では、「水木しげるロード」として、800メートルにわたり、商店街の歩道に妖怪のブロンズ像(86体)レリーフ等を配置しています。その終点に水木しげる記念館を設立。商店街の中にショップ「妖怪舎」もあり、商店街が観光客でにぎわっています。着ぐるみ達が街中を歩いてみたりとか地域が元気になるという成功事例も生まれています。

 高知もそうしていきたいなと思っています。


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2008.06.01

高知のまんがあれこれ展について  6月6日(金)

西村 今月の「けんちゃんの今すぐ実行まちづくり」のゲストは、高知市・横山隆一記念まんが館学芸員の奥田奈々美さんです。高知のまんが文化、横山隆一記念まんが館に関する事柄、学芸員としてトライしたいことなどお話をお聞きしたいと思います。

 今回のテーマは「高知のまんがあれこれ展について」でお話をお聞きします。
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 4月26日から6月15日までの予定で「高知のまんがあれこれ展」が高知市文化プラザかるぽーとの横山隆一記念まんが館で開催されています。
 まんが館のホームページによりますと「高知で活動する作家や団体のまんが作品を多数展示します。」とあります。今一度その内容や展示について説明をお願いします。

奥田 はい。メインとなっているのが、皆さんご存知の「まんが甲子園」です。
 初回からの最優秀作品をずらっと並べてあります。また前年度の入賞作品も全部展示しています。
 来館者はまんが甲子園の歴史をまずご覧いただきます。
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(まんが甲子園の入賞作品も展示されています。)
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 また高知のおなじみのまんが関係の活動としまして高知新聞さんが主催されておられます黒潮マンガ大賞ですとか、また当館が主催していますが「まんがの日記念・4コマまんが大賞」の昨年の入賞作などを展示しています。

 その他にもまんがの関係ということで自由民権記念館のほうで高知漫画集団の田所のりあきさんに依頼して作成された「民権紙芝居」も展示しています。

 そのほかにもNPO法人マンガミットや高知インディーズマガジン(高知で活動されているアマチュアの漫画家の人たちで作っているまんが雑誌)であるとか。

高知インディーズマガジンHP http://kochiindiesmagazine.web.fc2.com/
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 また和紙に描いた絵を使ったアニメーションを生活創造工房が土佐民話をテーマにした「さるのつべはぎんがりこ」というアニメーションもつくっています。その作画を展示し、アニメも上演しています。

 またまんが館の講師として来られています小笠原まきさんの絵本「パンチャタントラ物語」(寓話絵本)の原画なども展示しています。ひじょうに盛りだくさんな内容になっております。

(参考) 高知のまんがあれこれ展の出品作品

・まんが甲子園
・黒潮マンガ大賞
・まんがの日記念・4コマまんが大賞
・民権紙芝居
・NPOマンガミット
・『高知インディーズマガジン』
・生活創造工房「さるのつべはぎんがりこ」(和紙に描いた素朴な絵のアニメーション)
・小笠原まき「パンチャタントラ物語」(寓話絵本) ほか

西村 高知のまんがあれこれ展をわたしも鑑賞させていただきました。
 印象に残りました作品がいくつかありました。例えば進路選択に悩む高校生が、先輩を訪ねて啓発を受けて理髪師になる物語がありました。印象に残りました。

 また建設会社に入社した若い人が、職場の先輩のアドバイスに従って建設業の奥行きの深さに目覚めていくストーリーまんがも印象に残りました。

 これらのマンガは企業や団体の協力があって制作されたものなのでしょうか?
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奥田 協力があってというよりも、むしろ企業側が(仕事の内容を)まんがにしてより伝えやすくしたい。という希望がありました。
 理髪師さんのマンガはNPO法人マンガミットが依頼を受けて制作したものです。建設業のほうは、国際デザイン・ビューティカレッジのマンガ・アニメ科が制作した作品です。

 なにかを読者の人に伝えたい時にまんがの形にしますととても読みやすいし、伝わりやすい。企業側がまんがという伝え方を選んで選択したということです。

西村 それともう1つの作品で「ごっくん馬路村物語」もあったようなのですが。あれなんかもどういう形でストーリーまんがになったのでしょうか?

奥田 あれも同じく中四国農政局で企画されました。それを国際デザイン・ビューティカレッジのアニメ科の生徒さんたちがマンガにしたものです。ごっくん馬路村をはじめとして、馬路村の商品展開や市場開拓の上手さがうまく表現されています。

西村 「まんが甲子園」は全国的にもかなり関係者に認知されてきたと思います。昨年はまんが雑誌社の編集者も来ておりましたし。「高知のまんがあれこれ展」は、「高知をまんがのまちにしよう」という大きな戦略があるのでしょうか?地元の作家の掘り起こしになるのでしょうか。

奥田 あれこれ展は、「まんがのまち・高知を知っていただこう」という意図で開催しています。県外から来られる来館者の、皆様に高知はもともとまんががあふれている。それが意外に見過ごされているところがある。

 そういったところをあらためてまとめて見返していただこう。そうした意図で開催させていだいています。「まんが甲子園」もそのなかの1つということです。まんがの活用例ですとか。まんが賞もいろいろあるいということを知っていただきまして、いろんな可能性があるということを感じていただければと思っています。

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西村 高知の現在のまんが界の状況ですが、広がりはあるのでしょうか?

奥田 高知のまんが文化は「継続されている」ことに意義があると思います。例えば高知新聞のまんが投稿欄である「高新まんが道場」も昨年20周年を迎えました。投稿コーナーが継続すること自体がすごいことだと思います。

 続けていくことによって(まんが文化が)土壌として高知に根付いていっているのではないでしょうか。
 続いていく中で例えば「まんが甲子園」が実行委員会方式。実働部隊による運営形式に変わっていったりしました。「黒潮まんが大賞」もずっと4コマまんがでしていたのが、ストーリーまんがに特化したりとか。変化していることをいろいろと感じています。

 続いていくなかでステップアップして発展させていこうという意気込みは多々あります。それぞれ活動していることを結びつけてお互いが協力できるような体制を母船(マザーシップ)のような存在になればと考えています。 


西村 地元高知のまんがグループとして 高知まんがグループくじらの会や高知漫画集団などの動きはどんなものでしょうか。

奥田 そうですね。高知漫画集団、高知漫画グループくじらの会=高知在住のセミプロ、アマチュアのまんが作家からなるグループ。高知のまんが文化の一翼を担っています。県内の大きなイベントごとに似顔絵コーナーであるとか。まんが教室なんかをされて表へでられたりしています。

 また当館でも毎年3月に「まんが。漫画。マンガ展!」というものを恒例行事として開催しているのですけれども、それでテーマに沿った書き下ろし作品を出されたりとか。また1年間書き溜めた作品を一挙に公開したりとかの場に使っていただいています。

 発表の場があると創作意欲が沸くと言われています。そういうような新作を書き下ろしたりしつつ、更に「まんが、漫画、マンガ展!」でも似顔絵コーナーもしています。毎年恒例になっていますので似顔絵を描いてもらいに毎年足を運んでいただく市民の方もおられます。

 お子様の成長記録を残すとか。そういう動きもありまして。見てらの楽しむとか。見る側も展示する側もいろいろ受け取り方ができるいような展示であったりとか。

西村 高知出身のまんが家は数多くおられます。まんが館と親密な関係の作家は何人かおられるのでしょうか?

 スポーツ界であればJリーグやプロ野球選手などはプロ選手などが、少年達にコーチングしたりしています。
 まんが界でも高知の場合はそういうしくみがあれば良いのですが・・


奥田 高知出身のまんが家さんは多数おられます。とても多くの方から協力していだだいていますます。

 特に高知在住のまんが家さんには「まんさい -まんがフェスティバル」(11月3日の「まんがの日」)に積極的に参加いただいています。

 くさか里樹さんは「まんが100秒バトル」「4コマにチャレンジ」など審査のほうで参加いただいています。

 また高知新聞の「きんこん土佐日記」で県民にはおなじみの村岡マサヒロさんは「すみっこで会いましょう」ということで、子供達とお絵描き対決をすることに出ていただいています。審査もしていただいています。

 正木秀尚さんはスクリーントーンなどを使用した本格まんが指導をされています。

 まんが家とじかに触れ合えることでこどもたちが刺激を受けているように見受けられます。

 村岡マサヒロさんが子供の頃に学校の先生に自分のまんがを誉められたことをきっかけにまんが家として頑張ってまんがを描いていこう。と自分で思われたことがあったそうです。
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 それで子供達を誉めて良いところを伸ばしていこう。そういう指導のしかたをされています。そういう交流も続けて行っていただいてまんがを描く楽しさを伝えていけたらな。と思います。


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2008.05.30

源氏物語は凄い!としか言いようがない

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 今年は源氏物語1000年祭でも行われるのでしょうか?日本経済新聞でも取り上げられていましたし。イベントが行われるのでしょう。

 1000年前の日本人の心情も今もさほど変わらない。源氏物語は日本文学史上不朽の名作と言われていますが、今まで関心もなく読んだことはありませんでした。古典の時間にごく一部を読んでいるぐらいでしょうか。

 「あさきゆめみし」(大和和紀の少女漫画。紫式部の『源氏物語』を漫画化したもの)を読んでいます。少女漫画なので家内に借りてきてもらいました。市民図書館に置いてありますので。13巻まであるようです。

 不倫あり、セクハラあり、不義密通ありのおどろおどろしい世界ですが、綺麗な少女漫画で描かれているので嫌味がない。

 生みの母を想い、義理の母と密通し子供までこしらえてしまう。狙いをつけた女性とは交友し、一時期権力闘争に敗れ明石に流されるも、そこでもちゃんと女性との出会いがある。光源氏は島耕作をより高貴にしたキャラクターなのか。でも面白い。

 今後も漫画でしか読まないと思うが、それにしても堪能しました。原作も凄いが、この漫画もまた凄いとしか言いようのないものです。

 当時の風俗や和歌などもきちんと描かれていて丹念に読めばそれなりに重たい内容。「チャングムの誓い」もあれは韓国宮廷内部(宮中)の話しでしたが、源氏物語もまさにそれそのもの。しかし退屈しない。原作がしっかりしているからまんがにしても現代風にアレンジしても面白いのでしょう。

 子供が高校生の時代には、「ドラゴン桜」のなかで桜木が「古典はあさきゆみみしを読破しろ」とか言っていたようですし。

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