政治評論

2016.12.20

韓国歴代大統領の不正と末路


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 パク・ウネ大統領の即時退陣を求める韓国市民の街頭での抗議活動は物凄い。今のところ警備部隊との暴力的な衝突もなく、整然と行われています。大規模野外コンサートのように、ウエーブが起きたり、大合唱があったりして、週末のソウルの恒例行事になっています。

 これを「民主主義の勝利」と称賛される人達もいます。週刊ポスト12月16日号の「逆説の日本史」を連載している井沢元彦氏は、伝統的な政治イデオロギーであった「朱子学」が韓国社会を蝕み世界観を歪めていたからだと言われています。

「韓国という国家、韓国人という民族ほど朱子学の毒に蝕まれている民族はいない。」(P71)

「朱子学は「亡国の学問」だと確信しているが、朱子学は民族に真実の歴史を忘れさせてしまうという、とんでもない副作用がある。」(P72)

「要するにこれは民主主義社会あるいは法治国家で定められるルールよりも、韓国人を厳しく縛り逆らうことを許さない絶対のルールがあるということだ。

 それは言うまでもなく親に対する。「孝」そして血縁に対する身びいきを、国家や民族という「公」よりも重要視する儒教(朱子学)の影響であることは少し考えればわかる話である。」(P72)

 「朱子学はインテリのヒステリー」と井沢元彦氏は言います。南宋時代に朱子は生まれました。中原の地域を異民族に宗は奪われ、揚子江の南に追いやられた南宋。その際,皇族をはじめ漢民族の女性の多くは連れ去られ、性奴隷とされました。

 そのことで南宋の民は激しく外国を憎むようになりました。軍備を怠り軍事的に敗北した原因を冷静に総括せず、悪いことはすべて外国の「野蛮人」に責任を点火するインテリの負け惜しみ思想が朱子学であるようです。

 司馬遼太郎さんも幕末期に日本で流行した「尊王攘夷」の思想は南宋が元祖で「薄っぺらな思想」と看破していました。

 「この国のかたち」を読んだ読書感想文を2009年11月に個人ブログに書いていました。

「 司馬さんは「尊王攘夷」で幕末維新期は来たものの、明治政府は開国し、文明開化をなしとげ、当時の先進国にキャッチ・アップしようとした。「尊王攘夷」は、中国の宋時代の思想で「たいしたものではない、」と。結局明治政府は新しい国のかたちをもとめ、政府中枢閣僚が2年間も欧州に滞在し、ドイツなどの社会制度を性急に輸入し、プレハブ工法で社会制度をこしらえました。

 ぎりぎりの国力と必死の外交的努力で日清・日露戦争に勝利したことがあだになり、昭和10年以降に無能な政治指導者や軍幹部が日本で台頭、結果明治国家を滅ぼしてしまった昭和10年から20年までの日本史を断罪されていることがよく理解できました。」

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-6fb0.html

 国家国民のことよりも家族のこと一族郎党の繁栄が何より大事という韓国に定着している朱子学の弊害が、歴代大統領一族の不正の繰り返しを生んでいるのでしょう。

 またなんでもかんでも外国を悪にする思考、とくに韓国の反日運動・従軍慰安婦像を米国に立てる運動なども、いささか冷静さを欠いているように思えますね。

 いずれにしてもパク・クネ大統領は辞任が解任されるでしょうが、再発防止の社会システムと韓国社会の思考システムの変革がない限り、韓国社会に未来はないのではないかと思います。

 北朝鮮という「やっかいな独裁国」と隣接しているだけに、韓国の混乱は、隣国日本にとっても他人事ではありません。

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2016.09.06

平成の「治安維持法」が準備されています。


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 「共謀罪」は廃案になりましたが、安倍内閣は「テロ準備罪法」なる「平成の・治安維持法」を9月の臨時国会に提出するとの記事が、朝日新聞2016年8月26日号1面に掲載されていました。

 あんまり猛暑が続くので、当日あたりは見出しを見過ごしていました。朝日新聞の1面に掲載されていたのに。

 戦前の治安維持法は、言論・結社の自由を極端に制約しました。特高警察と言う政治思想を専門に取り締まり、拷問する秘密警察もつくられました。日本国を無謀な世界大戦に巻き込み、国民を塗炭の苦しみに導いた悪法でした。

 テロ対策を名目に、また平成の治安維持法である「テロ等準備罪」が登場しようとしています。国民を分断し、暗黒日本国をつくらせることには反対します。

 現行法ではなにが不足しているのか。何ゆえに国民生活を束縛する法律を政府は性急につくろうとするのか。災害対策や地元での地域防災活動を全く無視する「緊急事態法」といい、日本国は民主主義国を放棄し、全体主義国家になりつつあります。

 全体主義国家に日本国が変質すれば、災害にも緊急事態にも全く対応できない危機管理の崩壊した国に成り下がることでしょう。

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2016.06.07

スケールの小さいいじましい話

 昨日はNHKラジオで桝添知事の「第3者」という2人の弁護士の調査報告を聞いていて、記者会見の様子も聞いていました。なんだかスケールの小さいいじましい話に聞こえました。
「違反ではないが公私混同」「美術本の収集は政治活動とは言い難い。」「自宅を政治断団体の事務所にしていたことはおかしくない。」などなんともちまちうました話。

 「ネズミ男」というあだ名があるそうですが、せこさという点では同じでしたね。でも都知事選挙で桝添氏を選んだのは東京都民の責任。大金持ちで文化人の細川さんや、庶民派の弁護士の宇都宮さんが知事になっておれば、こうした「ちまちました不正」問題はなかっただろうに。

 そういえばオバマ大統領のご婦人と子供たちが1週間中国へ滞在したことがありましたが、あれは私費だったんでしょうか?また以前のフランスの大統領のシラクさんは、日本が好きで大相撲観戦や美術品の収集も日本でしていました。あれはどうだったんでしょう。

 桝添さんも国際経済学者であり、それなりの知性も教養もある人と思います。無駄遣いの先輩の石原慎太郎氏に「桝添君は3回も離婚しているのでお金がない員だろうな。」と言われていましたが、そのあたりが正解でしょう。
 ないならないでつつましい生活をすればいいのにと思いますが。そうできなかったのは彼の「プライド」=見栄がそうさせたんでしょう。
 昨日は1日体調不良で寝転んでいて、つらつら聞いていました。天気図をみても今日は1日雨模様ですね。

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2016.04.08

社会思想不在の不安な時代

 今の時代は、右翼も左翼も「これだ」という思想がない。裏付けなしに、自分たちは右翼だ、民族主義者だ、国を憂う国士であると自称したり、平和勢力で絶対的に自分たちは正しい。自分たちの勢力だけは進歩勢力で間違いない。という盲信にとらわれています。

 40年前の1976年。日時は忘れましたが、東京の品川公会堂で、共産主義者同盟叛旗派の解体集会が起こなわれていました。自分は構成員でもシンパでもありませんでしたが、関心があったので見学に行きました。

 壇上では幹部であった三上治氏と神津陽氏たちが、何やら言い合いをしていました。「顧問」である評論家の吉本隆明氏もその場にいて、何やら言っていました。激しい言葉の罵り合いでしたが、当時の風物詩のヘルメット姿で鉄パイプで殴り合うこともないようでした。

 党大衆構造の止揚」を唱えていた共産主義者同盟(ブント)叛旗派は解体しました。もうあれから40年も経過してしましました。

 では当時の指導者や構成員やまわりの皆さん方は40年も経過しましたが、どうなっているんでしょうか?吉本隆明さんは、2012年2月にご逝去されました。
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 右も左もきちんとした社会思想がないまま、迷走しているように見えます。不安な時代ですね。

 わたしは市井の市民、無名の大衆、生活者として日々生きています。何もなすこともなく還暦を超え、なんとか生きのびています。

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2016.01.28

中国の脅威と憲法改正問題

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 最近耳にするのは「中国は南沙諸島だけでなく、尖閣諸島も奪い、東シナ海も占有し、日本のシーレーンを脅かす。」

「中国は古くは鄧小平時代から航海法を制定、第1列島線で台湾・尖閣・沖縄を支配下に、第2列島線で日本を支配下にいれる長期戦略の元に軍事力を増強している。」

「隣国中国の露骨な軍事増強に目を向けない日本国憲法擁護者たちは、憲法を守って、日本国を、守らない非国民である。」と。そういう主張を散見します。

 確かに中国は既に日本のGDPの2倍の経済規模。一貫して「富国強兵」政策を追行しており、最近も南沙諸島を埋め立て軍事飛行場を建設し、自国領土と主張し、海軍力を増強し空母を建造しています。

 なるほどそれは脅威ですね。海軍力が弱小なベトナムやフィリピンは中国海軍いに蹴散らされました。次は日本へ侵略の手が来るに違いない。そう煽る人たちがいます。

 果たしてそうなるんでしょうか?わたしはそうはならないと思います。

1)もともと中国は海軍国ではない。機動部隊を展開させ、洋上展開するには最低3隻以上の空母が必要。過去に洋上展開できた国は米国と旧日本帝国海軍以外はありません。

 中国は中古の空母が1隻と、建造中の空母が2隻あるだけ。洋上展開するのにはまだ時間がヵかるでしょう。

2)70数年前ならいざしらず、現在は3次元ハイテク兵器の時代。空母は絶好の標的となり、高性能の無人機の餌食になるだけでしょう。


3)現在の中東情勢の混迷から、「第2・第3のイスラム国」が西アジア・中央アジア・中国新疆ウィグル地域に誕生する可能性が高い。

 中国はこの地域を中国が主導する国際金融機関「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)によって、道路建設や、天然資源輸送パイプライン建設を当て込んでいます。

 中国の「生命線」は陸路の中国西域にあり、こちらが脅かされますと尖閣や南沙どころではなくなります。早晩そういう事態になると思われます。

 中国の習金平はかつての明帝国の再現を夢見ています。しかし常に西域は異民族に脅かされていました。「歴史は繰り返す」といいますが、「西域の安定なしに東海上へ」侵略できる筈はありませんから。
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 結論は軽挙妄動せず、日本はアメリカの手先で軍事行動をしてはいけないと思います。日本国憲法はあえて改正する必要性は全くありません。
 アメリカの軍事的な力は相対的に低下しています。アメリカだけに従属するのは危険です。

 外交力で情報を正確に収集し、きちんと善隣友好関係を周辺諸国と構築し、自国の専守防衛はきちんと履行する。周辺国で怖いのは中国ではなくロシアでしょう。プーチンさんは一筋縄ではいかないでしょうから。

 中国にすれば日本・沖縄・尖閣・台湾が太平洋への進出を妨害する障害という発想にとらわれている可能性はありますね。
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2015.12.11

ナチスの突撃隊のように粛清するつもりなのだろうか?

 安倍晋三さんのフェイスブック。支持者と思われる皆さんからの「怒りの投稿」で満ち溢れています。どうしたことでしょうか?


 観察するにたぶん安倍晋三さんの「本質」は何も変わらず、少し「リベラル的な発言」「善隣友好的な発言」をしますと自民党の支持が増えることを「学習」された成果であると思います。今回も安倍内閣の支持率が上がるでしょうから。

 歴史的な教訓から言えば、かつてナチスで強権をほしいままにした突撃隊が、粛清されたことがありましたが、その類の「一種のガス抜き」なのではないかと推論されます。

 それにしても罵詈雑言の嵐ではありますね。フェイスブックを閉鎖したり、書き込み投稿を禁止されていないと言うことは、完全な「ガス抜き」であると思われます。

 1部を読みましたが、結構キツイ内容ですね。

          ↓

●あんな嘘つきでドロボーの朝鮮人の国に一円も出してはだめです。間違った選択をしないで下さい。間違った選択をしたら、安倍総理と自民党の支持者は半分以下になります。私たちの税金をそんなことに使わないで下さい。

●安倍総理、慰安婦問題を巡るこれまでの政権の姿勢を支持していたのですが、本日は完全に幻滅しました。予算からの基金支出は日本政府としての法的責任を認めたことになってしまいましたし、韓国内や米国などの慰安婦像の撤去も合意に含まれていないというではないですか。今回の拙速な合意は政権を揺るがすものであるだけでなく、日本の将来に深刻な禍根を残すものですよ。

●安倍さん、今回の韓国対応、完全に判断ミスですよ。国民の意志とかなりずれてますいままでが良かったから本当に残念です、今からでも遅くないです。岸田さんを即刻帰国させて下さい。

●決済みで突っぱねればいいものを、なぜわざわざ日本から出向いてまで慰安婦問題で動いているのか、本当に理解に苦しみます。
もし韓国に譲歩するようなこともあれば安倍総理の支持層を失うことになると思いますよ。

●私の祖父は、満州で整備兵長として働き、更にシベリア抑留で、クラスノヤルスク州のギートラで強制労働までして、肺結核を患って帰還したのに、日本兵は慰安婦を犯していない。金で雇われた売春婦だけ。 それなのに、日本兵を全て性犯罪者にした安倍総理や安倍政権や自民党には、本当に失望しました。

●私の祖父は性犯罪者になるために、戦ったんじゃない
日本と家族を守る為に戦ったんだ。

●合意って出てますけど、まさかあの国が本当に蒸し返さないと思ってるんでしょうか?何度やられれば気がすむのですか?
あと、10億円とニュースで出てますが税金で払う気ですか?
あいつらにくれてやるために少ない給料から税金払ってるわけじゃありませんので、政治家のポケットマネーでやってもらえませんでしょうか!!!!怒怒怒
民主でさえ慰安婦問題で妥協したなかったことを(野田の時に危なかったと聞いてましたが)安倍総理がやるとは見損ないました。

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2015.10.04

異端の人間学を讀んで

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 「異端の人間学」(五木寛之・佐藤優・共著・幻冬舎・2015年刊)を新刊本で金高堂書店で購入し、読みました。本当に異色の対談ですが、共通項は「ロシア」との関わりが2人とも深いです。

 この本の副題が「ドストエフスキーからプーチンまで。ロシア的とはなにか 味方ではないが敵でもない 不思議な隣国」とあります。佐藤優氏は外務省の役人としては異例で、7年8か月モスクワに滞在されていました。日本随一のロシア通。

 一方五木寛之氏は「さらばモスクワ愚連隊」や「蒼ざめた馬を見よ」というロシアを題材とした小説で時代を射抜きました。異色の対談です。

 読んでいてあまりに浅薄な今の安倍政権や閣僚、稚拙な日本外交を眺めていまして、この2人のような視点と教養と経験が今の日本の政治や外交分野にまさに必要ではないかと思いました。

 大事な隣国であるにもかかわらず、政府自体がまじめに外交努力をしていません。佐藤優氏や鈴木宗男氏のようなロシア外交の専門家の復帰が1日も早く望まれますね。
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 五木寛之氏は身を以て日本の敗戦を朝鮮半島の平壌で体験されています。

「ソ連兵にとって怖いのは2つあって、敵兵が1つと、それからもう1つはスメルシュ。彼等に比べれば、日本の憲兵とかソ連の秘密警察も大したことはない。スメルシュはその場で射殺する。街頭で殺しっぱなしで死体も片づけない。

 中略

 敗戦後、平壌にソ連軍が入ってきたときは、1週間か10日ぐらいの間、チンギス・ハン(1162~1227)の軍勢がヨーロッパを襲ったときのようなありさまでした。でもそれが1週間ほどたつとぴたっと止まった。なぜかというと、スメルシュがやってきて、街頭で片っ端から無頼の兵士連中を処刑したからです。

 乱暴狼藉を働いたのは、最前線の危険な部署に常に行かされる囚人部隊。ろくに食事も与えられない。ドイツ軍の捕虜になって逃げてきたもの、政治犯、囚人たちで編成され「戦争ではスターリンから1歩も後ろに引くなと命令を受けている。もし下がったら後ろに控えている正規部隊から撃ち殺される。こういう囚人部隊がスターリンの秘密命令でつくられました。」(佐藤 P21)

 囚人部隊はソ連史のなかでは「存在しないもの」とされてきましたが、敗戦直後の満州や朝鮮半島でのソ連軍の乱暴狼藉の諸原因はなるほどこうした囚人部隊の存在なのかと納得しました。」

 ソ連が政治的に崩壊した時にロシア人は大丈夫かと言われていましたが、意外にしたたかに生活をされていました。それは国や体制だけに依存せず、自分なりの生活防衛策にたけていると思います。
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目次を眺めていましても、2人の個性は際立っていますね。

五木「崩壊直後の1992年に行きました。もう年金生活者たちが餓死するんじゃないか。内戦が明日でも起きるんじゃないかといわれているような混乱の最中でしたが、言ってみると、サンクトペテルブルグの公園で優雅に立派な犬を連れて散歩しているカップルがいるわけです。

 そこでこの犬に何を食べさせているんですか?と聞いたら、肉だと言うわけね。どこからその肉を手に入れるんですかと尋ねると、至極当然のように、帝政時代から愛犬連合とかそういう組織がある。その組織に自分たちの家は昔から属しているから、組織のほうでちゃんと肉が配給されるんだと、言うんです。」

佐藤「中間団体があるわけですね。愛犬組合もそうだし、切手収集愛好家協会みたいな団体もありました。そういう団体は社会団体と言って、幹部はだいたい軍人なんです。だからけっこうな政治的な力を持っています。」

五木「そういう職能組合のようなものが、いくつもあるんですね。だから工場で働いている人の月給は少なくても、現物や非合格品で使えるものをもらったり、いろんな形で副収入がいっぱいあるんです。

 そういうメンバーに入っていれば、実際に国営商店に何にも食物がなくたって、犬の餌はちゃんとまわってくる。そういうところを経済学者やジャーナリストは全然見ていませんよね。労働者の平均給与は、なんていっている。

 実際には、表の賃金じゃないところでやっているんだ。」

佐藤「職場に付随した注文販売というのもあるんです。ハムやソーセージ、卵、牛乳も会社を通じて手に入れることができます。だから、みんな、仕事をろくにしなくても会社へは行くんですね。」(P41 人間を見よ)

 表の統計経済だけでははかりしれないロシア社会の奥の深さですね。統計上は国や地方政府の財政は破たんしている場合でも、庶民大衆はしたたかに生活しています。

 そういえば都市部のロシアの市民は週末は郊外の市民農園でジャガイモなどを栽培し、収穫して自宅の地下室などへたくさん保存しているやにも聞きました。何度も戦災や内乱があったロシア市民の知恵だし、組合や互助会組織のお蔭で皆したたかに生活されていることが理解出来ました。

 日本社会は共同体が崩壊して、孤独死などが増えているようです。最近も高校時代の後輩が人知れず息絶えていたことを知らされました。高知市のような田舎町でもあるのです。わたしは地域の減災対策で、コミュニティの再構築をテーマにしていますが、ロシア社会が先を行っているなと感心しました。

 賄賂の分配ももらったその日に幹部が関係者に分けるとか。カルチャーや伝統になっているそうです。国や行政に依存しないロシアの人達の逞しさ、したたかさを感じました。見習わないといけないと思いました。

 

五木「そういう非公式の贈与だったり分配があるから、ロシアの労働者の平均給与を数字で出しても、実際の生活をまったく反映していない。」(P42)

副題にあるようにロシアと言う国は「味方ではないが敵でもない。不思議な隣国」です。

 この著作の目次の項目を眺めても、多様な観点、視点からロシアが語られています。アメリカ従属一辺倒の安倍政権では、ロシアとの善隣友好関係は構築できそうもないことがよくわかります。
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 著作の中にある写真は32歳の頃の五木寛之氏。ハンサムですね。以前ある生命保険会社の講演会が県民文化ホールでありました。満員のホールの聴衆の大半は女性。80歳近い五木氏でしたが女性たちの人気は凄いのがわかりますね。

 ウクライナ問題でも独特の見識がご両人にある。地域特有の宗教問題もあるとか。ウクライナ西部のガリツィア地方は、二次大戦時にソ連赤軍が進出するまで一度もロシア領になったことのない歴史があります。18世紀後半からはオーストリア・ハンガリー帝国の1部でした。そのあたりを初めてこの著作で知りました。

 またロシアでは作家や詩人が人々に人気があり、トルストイやドストエスキーの講演時には街頭に人々が溢れかえったと言います。

 先日安倍政権の岸田外相が、1年半ぶりにロシアを訪問し、外相会談をされましたですが、はかばかしい外交成果を上げるに致りませんでした。 

 「異端の人間学」は推薦図書の1つです。                                           

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2015.08.30

自民党はファシスト政党になったのでは?


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 最近自民党若手国会議員の極端な発言が目立っています。大西英男議員は、自民党の勉強会で「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなることが一番」と発言しました。

 また 安保関連法案反対のデモを行う学生集団を「だって戦争に行きたくないじゃん」という自分中心、極端な利己的考えに基づく」と批判したことで知られる武藤貴也議員。発言も妄言ともいえる暴言ですが、“議員枠未公開株”で4100万円集金していた事実が報道されると、自民党議員も「劣化が酷い」と思いますね。
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 安倍晋三首相は8月15日の「70年談話」のなかで、「日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。」と言い切りました。

 前後の文言にそれなりに「村山談話」などの継承を標榜していますが、この文言こそが安倍首相及び取り巻きの日本会議と称するファシスト集団の本音ではないかと思います。

 日本が日露戦争辛勝後、東アジアの中国とロシアの帝国の衰退につけ込んで、朝鮮半島から中国大陸への侵略を執拗に行い、結果的にアメリカやイギリスの利害と衝突し、太平洋戦争を引き起こし、アジア諸国に多大な被害を引き起こし、無残な敗北して今年は70年目です。

 その節目の年に、国民政党であった自民党がファシスト政党に変身してしまいました。自民党は「かつての自民党」ではありません。国民各位はきちんと自分の眼と耳で確かめて、今後は地方でも国政でも自民党に投票しないようにしましょう。

 「戦争法案」を推し進め、何故アメリカ軍へ従属して派兵をしなければならないのか?明仁天皇の「平和への想い」をなぜ反故にする発言や行動を安倍政権はするのか?
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 地震大国・火山大国日本でなぜ原発の再稼働を急ぐのか?11万人を超える福島原発の被災者は自宅へ戻れません。4年5カ月が過ぎています。
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2015.08.04

戦争法案を皮肉る漫画


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高知新聞2015年7月25日朝刊の「高新まんが道場」にひさしぶりに下の子供の作品が掲載されていました。
 キジと小学生の掛け合いがテーマです。仕事が暇な時期があったんでしょう。

 今回の高知新聞漫画道場の入選作品も下の子供の作品以外は「戦争法案」に関する入選作はありませんでした。漫画は社会の鏡です。社会風刺をもっとやっていただきたいと思いますね。

 「戦争法案」に反対されている皆様も、「小学生でもわかる違法性、違憲性を表現」してください。いつまでたってもサヨクの「上から目線」の反対運動では国民的な運動にはなれっこありませんから。

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2015.07.20

戦争法案反対集会に参加しました。


 今日は夜須でのマリンフェスティバルYASUが悪天候で順延。サポート予定のカヤック無料体験もなくなりました。主に家の用事をしました。風呂の掃除をし、昼過ぎは母を連れ大型量販店での買い物。散歩が目的です。そして午後3時半位は歩いて自宅をはないと一緒に出ました。

 手作りのプラカードをつくりました。「安倍政治を許さない」と娘が描いた「ファシスト安倍」です。
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 30分ほどで会場の丸の内緑地へ到着。知り合いのUさんに会いました。手作りの「安倍政治を許さない」プラカードを首から掛けていました。主催は「戦争させない!戦争に行かない!憲法アクション inこうち!!」です。超党派でこしらえられた団体のようです。
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 参加者が持参している桃太郎旗を見ますと、民主党系、社民党系、新社会党系、共産党系などがあり、労組の旗も多く見られました。わたしらのようにどこの組織にも属さない無党派市民も結構いました。若い学生たちの姿も見られました。

 最初に平和運動センター議長で自治労高知委員長の山崎秀一氏が演説されました。
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「安全法制関連法案は、戦争法案です。アメリカ軍につき従い地球の裏側まで行って戦争する法案です。234人の憲法学者と元内閣法制局職員が発言しているとうり、集団的自衛権は明白な憲法違反です。

 危険な戦争法案を廃案にするために、辺野古基地反対でオール沖縄で頑張っている行沖縄のように、安倍内閣を打倒し廃案にしましょう。」

 続いて弁護士の中西法貴氏が登壇されました。
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「みなさん戦争法案の中身の精査と、憲法の許容範囲内のものかどうか考えてください。」この法案は明らかに「違憲法案」です。

 このような憲法を破壊する法案や国会審議を許した責任は国民にあります。経済政策を支持した、投票に行かなかった。行為で与党に3分の2の議席を与えたことが原因です。

 本当に主権者であれば、今すぐ行動に移しましょう。」

 特定機密法案に反対する会の玉置さん。
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「私は中国で生まれました。先の大戦で日本は多くのアジアの人達を殺害し、日本人も多く亡くなりました。痛切な反省から憲法を作り、70年間戦争をしない国でした。

 尖閣や南シナ海での中国の脅威が安倍内閣は叫んでいますが、一方で日中事務レベル協議を頻繁に現在行っていまして、対立しないように両国はしています。戦争の脅威などありません。」

 9条を守る会事務局長の谷脇和仁さん(弁護士)は、
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「安倍内閣がやっていることは、憲法壊しのクーデターそのものです。ここで国民が声を大にして反対しなければ、国民生活は破壊されます。」

 学生グループを代表して、グループペダルの横川和音代表は。
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「学生の立場で戦争法案に反対します。政府は人文科学系の学部を国立大学で廃止しようともしています。わたしたち若者は声を大にして戦争法案に反対します。国家権力の横暴を認めることはできません。」

 中国残留孤児の麻田勇さんはこう言われました。
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「わたしは先の大戦の末期に西土佐村から中国吉林省へ開拓農民として入植しました。敗戦後3歳でわたしは残留孤児になりました。1989年に日本へ帰国が出来ました。子や孫に恵まれました。

 70年前の悲劇が繰り返されようとしています。日中両国国民に再び苦しみを与えることは歴史に背く大罪です。」

 主催者側発表で600人の参加とか。シュピレキコールは、大西正裕さんが歯切れ良いラップ調で行いました。
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「戦争法案絶対反対!」「9条守れ戦争反対」「安倍内閣は退陣しろ」「平和が大事、戦争はいらない」「自衛隊員の命を守れ!」。続いてデモ行進になりました。中央公園までデモし、夕食準備のためそこで隊列を離れ、帰路につきました。
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 途中タウンモビリティ・ステーションふくねこでは、高知大学生の研修が行われていたそうです。笹岡和泉さんを始めスタッフの皆さんはせわしかったと思います。
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