教育問題

2009.11.24

映画「山河あり」と「梅原孝司さん講演会」へ参加

  戦争を知らない子ども達に送る映画会(田辺浩三氏主催)の11月上映は、11月23日高知市龍馬が生まれた街記念館でした。

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 今回行ったのが夕方。最初に梅原孝司さん(元教員・社会科)からの講演がありました。主に「教科書」の記述の問題を言われました。日本史の特に昭和史の記述は、時の政権次第で変化する事例を説明いただきました。

「戦前は社会科という科目はありませんでした。最近の流れとしては道徳や愛国心を強調する潮流が強くなり、現場の教員も大変です。教育基本法も改悪され、国家優先型の教育を押し付けられてきているからです。」

「政権交代もありましたが、教育現場を見る限り何も変わらないと思います。文部科学省は成立以来140年間なにも変わらなかったからです。最近ではゆとり教育を提唱。学力低下すると今度は授業時間を増やす。なにも反省することなしで。」

「現在現場の教員は忙しすぎるし、疲れ果てています。ただ教育の力は大きい。9月に講演された大川愛郎さんは小学生時代に職業軍人の話や、廊下で蒋介石の写真を踏みつける教育を受けられたと言われました。少年兵として予科練を志願する気持ちになられたといいます。

 会場からも質問があり、的確に梅原さんは答えていました。
 
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 続いて主催者の田辺浩三さんからの挨拶がありました。今後の「戦争を知らない子供たちのための映画会」は、12月は「カルメン純情す」を6日に上映されるそうです。この映画「カルメン故郷へ帰る」の続編ですが、戦闘風景など出てこない映画ですが、戦後になり再軍備の動きのある時代背景を見てくださいとのこと。

 また来年は愛宕劇場でいくつか映画をやります。とのこと。(詳しくは別の機会に掲載します。)
 映画「山河あり」の解説もありました。苦労してハワイへ移民し、安定した市民生活をしていた家族を日米戦争が引き裂き、悲劇を生んでしまう。どこも上映が困難な映画ゆえ堪能くださいとのことでした。
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 大正7年に日本での困窮した生活を脱出するために決死の覚悟でハワイへ移民しました。しかし待っていたのは農場での過酷な労働の日々でした。
 どうにかこうにか生活は17年後には安定し、2家族は個人商店を都市部で営むようになり、子供たちはハイスクールへ通うアメリカ市民になっていました。

 1世の親たちと2世の子供たちの意識の違いが描かれています。昭和16年に日米開戦が起こり、事態は悲劇的に。特に子供たち2人を戦争で亡くした主役の高峰秀子の嘆きは大きい。ラストシーンで戦没者墓地で泣き崩れる場面は胸を打ちます。

 それにしても映画で描かれた68年前のアメリカ市民生活の豊かさ。日本の地方の貧しさ。生活面での格差を見せ付けられる映画でもありました。

 母と同年輩の女優高峰秀子の演じた時代の重たさを感じました。

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2009.10.26

嫌な傾向ー中学受験の激化

 ぼうとテレビを眺めていましたら、あるニュース番組で、早稲田大学や慶応大学が付属中学を開設するとか。中央大学付属中学の校長は「うちへ入学した子供さんは100%中央大学まで行けます。」とかスピーチしていました。

 親とすれば中学から一貫校ででエスカレーターなら受験は1度で済むし楽と考える。しかし果たしてそれがいいのでしょうか?

 付属中学のある東京はいいでしょうが、田舎者はどうなるのだ。ラサールのように寮があるのでしょうか?しかし中学から親元はなれて進学して大学まで行って都会で就職すればまず地方へは戻りません。ますます地域の格差は広まりますね。

 親の不安につけこんだ「あざとい」(あこぎなとまでは言いませんが)商法ではないでしょうか?

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2009.09.29

野田正彰氏講演会を見学

 28日は高知市共済会館で開催された「野田正彰講演会「土佐を生きる」」主催(県保育士会)に参加していました。知人の紹介がありましたので、部外者ながら参加しました。

 そしたら保育士会の幹部の女性に「久しぶりね」と受付で声をかけられました。しばらく記憶が戻りませんでしたが、わたしとは別の高校で活動していた活発な人でした。36年ぶりに会いました。
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(保育士会主催ということで、おっさんはわたしをふくめ数名でした。)

 野田氏の講演は重たい話から入りました。

「子供がなんか問題を引き起こすと後発性発達障害ではないかと言われ出しました。全体の6%はいるそうです。まるでそうした疾病があるようで、マスコミや教育委員会なども刷り込まれていましますね。」

「40人のクラスでは2人程度、先生が手を焼く生徒はいます。それは昔もいました。最近はそれをなんか病名をつけよってたかってなんとかしようとする。ひじょうに抑圧的な傾向があります。」

「2004年6月に長崎県佐世保で小学6年の女子生徒が同級生の女子生徒に殺害される事件がありました。加害者の女子生徒の精神鑑定が行われ、その少女の性格や精神状況が克明に説明されたことがありました。

 その後長崎県は県を上げて命の大切さを教える教育を行いました。子供を理解するために点数シートを教員にももたせ、子供全員を査定することまでしました。

 そしてその結果のまとめが出されていました。

1)学校が楽しくなくても心の危機に陥るのを克服する子供が増える。

2)観察シート導入に伴う負担が重いと感じる教員が続出しました。

 結果長崎県では子供の中高生での自殺者は導入後増加しました。これなど誤った決めつけが被害を拡大してきた事例です。」

「対照的な実例ではイギリスの二ールという学校があります。この学校は学校に規制がなく子供の自立性を育てる教育が行われています。
 1人1人の子供がしっかりし、子供の内発的な衝動をまわりが受け止めるしくみがあります。日本でも堀真一郎氏がきの国子供学園を和歌山県の廃校を買い取って開校し、成果を上げています。」

「堀さんは入学してきた子供に薬の服薬をやめさせ、特別扱いをしない。それで3ヶ月位すると子供は落ち着くそうです。問題児として扱われた子供達がきちんとした対応で子供が変化する実例をこしらえてこられました。」
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 「深刻な数字があります。ある調査で「将来に希望を持てるか?」との設問に、もてると答えたのは日本は34%、フランス64%、韓国71%、アメリカ86%でした。社会に対して満足か?には、日本は9%。フランス54%、韓国19%、あめりか72%でした。
 日本の子供達は世界でも突出して楽しくない。学年が上がるにつれて楽しくなくなる傾向にあります。おかしいことはおかしいと言わなければならない。」

「日本は欧州を左軸に、北朝鮮を右軸にした座標の中では中間にいます。
 マスコミの報道にも問題があります。1面に大事な政治の記事と同様にスポーツや芸能の記事が並列して掲載されています。物事を考えない「装置」として日本のジャーナリズムはあります。」

「お母さん方は子供に対してなにを要求するかといえば、他の子供達と仲良くするの。と言います。それは集団主義への適応が文化だからです。
 教育現場でも教科書以外のことは教えないし、興味を持ってはいけない。人々の関心をそぎ落とす教育をしてきました。

 この範囲のなかでしか興味を持ってはいけない。そのなかで要領よくスピードよく覚えて成績の言い人が上級学校へ行き、大企業や官庁にはいります。自分の受けてきた教育への疑いがない人たちですね。」

「わたしは大学へ行き、外国の大学へ行って、いかに自分が受けた日本の教育が酷いものであると自覚しました。」

 話しは後半、ナチとドイツ国民との関係性とか、ドイツ国民がいかに戦後戦争犯罪と向き合ってきたかの話がありました。最後に野田正彰氏は高知の問題について衝撃的な発言をしました。

「来年龍馬伝であるとか、高知は自由民権運動の里であるとか一部に言っている人がいます。とんでもない話です。120年ぐらい前は1部そういう傾向もあったでしょうが、その動きをすべてつぶし、日本有数の軍国県であったのが高知県です。

 山内家が海南中学をつくり、そこから輩出した陸海軍関係者は人口比で言うととんでもなく多かったのです。事実昭和の初めに高知で植木枝盛の本を出版しようとしてていた青年は妨害され出すことが出来ませんでした。それが「自由な土佐」ですか?

 100数十年前のいいとこどりと、途中の軍国高知を飛ばして今にひっつけた観光振興はおかしいと思いませんか。」

「過去を見て現在を見直す。それこそ教育ではありませんか。日本は全体主義国家です。子供を抑圧しすぎです。
 世の中の動きを疑う力、逞しさを皆さん持ってください。」とのことでした。

 専門分野の精神医学の話から入り重たい内容でした。後半の「日本はまぎれもない全体主義国」というのはそのとうりです。

 表題の後半の話を主体に話されたほうが、わかりやすかったかもしれません。

 「軍国高知」の軍人リストは講演会場で野田正彰氏にいただきました。(クリックすると多少拡大します。)
高知出身の軍属が多いのには驚きます。

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2009.09.09

教育費の公的負担が最低に近い日本

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 結果的に米国の追随者でしかなかった小泉純一郎が自民党総裁になった直後「米百票」のたとえを披露し、自分はいかに教育問題に熱心であるかを説いていたことを思い出します。

 実際に小泉ー安倍がやったことは。「義務教育制度の破壊=教育基本法の改悪」「教育への公的支出の削減」でした。それは当時の経団連奥田会長(トヨタ自動車)の意向(おちこぼれを税金で救うのはもったいない。その税金はエリートの優秀な子供の教育費に回すべき)を忠実に実行しようとしていました。

 かつて英国でとっくの昔に崩壊した公立学校の「査定背戸」を導入し、より多くの公的教育の後輩を招きました。学童を持つ親たちは、所得が削減される中、塾の費用を捻出せざるを得ず、これでは個人消費が高まるはずはありません。

 教育支出:日本、最低の3.3% GDP比、28カ国中ワースト2位--OECD調査(毎日新聞)
 
 当時の小泉ー安倍内閣はアメリカの意向に沿い、世界中に米軍とともに自衛隊を派兵し、国際貢献をしなければいけないと本気で考えていました。教育の公的負担を削減して、所得格差で教育が受けれない若者を大量にこしらえる。その若者を軍隊(自衛隊)に入れて海外へ派兵することをもくろんでいたのでしょう。

 徴兵制であれば小泉信次郎までも徴兵される。それは特権階級として嫌だから、意識的に下層階級をこしらえ、軍隊の供給層をこしらえたらすむこと。それには義務教育制度を破壊し、教育により個人的なコストがかあkるようにしないといけない。と彼らが考えたからです。

 アメリカのネオコンのウソ八百がばればれになり、新自由主義もリーマン恐慌で破綻したので、とりあえず小泉ー安倍のアメリカ追随路線は破綻しました。

 小子化問題を軽視して自民党が国民にボイコットされ、子供手当てや高校無償化をマニフェストに掲げた民主党が支持されたのはある意味仕方がないことでしょう。

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2009.08.03

水泳は大事な「基礎学力」の1つ

 泳げない子供たちが増加していると言います。その大きな要因には「泳げない教員が多い」という事実には驚きます。水泳は「基礎学力」であるとわたしは思います。「泳げない」教員が存在する。またその存在を許してきた教育界の怠慢を知ると腹立たしい。

 「カナヅチ」増加 水泳授業二極化 スクールに通わせるか否か(産経新聞)

 わたしはもともと都市部に住んでいましたし、親の都合で小学校を5回も転向しました。ちょうど高度成長のじきにあたり、自然河川は汚染され川で泳げない時期でした。プールも大阪の小学校でもない状態でしたので、小学校低学年で水泳を取得できませんでした。

 結局クロールや背泳ができるようになったのは高校生。完全に出来るようになったのは社会人で会社が入会していたスポーツクラブでした。大人になってからの話し。

 同世代の沖縄出身の家内もかなづちでした。社会人になってそのスポーツクラブで教えましたし、義弟もおなじでしたので、わたしが教えた記憶があります。沖縄のご両親も2人とも水泳が苦手で子供のときの海水浴に行ったことがほとんどないと言うことでしたし。

 そんな事情でしたので、うちの子供たちには早くから就学前にスイミング・スクールへ行かしました。おかげで水泳でトラウマにならずにすみました。子供たちが小学生時代には父兄の立場で泳げない子供の水泳教室のサポートもしましたし。

 泳げないことはいろいろと行動が消極的になりますね。水泳と自転車乗りと、キャッチボールは子供に取得させることは親の義務ではないかと思います。

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2009.07.31

18歳が「成人」なら高校は崩壊するだろうに

  なにやら急な議論で「煮詰まって」勝手に結論が出ているようで釈然としませんね。成人年齢を20歳から18歳に引き下げる方針をまとめた法制審議会の民法成年年齢部会の結論は、関連する多くの法令にも影響し、「大人」の定義が大きく見直されるようになるようですし・・・。

 「18歳成人」評価と困惑…大人実感、悪質勧誘も{読売新聞)

 教育制度や社会制度も一緒に考えないと、いい加減めちゃくちゃになっているのに。

 第1「」これでは今の高校教育がなりたたんだろうに。高校生は体も立派な大人。議論だってできるし。自分たちは反戦会議を主催し街頭へ出たことですし。しかし細かい校則と、教育委員会通達(対外交流禁止(などが細かくだされていた。

 自分が高校生のときはボーリング場への出入りも父兄同伴という校則があり、違反すれば停学処分をくらった学友もいました。当然飲酒も喫煙も禁止。男女の同棲も「不順異性行為」として処罰の対象になっていました。

 18歳から成人であれば、校則違反はすべて無法。当然下級生も真似る。でも「処分」できるのか。なんだかおかしい。

 特にわたしは卒業できなくて留年しました。誕生日が来て19歳になりましたし。なんか当時でさえも制服を着て、校則守って通学することは苦痛でした。友人などは「7時間も授業を受けれるわけがない。」と自主退学しましたし。

 もっと議論が必要です。簡単な問題ではありません。

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2009.04.22

全共闘よりブントに共感できます

若松孝二監督の「実録連合赤軍 あさま山荘」は重たい内容の映画でした。3時間ある映画はよそ見をすることは許されずひたすら画面を見ていました。
 2ヶ月ほど前に見たゲバラの映画(チェ・28歳の革命)とか全共闘関連のドキュメンタリー番組より強く印象に残りました。

 ブント(共産主義者同盟)の思想的影響を受けていたのかもしれません。おおらかで画期的な60年ブントが、連合赤軍という陰惨な現実を生み出したことに大きな衝撃を受けています。まだそのショックから立ち直っていませんし。

 全共闘はわかりません。おそらく現場主義なんでしょう。思想的なものはないし(当事者がそういっている)から、ざっとした(粗悪な)ものだったんでしょう。メモリアルは当事者だけもの。普遍性はなどもありません。「流行」だったんです。ですので「総括」はできませんね。それだけの思想的営為はないのですから。

 ブントは日本の社会思想史では画期的な存在でした。具体的にはハンガリー動乱のソ連によるハンガリー市民への軍事弾圧の現実。ソ連や日本共産党の呪縛から独立し、独自の理論と世界観を確立して革命を目指しました。これは「革命的」なことでした。革命や進歩や平和は「共産党の独占」がここに崩れ去ったのですから。

 たかだか角材や鉄パイプでの街頭闘争をしたぐらいで「革命に繋がる」わけであありません。今まで左翼運動,平和運動を「独占」し、市民大衆を支配し、「正しい唯一の政党ー平和勢力だ」と信じ込ませててきた社会党や共産党とは全く異なる思想的源泉をブントが提供した功績は大変大きいと思います。
 
 しかしながらその分流の1部が赤軍派という軍事優先の小セクトに特化し、ハイジャック(よど号乗っ取り)や日本赤軍(重信房子グループ)、連合赤軍(金融機関強盗、武装闘争、仲間の惨殺)に行き着いた顛末をまだ私なりに総括しきれていません。

 連合赤軍と同時期に活動家の高校生であった私にとっては他人事の問題ではありませんでした。

 大学へ進学し、ある党派が学内を牛耳りサークル仲間で意見が割れました。地下へもぐって支援党派とともに戦うか。それとも解散するか。対立セクトとの抗争となると24時間の抗争ですので、生活問題もありノンセクトでは耐えられません。そうすると党派が出てきます。党派の保護を受けその構成員になることで、対立党派との抗争が初めて可能になります。

 とてもできることではなく「日和見」をして解散しました。だから今日があるのです。連合赤軍に参加した当時の同世代の人たちはなんらかの踏ん切りと強い決意、真摯な革命への情熱(間違いかどうかは別にして)で過酷な「行軍」に参加されたのです。

 人生の1番楽しい時期を仲間の惨殺を繰り返す。どうしてそうなるのか?孤立し、閉ざされた小さな集団では起こりうることなのでしょうか?

 指導者原理や党が大衆を支配する原理の解明が必要です。

 連合赤軍があこがれた毛沢東はちゃらんぽらんなおっさんで、「赤い皇帝」と呼ばれた迷惑な存在だったようです。

 参考ブログ記事 「夜と女と毛沢東」を読んで

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社会運動には生真面目さと真摯さは必要です。同時に「いい加減さ」「寛容」「面白さ」も必要です。

 とくに判断喜基準は「面白いか面白くないか」です。面白くない社会運動は「無理があるし」「広がりがない」のです。

 生真面目すぎる社会運動の延長線上に「連合赤軍」がある。というのは言いすぎでしょうか?

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2009.04.16

どうなった理数系の金融マンたち

 一時期東大の工学部を卒業した人たちは、製造メーカーの研究室などに入社せず、証券会社などの金融機関へ大勢入社していたと聞いたことがあります。

 そういえば知人の子息も東大の理科1類を卒業して、証券会社に入りましたし。金融工学というのが一時期はやり、株価の予想や資金運用を独自の数式でやるとか、「カルト」のような話をしていました。

 リーマンショック以来の大不況。アメリカでも同様の傾向で理工系の学生が大勢高給に釣られて金融業界へ行ったそうです。今どうなっているのでしょう?

 経済をめちゃくちゃにしたのは、そうした秀才たちがしたのです。市井の鈍才は眺めるだけですが、人材の無駄遣いはもったいないなと思います。

 せっかくの頭脳を手前勝手な金儲けだけに使用したからこうなったんでしょう。環境問題や世界の貧困解決に優秀な頭脳は活用されるべきでした。

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2009.03.24

教育の本質からはずれている

  長年教師をしていた知人がこの春退職した。まだ定年には余裕のある年齢です。
「正直もう疲れた。学力テストを公表し、学力を上げよと。県は1億2千万円を投与しそれをやると言う。一時的な効果はあるが、問題の解決にはならない。教育の本質からずれた議論に付き合うのはたくさんだ。」

「登校拒否はますます増える。落雷問題(土佐高校)や修学旅行問題(高知学芸高校)など、私立進学校は進路指導は出来ても問題解決能力や生活指導は出来ないし弱い。進学校は落ちこぼれた生徒を退学するように持って行く。公立はその受け皿だった。その公立を私立化するようなやりかたには、もうついてはいけない。」と。

 教育には熱心な人でした。そうした「熱血教師」がまた1人現場を離れた。

 遠い昔のことですが、熱心な教師の働きかけでわたしは今日があると思う。「自主退学して大検を目指したほうが男らしい」と訳知りのことを言い、言い分をことごとく聞こうとしなかった高校の教師集団は何10年経過しても許すことは出来ない。飲食店でもし遭遇したら危ないことに今でもなるでしょうし。

 人間のプライドを無視した教育は無意味です。つくづくそう思います。知人の嘆きは理解できますね。
Kyouiku1

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2009.03.07

私立中学の遠征受験の弊害について

 決まって今頃になると、全国各地の学習塾は、有名私立中学の合格者を誇示する広告を出します。たとえば開成中や灘中、ラサール中、愛光中など難易度の高い中高一貫校にでも塾生が合格すれば宣伝になるので、「外人部隊」がいるようです。

 つまりはその学校へ入学するつもりはまったくないのに、塾が旅費を出し、遠征して受験し合格する生徒が必ずいます。実際にラサールへ進学した生徒もいましたが、中学から親元を離れ県外へいくのもあんまりではないかとは思うし。

 合格実績を誇示するのは大人の思惑。現地で懸命に勉強している生徒の何人かはその遠征組のおかげで不合格になりますね。私立中学受験は不合格になる確率もまた高いのです。

 いろんな階層の人が混ざっている公立中学のほうが社会性の勉強になります。勉強はしたほうがいい。同時に社会性も持てればいい。そう思います。

 受験は自由でしょうがなんか釈然としない広告です。

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