市民参加のありかた

2009.12.01

ビラ配布で有罪とは釈然としない最高裁判決

  最高裁は、政党ビラをマンションの戸別投函口に配布した行為を違法であるとの判決を出しました。

「表現そのものを処罰することの合憲性が問われているのではない」とした上で「たとえ表現の自由の行使のためとはいっても、マンション管理組合の意思に反して立ち入ることは、住民の私生活の平穏を侵害するものと言わざるを得ない」と指摘、住居侵入罪で処罰することに違憲性はないと判断した。」ということらしい。

 政党ビラ配布で有罪確定へ 住居侵入罪に罰金「合憲」(47NEWS)

 共産党の政治ビラを撒いたのだから関係ないとは思わない。政党ビラではなく、宅配ピザや外食チェーンのビラであれば許されるのだろうか?釈然としない判決であります。

 どうも司法当局は表現の自由の規制に走るようだ。こういう問題こそ「栽培員制度」で裁判をやれば良いとおもう。司法の良識とやらもあてにならない変な判決であると思う。

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2009.11.13

いいんじゃないの行政刷新会議

  政府の行政刷新会議が主催する来年度予算の「仕分け作業」が本格化しました。審査側が民主党議員と民間人。予算の説明側が中央省庁。

 「この事業案は地方でやるべき」「この事業は無駄ですので中止」「この事業は継続。ただし予算は半額」とか、次々とぶった切っているので、わいわいと騒がしいこと。

 
 【事業仕分け】診療報酬は「改善」判定 行政刷新会議が切り込み開始(MSN産経ニュース)

 体育館でわいわいとしているようです。いいことではないですか。公開でしているし。最初からスムーズに行くわけがない。

 その昔は地方の市町村や県は官庁街に手土産を持参し「陳情」。夜は夜で税金で「官官接待」の日々。「官僚と飲み比べをした。」と自慢する県庁のOBの人たちのお話も懐かしい。それも昔。

 なんだか学生時代にクラブの予算編成会議を思い出します。自分のクラブの予算を取るために、よそのクラブの予算削減を要求する。対抗して今度はこちらが批判される。その攻防はすさまじかった。

 青年会議所時代には、初理事になったときに、夜須での事業を通すために紛糾し2日間理事会をしたこともありました。まああその結果がヤッシーパークであり、YASU海の駅クラブにつながっているのですから

 行政刷新会議大いにやるべし。かんかんがくがくの議論が公開されることはいいことです。今までは税金で特定の人たちの飲み食いでわけのわからんところで国の予算が決められていたより遥かにましだからです。

 八ッ場ダムなどの無駄な公共事業はすぐにやめるべきです。なにが本当に必要なのかを議論するだけでも良いことです。

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2009.11.09

ベルリンの壁崩壊と天安門事件から20年

  ベルリンの壁崩壊と、ドイツの統一。同じ年中国は民主化運動を戦車で踏み潰し、政治的自由のない改革開放政策を推進しました。今後の世界の動向を占う大きな出来事でした。

 ドイツは統一し、多大な投資を東側にしたものの、格差は是正できず社会問題にも一部はなっているようです。中国は外資の導入と「世界の工場」政策が、マッチングし、経済成長を高め経済的には豊かになりました。しkし環境問題や福祉問題、医療、介護、教育問題など問題は山積状態。言論の自由のない国だから合意形成がだんだん難しくなるでしょう。

 ドイツは環境先進国で走っている。しかし最近の原発容認発言を政府がしていることは気に入らない。ナチズムを払拭し、東西ドイツを統一し、環境を国の重要政策としてきた国がぶれては困るのです。

 日本はこれからです。立ち位置をはっきりしませんと。「新自由主義」の格差社会は国民が拒絶したのですから。

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2009.10.20

タフな市民運動の構築を

Iraku2
 以前韓国からやってきて平和資料館草の家事務局長をされていた金英丸さんがこんなことを言われていました。

「韓国では市民集会のとき公安警察が市民を撮影しているのを見つけたら、場合によっては市民が公安警察を袋叩きにすることもありますね。最近はむかしほどしないようですがが。聞けば韓国市民はパワフル。
 最近は公安警察を市民が撮影し、ネットにどんどん公開している。動画などでも公開しているようです。その点日本の市民運動はおとなしいし弱いなと思う。」

「日本はネットでは右翼が幅を利かせているているらしいが韓国では逆。」

「ノムヒョンはネットで市民に押され大統領になった人であるし。。」

 ノ・ムヒョン氏は自殺されたし。今は保守系の大統領になりました。情勢は変わっているのかもしれませんが。

 それにしても時々見る韓国の社会運動や市民運動は街頭に繰り出し元気なこと。日本のひ弱な市民運動がおぞましい。他人の目線ばかり気にしているし。

 公安警察を「必要以上」に根拠なく恐れている人が多いようです。韓国市民のようにどんどん公安警察を撮影し、YOU tubeなんかに投稿すればいいのにと思います。

 メディアを権力側が独占すると統制が始まる。強権国家イランでも若者たちがツィターを使用し街頭行動を呼びかけていましたし。ミャンマーでもチベットでもウィグルでも強権に市民が果敢にパーソナル・メディアで立ち向かっているではありませんか。

 投票行動で政権が交代する日本です。今こそタフな市民運動の構築が必要です。そして強権政治にあえいでいる国々の市民に支援するべきなのです。

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2009.07.29

報道されなかった田母神敏雄氏・仙波敏郎氏講演会

  7月19日の高知市での田母神敏雄氏講演会につきましては、当ブログにて詳細なレポートを記事にしています。しかし地元紙で高い占有率を誇る高知新聞では1行も書かれていません。350人程度の有料入場者がいたにも関わらずです。

 またその1週間前の仙波敏郎さん講演会も50人の市民が詰めかけ真摯に話を傾聴していたにもかかわらず、地元紙は1行も報道しませんでした。もちろん記事の編集権は地元新聞社にあり、「報道しない自由」もあるとは思いますが。。

 なんだか釈然としません。「マスコミは事実を伝えるが、事実の1部しか伝えない」のが教訓でしたが、「マスコミは事実があっても伝えない」というのが事実でありましたし。「伝えない」ということで自己主張するということもあるようですね。
 ブログなどの個人メディアはどんどん記事にして伝える義務があると思いますね。
Senba1_r

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2009.07.16

「排除の思想」が大赤字の原因

 Calport

(使い勝手の悪い文化施設かるポート。「排除の思想が」欠陥施設をこしらえました。

7月14日に高知市の昭和小学校で開催された「財政再建に関する地域説明会で、岡崎誠也市長は。高知市文化プラザかるぽーとに関してしてこう発言されていました。

「年間の収支ですが、経費が3億7千万円かかっています。利用料収入は1億2千万程度。差し引き年間2億が市の会計からの持ち出しです。
 開館した平成14年から7年間での持ち出しが22億円です。」とのこと。建設費が196億円。維持管理費用が収入を差し引いて年間2億円。です。」

 説明を聞いていてやはりそうだろうなと思いました。

 開設準備期間に高知市社会教育課は文化活動に関わる市民有志を集めワークショップを開いていました。しかしそれは最初から当時の県民文化ホールを高い利用料を支払いコンサートに利用しているDUKE(J-POP音楽など)やアルテック{ジャズ)を最初からワークショップから排除し敵視していました。

 「高知市には1500人ホールがある。500人ホールはいくつかあるので1000人ホールをつくればいい。という結論に。結果人気アーティストの公演はできないし、音響設備搬入に不便な施設で使い勝手が悪いため、施設利用で好成績をあげることは開設当時から難しいことは予想されていました。

 対照的に高松市のサンポート高松の施設検討委員会には最初からDUKEがメンバーで入っていたようです。ですので高知市のかるぽーとのように使い勝手の悪い施設ではありません。

 まさに高知市かるぽーとは、当時の高知市社会教育課が「文化」を公民館活動としか捉えていない偏狭な考えで動いたために、プロの興行者の意見を無視し、敵視してきわめて利用勝手の悪い施設をこしらえてしまいました。「設計ミス」なのです。

 開設当時「けんちゃんの吠えるウォッチング」でも「かるポートは使い物になるのか?」{2001年)と指摘しています。

 当時の予想が今となってはそのとうりになっています。市長の説明でも「お荷物施設改善」の妙案はなく、継続される借金施設として運営されていくことでしょう。

 結局「設計段階」で、文化施設に関わるすべての人ではなく、偏った一部の「公民館利用者」だけでワークショップをした当時の高知市社会教育課の責任は重大です。

 また文化活動を公民館活動に収斂させるだけの組織に、巨大な文化施設の設計を任せた当時の高知市政過ちもありますね。

 排除の思想が諸悪の根源と言えるでしょう。

 これまた無駄なバスターミナル。16億円の無駄遣いです。
16okuenmudadukai

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2009.05.21

頑張って欲しい九条改憲阻止の会

 ある知人の紹介で「九条改憲阻止の会」という運動体があるやに聞きました。ホームページもあるようなので、さっそく閲覧しました。
 そこには私が中学ー高校時代にあこがれた社会運動を展開していた皆様方が60歳、70歳の初老をお迎えになり「憲法改悪阻止」を叫んでおられました。なかなかお元気です。

 書かれている内容や画像も見ました。かつては対立していたであろうブント赤軍派の塩見孝也氏と、ブント叛旗派の三上治氏が同じ集団で文章を書いておられます。一体どんな運動体なのだろうか?田舎にいてはわかりません。

 ただホームページを見るだけでは、旧社会党系や共産党系がリードしている「9条の会」「九条ネット」などとは何がどう違うのかわかりません。

Kenpou9zixyouirasuto
 日本国憲法第九条は、確かに立派な理念で書かれています。それを守ることはとても大事です。しかしかつては「世界革命」を叫んでいた皆様がたの運動が、なんか「しょぼい」ように思えます。憲法9条改悪阻止はそれは結構。ただ旧左翼の皆さん方の後ろをちょろちょろしているようでなんか釈然としません。

 やはり「どういう世界をこしらえるのか?」「新自由主義をどう克服するのか?」「人間社会のあり方は?」「日本はどうあるべきか?」という議論も平行して行われるべきであると思います。

 1970年前後の議論がすべて間違っているわけでも、すべて正しい訳でもありません。真摯な運動体がなぜ「連合赤軍」を生み出したのか?なぜ新自由主義の格差社会が出現し、阻止できなかったのか?今後格差社会をどう是正し、どういう社会をこしらえるのか。

 60歳。70歳の人生のベテラン域に入られておられるので、そのあたりも考え、発表していただきたいと期待しています。

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2009.04.27

野党共闘は必要

  四万十市の市長選挙は、民主、社民、共産推薦の候補者が、現職市長(自民・公明推薦)を破り初当選しました。現職市長の多選を阻んだ形です。現地の事情はよくわかりませんが、日本では珍しく野党共闘が上手く機能した例ではないでしょうか。

 県レベルでは沖縄県が野党共闘が機能しています。一昨年の県知事選挙では野党共闘の候補者が惜敗しました。翌年の参議院選挙では圧勝しましたし。近く行われる総選挙でも野党候補が優勢です。

 お互いの違いを乗り越えて国民生活を守るための野党共闘が機能しても良いとは思います。
 誰も「格差社会の進展」と「アメリカ追随軍拡」をのぞんではいません。野党がばらばらで、それぞれが勝手に候補者を立て、選挙で与党に負け続けてきた結果が「格差社会」や「アメリカ追随の軍拡」を許したのですから。

 四万十市長選挙は上手く機能しました。しかし国政レベルの県下の選挙区では、各政党は相変わらず「独自の戦い」をしています。これでは日本は変わりません。

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2009.04.22

全共闘よりブントに共感できます

若松孝二監督の「実録連合赤軍 あさま山荘」は重たい内容の映画でした。3時間ある映画はよそ見をすることは許されずひたすら画面を見ていました。
 2ヶ月ほど前に見たゲバラの映画(チェ・28歳の革命)とか全共闘関連のドキュメンタリー番組より強く印象に残りました。

 ブント(共産主義者同盟)の思想的影響を受けていたのかもしれません。おおらかで画期的な60年ブントが、連合赤軍という陰惨な現実を生み出したことに大きな衝撃を受けています。まだそのショックから立ち直っていませんし。

 全共闘はわかりません。おそらく現場主義なんでしょう。思想的なものはないし(当事者がそういっている)から、ざっとした(粗悪な)ものだったんでしょう。メモリアルは当事者だけもの。普遍性はなどもありません。「流行」だったんです。ですので「総括」はできませんね。それだけの思想的営為はないのですから。

 ブントは日本の社会思想史では画期的な存在でした。具体的にはハンガリー動乱のソ連によるハンガリー市民への軍事弾圧の現実。ソ連や日本共産党の呪縛から独立し、独自の理論と世界観を確立して革命を目指しました。これは「革命的」なことでした。革命や進歩や平和は「共産党の独占」がここに崩れ去ったのですから。

 たかだか角材や鉄パイプでの街頭闘争をしたぐらいで「革命に繋がる」わけであありません。今まで左翼運動,平和運動を「独占」し、市民大衆を支配し、「正しい唯一の政党ー平和勢力だ」と信じ込ませててきた社会党や共産党とは全く異なる思想的源泉をブントが提供した功績は大変大きいと思います。
 
 しかしながらその分流の1部が赤軍派という軍事優先の小セクトに特化し、ハイジャック(よど号乗っ取り)や日本赤軍(重信房子グループ)、連合赤軍(金融機関強盗、武装闘争、仲間の惨殺)に行き着いた顛末をまだ私なりに総括しきれていません。

 連合赤軍と同時期に活動家の高校生であった私にとっては他人事の問題ではありませんでした。

 大学へ進学し、ある党派が学内を牛耳りサークル仲間で意見が割れました。地下へもぐって支援党派とともに戦うか。それとも解散するか。対立セクトとの抗争となると24時間の抗争ですので、生活問題もありノンセクトでは耐えられません。そうすると党派が出てきます。党派の保護を受けその構成員になることで、対立党派との抗争が初めて可能になります。

 とてもできることではなく「日和見」をして解散しました。だから今日があるのです。連合赤軍に参加した当時の同世代の人たちはなんらかの踏ん切りと強い決意、真摯な革命への情熱(間違いかどうかは別にして)で過酷な「行軍」に参加されたのです。

 人生の1番楽しい時期を仲間の惨殺を繰り返す。どうしてそうなるのか?孤立し、閉ざされた小さな集団では起こりうることなのでしょうか?

 指導者原理や党が大衆を支配する原理の解明が必要です。

 連合赤軍があこがれた毛沢東はちゃらんぽらんなおっさんで、「赤い皇帝」と呼ばれた迷惑な存在だったようです。

 参考ブログ記事 「夜と女と毛沢東」を読んで

 Yoshimotohenmitaidanhon01
社会運動には生真面目さと真摯さは必要です。同時に「いい加減さ」「寛容」「面白さ」も必要です。

 とくに判断喜基準は「面白いか面白くないか」です。面白くない社会運動は「無理があるし」「広がりがない」のです。

 生真面目すぎる社会運動の延長線上に「連合赤軍」がある。というのは言いすぎでしょうか?

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2009.03.27

「組織の人たち」に嫌われているようです

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( 左の建物が高知市役所。正面が高知県庁。)

 先日も元役所のOBの人と話す機会がありました。そしたら、「お前さんは言いたいことを言うので県庁にも市役所にも嫌われているらしいな。」とのこと。

 その人が言うには「1市民に役人は正論を言ってもらいたくないからだ。正論は東京の学識経験者が言うのであって市民ごときが言うべきものではないという意識が役人にはあるからよ。」と。極論でしょうが当たらずとも遠からずでしょう。

 自分は名乗らずにあれこれ個人情報を聞き出そうとして、責任をとろうとしない役人は大嫌いです。私は役人と応対する場合は必ず部署とフルネームを聞き出します。そうしませんと後で大変な目に会います。それをいちいち「組織の人間」に対してするから組織からは嫌われるのでしょう。

 でもそれは当たり前のこと。市民の人のよさにつけこんで「組織」の人たちは不作為を繰り返して来たのです。だから高知は低迷しているのですから。市民の皆さんも「お人よし」は市民同士ですべきであって、役人(市町村はまだましだが、県庁や国の職員に対しては)には警戒が必要であると思いますね。

 今後も言うべきことはどんどん言います。卑屈に生きても仕方がありません。

 アメリカの社会学者が考案した「市民参加のはしご段」。県職員は安直に「県民との協働」と言う言葉を使用しますが、市民参加の意味が全然理解できていません。また「形式的な」ワークショップを多用する態度も見られます。
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