公共財のありかた

2023.06.01

EV車にする気持ちはないですね。

 先日得意先の人がEV車で来社しました。音もなくスーと停車しました。そこまではスマートでした。車特有のエンジン音はないし、鈴鹿で言い。確かに排気ガスも出さないし環境にもよEV者ではありま車ではあります。

 

 EV車の使い勝手やフル充電でどれくらい走行できるのかを根掘り葉掘り聞きました。

 

「音は静かでいいんですが、フル充電するのに家庭では10時間かかります。」

 

「フル充電での走行距離は170キロですね。高知から高松へ行くことはできますが、戻ってこれないです。」

 

「最近でこそ市街地の車屋であるとか、高速道路のPAにも30分充電スタンドはありますが、数が全然少ないですね。」

 

「高知市内の配達業務(例えば牛乳配達など)であれば、EV車もあるかなとは思います。移動距離が長いと使えません。」

 

 実際に走行中に電池切れになった場合はどうすればいいのでしょうか?ガソリン車であればJAFに電話すれば、ガソリンを持って来てくれます。EV車でも可能なんでしょうか?話を聞くと不便極まりなく、高いお金を払いEV車を購入したいとは全然思いませんね。

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2023.04.03

どうなる徳島県知事選挙


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 2023年3月27日(月)は午前中は仕事で徳島県三好市池田町へ行きました。帰りに脇幹人さんところに寄りました。隣県の高知から見ると「保守3分裂」の今回の徳島知事選挙ははちゃめちゃ。飯泉かもん知事の強力サポーターである脇さんに事情を聴きました。


「飯泉知事の実績には文句のつけようはない。20年間本当にきちんと全分野で仕事していますね。でも多選批判はありますね。

 また保守系同士の泥試合、誹謗中傷合戦には正直辟易します。」

「スキャンダルの多い後藤田さんですが、奥さんが元女優。そんあこともあり、なんとなく人気はあります。」

「三木さんはお父さんは元知事していました。根強い人気はあります。最初は飯泉知事の多選批判で後藤田さんと組んでいましたが、突然後藤田さんが知事選挙に出馬して、三木さんが激怒していますね。」

「ただ三木さんは参議院比例区の特定枠議員。その座を投げ捨て県知事に出ましたから自民党徳島県連は支持は出来ません。」

 飯泉陣営が「なにを知事はしてきたのか」の4コマ漫画を出しています。わかりやすいですね。3候補者の立場の違いは新ホールの建設問題でしょうか。
飯泉さんは推進。後藤田さんは反対。三木さんは推進だが計画見直しですね。
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 確かに徳島ボルティス(サッカーンJリーグのチーム)やマチ★アソビ(アニメの祭典)だとか。とくしまマラソンなどは高知県の私でも知っている成果ですね。

 南海トラフ地震対策も高知県より先に行っています。すべての徳島県の市町村が災害時相互支援協定を知事が仲立ちして締結しています。
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 多選批判はありますが、特定企業と癒着している痕跡はありません。飯泉さんが徳島県知事にふさわしいと思います。
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2023.02.23

県庁事前復興室は期待できるのか?

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 高知新聞2023年2月17日に注目すべき記事が掲載されていました。「事前復興支援を強化」「堤防効果盛り込み浸水想定」と記事の見出しにあります。

 

 しかし今までの高知県庁の危機管理部の行動履歴から大きな期待は持てないのではないかと私は思います。

 

 隣県の徳島県では県知事が音頭を取り、徳島県内の全市町村が、災害時相互支援協定を締結しています。例えば海岸部の鳴門市と山間部の三好市が締結しています。全市町村がお互いに締結しています。

 

 

 一方の高知県。10年ぐらい前から期待していましたが、県外の鳥取県や島根県と締結した話は聞きましたが、高知県内の市町村同士の避難協定は進んでいません。津野町と須崎市。幡多地区の市町村とか聞きましたが、進展しているようにありません。

 

 

 第一に高知県庁がしなければいけない重要課題は、L2想定(東日本大震災規模)の大地震が起きると、高知県では7・7万戸の住宅用地が日強い雨ですが、こと今に至っても30%の2・3万戸しかみなし仮設を含めてもかくほできていません。大問題ではないですか。5・4万戸1世帯2人として約11万人の高知県民は南海トラフ地震で被災しても高知県内で避難生活が出来ません。

 

 地域コミュティごとに寄り添い避難生活をしなければ、その後の復興復旧は極めて難しい。11万人が県外で避難生活すれば、生活の基盤が県外になり、高知県に戻れません。

 

 記事では復旧復興が8年から10年ですが、11万人の被災県民は8年後は高知県に戻ることはまずありえません。そのことを考えているのでしょうか?

 

 また昨年度に3回程度県庁は有識者を呼ばれて「事前復興計画」なるものを議論したそうですが、そもそも議論の仕組みを市町村が検討するためにこしらえただけけであり、徳島県庁の事前復興検討委員会は住民各位が最初から参加されています。

 

 

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-940b0d.html

 

 日本国は「防衛予算:は何故か事前に45兆円も準備するとか。南海トラフ地震が起きれば200兆円の被害が出ると言われています。事前にもっと予算を災害対策に回すべきではないかと思いますね。

 

 「机上の空論」にならないことを祈りたい。

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2022.11.04

歩道の段差が素早く治っていました。


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 10月24日に早朝のいつものリハビリウォーキングは高知駅前朱雄コースでした。普通にゆっくりと(じそく・3キロぐらい)でしたが。敷石につまずいては出に転倒しました。
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 とっさに右手をつきましたので、擦り傷程度ですみました。でもこの歩道は早朝から結構人に会います。高知駅へ行く人であるとか、犬の散歩であるとかいます。転び方によっては骨折する可能性があります。
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 道路管理者が多分国だろうと思い込み、国土交通省の土佐国道事務所長宛てにお手紙を書きました。

「土佐国道事務所御中
事務所所長様

 いつも国道行政では高知県民としてお世話になっております。
どこの担当部署かわかりませんので、お手紙を書きました。

 高知駅前ケーズ電機前の歩道の段差で転倒してしまいました。
 2022年10月24日の午前5時半頃ですが、散歩していました私は、ケーズ電機前の歩道の段差に気がつかず、派手に転倒してしまいました。とっさに手をつきました。すり傷が出来ただけで問題はありません。
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 当時は夜明け前でした。街路灯はあり、わたしも懐中電灯を照らしながら普通に歩いていましたが、突然躓いて転倒したので動揺しました。
 明るくなってから「現場」の写真を撮りました。添付します。

 道路は万人が利用するものです。段差があってはならないと思います。私と同じように歩いていて、転びようが悪ければ、骨折などの大けがをする可能性があります。

 可能であれば歩道の段差の是正を早めにお願いします。(写真を添付します) 2022年10月24日


 フェイスブックでの私へのコメントで佐竹 泰美さんが「今日、この大雨の中、業者の方が修繕してましたよー。
と言われていました。

 今朝歩いて確かめました。確かに段差は是正されていました。段差を削り、。凹んだ部位はアスファルトを流し込み、動力工具で打設し平らにしていまし

 高知県土びく事務所の皆様ありがとうございました。安心して歩けます。

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2022.09.22

エリザベス女王国葬 

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2022年9月19日ですが、NHK総合テレビは、英国王室のエリザベス女王の国葬を夕方の19時から生中継していました。

 エリザベスさんは70年も元首として堂々とされていました。立憲民主制ですので「君臨すれども統治せず」を貫きました。1926年生まれですので、うちの母より1学年下ですね。
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 日本の皇室のお手本でした。英国国民の多数が弔問に訪れ、街頭に繰り出しました。
格式と伝統の力でしょうか、荘厳。大英帝国の名残なのでしょうか。
写真撮るとどの場面も見栄えします。さすがです。
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9月27日に1政治家の「国葬儀」が日本武道館で行われる。なにかと比較されますね。国葬に反対する世論は6割を超えました。さてどうなるのでしょうか?
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2022.07.06

成長なくして国防なし

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 2022年7月2日の日本経済新聞の意見記事「戦艦大和を繰り返すな」(日本経済新聞経済部長.高橋」哲史)は、今の時代こそ全日本人が評価すべき内容でした。

 ウクライナ戦争で安全保障環境が激変。東アジアでも中国の拡張主義、覇権主義が近隣諸国に脅威を与えていて。日本も対処を迫られています。

「防衛費を2倍にする」とか「防衛費をGDPの2%にする」とか、「敵基地攻撃能力は必要」だとか、勇ましい議論の声が大きい。チベットや新疆ウイグルや香港に対する中国の専横ぶりを見聞すると、「なんとかしなければ」とせかされますね。

 しかし高橋哲史は、中国は意外に冷静で、したたか。しかも足元を固め地道に着実に軍備を拡張していると指摘しています・

「古くから伝わる軍事の鉄則に従えば、守る側は攻める側の3分の1の兵力が必要である。(攻者3倍の法則))。力がそれ以上開くと抑止力が効かなくなり、敵が攻め込んでくる。」

「中国は2022年の予算で、国防費は前年に比べて7.1%多い(約29兆円)。5兆円台半ばで推移する日本のざっと5倍だ。

 攻者3倍に乗っ取れば、防衛費は10兆円規模という考えもあり得る。10兆円は(GDP比2%」とおおむね重なる。」

 予算化するには簡単ですが。問題は「財源」です。日本はそこが大問題ですね。

「増税はハードルが高く、社会保障や教育という他の予算を削る余地は乏しい。

 国債の増発は財政を一段と悪化させる。国際通貨基金(IMF)の推計によると、日本の政府債務の残高は21年にGDP比で260%を超えた。約200%だった太平洋戦争末期の既に大きく馬回る。新たに借金を重ねるのはもう限界に近い。」と高橋氏は言います。

 しかも最近の円安で米国からの最新鋭の兵器を購入する場合は、ドル建てなので、支払額は膨らみ、余力はどんどんちいさくなりますね。注目すべきは高橋氏の指摘する中国の堅実さ、財政的な余力です。

「中国は日本に比べ、はるかにゆとりのある財政をしている。過去30年で国防費は40倍に増えたが、GDP比え1.2%にとどまる。経済が国防費の増加を上回るペースで成長したからだ。

 旧ソ連は1980年代に国防費がGDPの20%近かったとされる。経済がにっちもさっちもいかなkジュなり、91年の崩壊した。」

「中国はその過程をつぶさに研究し、ソ連の二の舞を踏まないように規律ある財政運営にこだわる。毎年の赤字額をGDP比で3%程度に抑える目標を掲げるのは、その表れだ。

 まず経済を成長させ、それにあわせて国防費を増やす。いざというときに十分なお金を軍事に回せるように¥、財政に余裕を持たせる戦略といっていい。中国にとって経済成長と県z電財政は国防の一環なのだ。」

「日本にはない発想かもしれない。「成長なくして国防なし」である。成長せずに借金だけっを膨らませれば、中国は「日本に隙あり」と判断しかねない・

 高橋氏はここで「戦艦大和を繰り返すな」と警鐘を鳴らしています。
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「戦艦大和は当時の国家予算のおよそ5%に当たる巨費を投じ、構想から8年の歳月をかけて41年12月に竣工した。

 すでに航空機の時代に変わり、目立った戦果をあげられないまな45年4月に撃沈された。経済をかえりみず、身の丈に合わない「大艦巨砲主義」を貫いた結果だ。

 中国抑止の防衛力の強化は欠かせない。しかし、それは強い経済力の裏付けがあってこそだ。「賢い支出」による成長戦略と一体でなければ、中国が試みる力での現状変更を止めるのは難しい。」と言われています。

 現在の政府や政権政党にそのような見識や戦略があるのだろうか?中国の恐ろしさを改めて知りました。経済力は既に日本の3倍以上あり、差はどんどん開くばかりです。しかも放漫財政ではなく、堅実な財政運営している中国の怖さをしりましたね。

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2022.04.07

明治・津波石とテトラポット

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 岩手県宮古市で「津波語り部」をされている菅野和夫さんから、貴重な写真をいただきました。「明治津波石」とか。その説明文です。


 


「写真は明治三陸地震の際、海岸から600m上流の杉林まで運ばれた「明治津波石」です。私の身長165cmと比較してください。テトラポットが転がり町中に打ち上げられる貴重な伝承石です。」(菅野和夫)


 


 


 高知県の海岸沿岸には無数のテトラポットが無造作に置かれています。岡村眞先生は「テトラポットは比重が2.海水は1・6ぐらい。台風の波には多少効果はありますが、津波には全く無力でしょう。簡単に浮き上がり、10Mから15Mの高さの津波は夜須の施設や家屋を破棄して、西山八幡宮まで到達します。」と言われました。
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 235個のテトラポットをヤッシーパーク西側に無造作に投入した県土木部職員は「テトラポッとは1個23トンありますので簡単には動きません。」と言われていました。


 


 


 高知県土木部職員は東北の津波の痕跡などを訪ね、勉強していただきたい。


 


 2021年1月にテトラポット投入の危険性と景観破壊について書きました。


 


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 ヤッシーパーク西側にある石積み堤防と離岸堤の水路に現在テトラ(消波ブロック)が投入されています。手結港海岸県単改良工事として高知県中央東土木事務所が総工費1憶5千万円で285個のテトラを海へ投入します。


 


 津波対策や崖崩れ対策などと異なり、緊急性のない不要な工事です。疑問点を述べます。


 


1)テトラむき出し状態。大型台風や津波でテトラが漂流しヤッシーパークへ打ち上げられる可能性があります。復旧は可能ですか?


 


2)宝永地震(1707年)と安政地震(1854年)に夜須は大津波が襲来し、背後地の観音山中腹部や西山八幡宮まで津波が押し寄せました。その場合テトラが夜須の集落を破壊する可能性があると思います。


 


3)ヤッシーパークは、シンガポールの庭園都市構想を設計した世界的な環境デザイナーの稲田純一さんの設計です。テトラの大量投入はせっかくのヤッシーパークの景観破壊になります。


 


 グランピング・キャンプの構想もあるようですが、人工構造物の無粋なテトラが目立つ海を見て癒されるのでしょうか?ありえないと思います。
 1億5千万円かけて景観を台無しにし、津波対策も疎かにした残念な公共事業です。

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2021.11.22

非常時を日常化する工夫

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 高知市下知地区であれば、「毎日船の上で生活している意識になる」ことではないかと思います。船に穴が開けば沈没します。沈没しても各人が救命胴衣を着用し、それぞれがロープでつながっていれば溺死はしません。

先月香川県の小学生が修学旅行で乗船した船が坂出沖で座礁し沈没しました。乗客全員が救命胴衣を着用し、乗員も落ち着て対処したため、全員が助かりました。同じ気持ちで生活できないか。と日々考えています。

 最近の言葉では「フェーズフリー」という言葉があります。ネット検索してみました。(以下です)


「PhaseFree(フェーズフリー)とは、平常時(日常時)や災害時(非常時)などのフェーズ(社会の状態)に関わらず、適切な生活の質を確保しようとする概念です。この概念は、フェーズフリーの以下の5つの原則に基づいた商品、サービスによって実現されます。

フェーズフリーの5原則

1)常活性 どのような状況においても利用できること。

2)日常性 日常から使えること。日常の感性に合っていること。

3)直感性 使い方、使用限界、利用限界が分かりやすいこと。

4)触発性 気づき、意識、災害に対するイメージを生むこと。

5)普及性 参加でき、広めたりできること。とか。

 海抜0Mの二葉町で生活する、大災害時でも生き延びる知恵が必要、防災は想像力が必要ですね。

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2021.11.19

若手・現役世代の参加が課題

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 2021年11月7日の二葉町総合防災訓練ですが、登録班の人達が「私の防災カード」「SOSカード」から87人の参加者(登録していない人が10数人他にいると思われます。)から年齢別参加者を仕分けいただきました。

 90歳代の参加者はうちの母を含めて3人。9歳以下の子供も3人です。登録班眼医者は87人です。

 うち現役世代は(10歳代から50歳代まで)ですが27人でした。全体の31%です。リタイヤ世代である(60歳代から80歳代9までが54人で全体の62%でした。

 参加者も運営スタッフもシニア世代が多いようです。私らなりに現役世代や若者世代、子育て世代にも働きかけはしましたが、なかなか参加者が増えてくれないですね。

 防災活動がどこか遠くにあり、「何かと忙しくて」参加出来ないとのことのようです。要するに「自分事」になっていません。

 高知市下知地区は海抜0メートルの市街地が多く、すべて2M以下です。高知市の地震災害ハザードマップでは。地震後水没し長期浸水する地域になっています。
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 事前の準備や対策をしなければ、命の保証はない地域です。周りが浸水し、自宅も浸水するので身動きが出来ません。深刻な事態が予想できるのに。将来のある「現役世代」の皆さん方が参加が少ないのはとても残念です。

 子育て世代向けに「下知防災紙芝居」もこしらえました。なんとか連携したい、お仲間になっていただきたい一心です。

 SNSが効果があfるのか?動画投稿がいいのかわかりません・いずれにしろ「他人事」の意識の変革はとても難しいことだけは確かです。

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2021.09.10

「日本を前に進める」を読んで

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 「日本を前に進める」(河野太郎・著・PHP新書。2021年9月刊)を書店で9月4日に購入し、5日に読みました。

 菅義偉首相が9月3日(金)に突然の辞意を表明。自民党総裁選挙に出馬しないことが確定しました。にわかに状況が慌ただしくなりました。1年前の9月に自民党総裁選挙で圧勝した菅義偉氏ですが、政権投げ出しは安倍晋三氏に続いて2回連続です。

 河野太郎氏は、神奈川県の政治家一家の3代目。祖父は悲運の政治家河野一郎氏、父は河野洋平氏。毛並みの良い3代目ですが政界では「変人」と呼ばれてきました。この著作は2021年7月に書き下ろされています。

 自民党総裁選挙の「本命」の1人なので、読んでみました。「政治家。河野太郎の原点」「父と私 生体肝移植をめぐって」は、読ませます。

 曾祖父の時代から箱根駅伝を走っていた体力自慢の一家であること。本場の英語を会得するために米国のジョージタウン大学へ留学したことも興味深い話でした。1年間は高校へ留学し、体育系サークルが他校へ遠征試合に行く場合マイクロバスで行きますが、学友たちが河野太郎氏の英語の指導力になり鍛えられたとか。意外でした。
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 8月の日本経済新聞の「私の履歴書」は、中外製薬名誉会長の永山治氏。この人も父親の友人が白洲次郎氏。英国留学しましたが、白洲氏の助言は「日本人が1人もいない町へ行け」ということでした。やはり日本の上流階級の子弟も鍛えるところは鍛えるのだと感心しました。

 河野太郎氏の文章は読みやすい。10年ほど前でしたか「ごまめのはぎしり」というブログを書いていましたから。読書を意識した文章。ゴーストライターが書いたものではないことは読んでいてわかります。
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 父親の洋平氏が激務がたたり肝硬変で危なくなった時に、太郎氏の肝臓の1部を生体肝移植したのは有名な話です。命がけの移植だけに「生体肝移植を美談とするには危険」と言い切っていますね。

 大学時代にポーランドへ留学し、連帯議長のワレサ氏に面談、その後当局に逮捕されたりしていました。

 政策的なコメントは(論文ではありません)は議員活動や閣僚経験から紡ぎ出された言葉で率直に書かれています。
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「新しい国際秩序にどう対処するのか 安全保障・外交戦略」

「防災4・0」

「エネルギー革命を起爆剤に」

「国民にわかる社会保障」

「必要とされる教育を」

「温もりを大切にするデジタル化」などです。

 極端な「独善的な」歴史観や世界観はなく、留学体験や外務大臣。防衛大臣時代の海外歴訪の体験から導き出された「感想文」を記述しています。

 菅首相に抜擢されて「コロナ対策ワクチン大臣」をやっています。厚労省の情報が錯綜し、本人がブチ切れたり、謝罪したり混乱をしていましたが、最近は落ち着いてきたようです。

 一読した感想は、河野太郎氏が首相になる場合、官僚や専門家の意見を冷静に上手に汲み取ることが出来れば、判断を間違うことはなく、国際会議(G7など)へ行かれても、びびることなく、自己主張がきちんとできるリーダーでしょう。

 果たして今回の自民党総裁選挙に出馬できるのか。また当選する見込みがあるのか。9月5日時点ではわかりません。

 岸田文雄前政調会長は既に総裁選挙に立候補しています。自民党の「嫌われ者」の石破茂氏も出馬の動きもあります。極右思想の持ち主の高市早苗氏は安倍晋三前首相が推薦するとか。二階幹事長の動きも気になります。

 緊急事態宣言は9月12日までですが、コロナ感染者がピークアウトしないので、おそらく延長されることでしょう。

 自民党も危機感を持って総裁選挙をしていただきたい。衆議院選挙と同じ13日間もやるのですから。「ちゃちな選挙」でしたら国民は自民党を見放すことでしょう。
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 私見は「河野太郎氏は面白い」とは思います。はたして今回自民党の総裁になるのかは不明です。政治家デビューの頃に岸田文雄氏に世話にもなっているようです。今回は岸田氏を支援し、次回を目指すのか、動向は不明ですが、注目される存在ではありますね。

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