平和・反核・護憲の社会運動

2009.12.02

日米安保条約を廃棄し、人民武装で国土防衛を

 日米安保条約を廃棄し、アメリカとは平和友好条約を締結します。在日米軍は原則撤去する。では日本の国土防衛はどうするのか?

 自衛隊24万と予備役を指導監督者として、国民人民武装軍を組織。町内会単位で軍事訓練を実施する。国民投票で決定するが、日本国民は1年間の武装訓練をしなければならないことを義務付けます。

 自分の国土と治安は自分たちの手で守る。ことを原則にすることです。他国への侵略する軍隊ではなく、自国を守る国民武装軍を全国民は支持しなければならない。

 防災訓練と防衛訓練は同じである。高い防衛意識を醸成することを念頭に国づくりを行う。

 食糧自給とエネルギー自給が安全保障の根幹。自然エネルギー資源を解決し、100%自給を目指す。国内農業と市民農園を育成し、食料自給も100%目指す。そして保存食料品を災害時と有事に備え2年分を目標に備蓄する。安全な水の確保も各地域で行う。

 日米安保条約を廃棄することで、日本の国づくりは自然と共存できる国になる。日本は世界平和に貢献する国として世界から賞賛を受ける事でしょう。

「人民武装」なんていいますと、「お前は未だに過激派の影響を受けているのか」なんていわれそうです。さにあらず。日本では大村益次郎さんが言っておりますし、アメリカの独立戦争も人民武装が基礎であり民主主義の基本でもあるからです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.11.10

エネルギー政策の大転換を

Hatudenhiritu
 国政の大きな課題に「エネルギー問題」があります。最近では「環境問題」と連動しています。先日日本経済新聞に掲載れている「わが国の電源別発電電力量の推移と見通し」を見て唖然としましたね。

 2015年の見通しは、なんと「原子力43%。石油火力が6%。石炭火力が19%。天然ガス火力が22%。水力が9%。新エネルギーが1%」の予定とか。
 「原子力発電43%。火力発電全体で47%で合せて90%」です。これでは地球温暖化対策には到底なりえない。

 なぜかといいますと原子力発電は不安定なので、必ず火力発電がバックアップしています。ですのでCO2 は減少するどころか、増加するでしょう。また原子力発電は高レベル放射性廃棄物最終処分場もありません。この問題をどうするのでしょうか?

 8月の総選挙の結果、民主党政権が誕生しましたが、「自然エネルギー政策を」ときちんとマニフェストにしているのは社民党ぐらいで、民主党は原発推進なのです。

 ドイツは日本においては僅か全体で10%にしかすぎない自然エネルギー発電を国策で、現在の15%から40%に引き上げるそうです。かなり努力しています。

 日照時間で言えばドイツは高知県より200時間も年間少ないそうです。それでも国策で太陽光発電を推奨し、果敢に推進しています。

 エネルギー資源を遠い海外からの原料(石炭、石油、ウラン鉱石すべて日本は輸入)に頼らず、太陽光や風力、水力で自前で調達するドイツの姿勢は見習うべきではないのでしょうか?ドイツは紛れもない先進国です。

 このあたりきちんと感情的ではない議論、情報公開をともなう議論をしないといけないと思います。
い日本の国土で起こっています。この50年間大地震が日本にはなかっただけです。55基もこの50年に原子力発電所をこしらえました。日本海側は活断層の巣。直下型地震の可能性が大。太平洋側は、南海、東南海地震のような巨大なプレート型地震の活動期に入っています。

 原子力発電の安全性と、高レベル放射性廃棄物を地層処分できる安全地帯が日本にあるとは思えません。なぜなら日本列島は地震で出来たからです。
 どうしても原子力発電と共存しなければならないなら、すべての情報を原子力関係者は情報公開すべきである。でないとこれ以上の原発の建設は危険であると思うからです。
 危険であるならば、安全な廃棄と解体のプログラムを国民の前に提示する義務がありますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.10.21

国際反戦デーの復活を

Amakikouenn2006
2006年10月21日に開催された「天木直人さん講演会」です。

 今日は「国際反戦デー」だそうです。自分らが高校生時代に「10・21国際反戦デー」とか言っているのを聞いていましたが。。、41年前の新宿駅騒乱が大規模な街頭行動であったようです。

 粘り強く反戦平和の運動を展開することは必要でしょう。最近は集会すらありませんし。

 イラクとアフガニスタン、パレスティナの戦争に反対する集会をやるべきではないでしょうか。

 元外交官であった天木直人さんが言われましたように「軍事力で平和は実現できないのです。」

 天木直人さんの講演会はちょうど3年目でした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.10.20

タフな市民運動の構築を

Iraku2
 以前韓国からやってきて平和資料館草の家事務局長をされていた金英丸さんがこんなことを言われていました。

「韓国では市民集会のとき公安警察が市民を撮影しているのを見つけたら、場合によっては市民が公安警察を袋叩きにすることもありますね。最近はむかしほどしないようですがが。聞けば韓国市民はパワフル。
 最近は公安警察を市民が撮影し、ネットにどんどん公開している。動画などでも公開しているようです。その点日本の市民運動はおとなしいし弱いなと思う。」

「日本はネットでは右翼が幅を利かせているているらしいが韓国では逆。」

「ノムヒョンはネットで市民に押され大統領になった人であるし。。」

 ノ・ムヒョン氏は自殺されたし。今は保守系の大統領になりました。情勢は変わっているのかもしれませんが。

 それにしても時々見る韓国の社会運動や市民運動は街頭に繰り出し元気なこと。日本のひ弱な市民運動がおぞましい。他人の目線ばかり気にしているし。

 公安警察を「必要以上」に根拠なく恐れている人が多いようです。韓国市民のようにどんどん公安警察を撮影し、YOU tubeなんかに投稿すればいいのにと思います。

 メディアを権力側が独占すると統制が始まる。強権国家イランでも若者たちがツィターを使用し街頭行動を呼びかけていましたし。ミャンマーでもチベットでもウィグルでも強権に市民が果敢にパーソナル・メディアで立ち向かっているではありませんか。

 投票行動で政権が交代する日本です。今こそタフな市民運動の構築が必要です。そして強権政治にあえいでいる国々の市民に支援するべきなのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.10.13

広島五輪開催には大賛成

  2016年の東京五輪はファシスト知事の石原慎太郎氏の存在で惨敗しました。2020年の五輪に広島市が立候補するかもしれないとの報道がありました。とてもよいことなので大賛成です。

 広島・長崎五輪 招致検討へ(NHKニュース)

 東京五輪は300億円(表向きは150億でしょうが)の都民の税金を費やしたまったく無駄な招致活動で惨敗しました。開催意義はなく、国民としてもまったく支持できませんでした。

 広島(一部は長崎での開催)は、平和への意義も大きい。古代五輪が戦争を一時中断して開催されたともいいます。核兵器をなくすための平和の祭典でありますので、招致運動を展開すべきです。政府も全面的に支援し、国民も支持しないといけないと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009.09.21

「キクとイサム」映画会と講演会

16miri_r

(いつも16ミリ映写機での奮闘ご苦労様です。貴重な古い日本映画が鑑賞できますので。)

 「戦争を知らない子供たちのための映画会」(主催田辺浩三氏)は、「キクとイサム」の日本映画でした。夜須の海から戻り上映会場の龍馬が生まれたまち記念館へ駆けつけたのが午後4時半過ぎでした。

 この映画会は古い日本の戦争映画を上映するだけでなく、映画に関連した話題を提供するゲスト・スピーカーの講演もあります。今回は2人でした。

 まず田辺浩三さんの娘さんである小夏さんのスピーチがありました。
Konatu_r

「わたしの生い立ちを話しますと宗教家の母と、芸術家タイプの父との間に19年前に生まれました。生まれて1年3ヶ月で両親が離婚。父方の祖母と3人で暮らしました。
 私のことで両親が裁判になったりしてもめていました。両親とも情熱的な人で自分の主張を押しとうそうという人で、いつもいがみあいをして辛かったです。それで祖母が母親がわりでした。」

「映画「キクとイサム」と同じように祖母が保護者で、小学校は高知市の私立小学校へ祖母と2人でアパートを借りて住んでいました。
 しかし小学5年生のときに祖母が癌になりました。中学は中村の中学へ行きました。そのときは父と2人で暮らしていました。中学2年のときに祖母が亡くなりました。
 人が亡くなって初めて人のありがたさがわかる気がします。」

 スピーチの後に会場から質問がありました。

「小夏さんは若いときから戦争や平和にについてよく考えられています。同世代の若者たちがあまり考えないのはどうしてであると思いますか?」

「わたしのまわりの同世代の人たちは、パソコンやゲームをしていて、あまり行動的ではありません。やりたいことがすぐにかないます。きらきらしたものがないのです。」と答えられていました。

 次のゲストスピーカーは、はりまや橋金曜サロンでいつもお話する大川愛郎(よしお)さん。昭和4年生まれの80歳の人です。小学生から少年兵士として体験した戦争の時代の話をしていただきました。お元気な人で戦争体験をきちんと話される貴重な人です。
Ookawa_r

「小学校のときは勉強が嫌いでした。走るのが速いので、体育と音楽の成績が良かったので、平均点の成績でした。」

「昭和12年か13年でしたか、あるとき中国戦線から凱旋した村の出身者の講演会が小学校の体育館でありました。南京攻略戦で軍功をたてた人でした。
 戦利品として青竜刀を持参されていました。南京へ入城したとき、チャンコロ(当時の中国人を別称で呼んでいました)を殺すのは簡単だった。彼らは死んでもすぐ生き返るという迷信があるので、軍刀の前に首を差し出すからばっさばっさと切り落としました。
 銃剣で殺すときは前から刺したら手で押さえて抜けなくなる。必ず背中から刺すことだ。赤ん坊は空中に放り上げて刺し殺した。と語りました。」

「最近では南京大虐殺はなかったとか言う議論があります。当時村の人たちは南京での話を皆聞いていました。わたしもおじも南京の戦闘に参加していましたので同じ話をしていました。間違いなくあったのです。」

 「当時は義務教育は小学の6年40人のクラスで。旧制中学へ行けるのは家が豊かな6人程度。あとは高等小学校へ2年行く人が多かったです。
 わたしは当時軍国少年になっていましたので、予科練を志望しました。鹿児島まで受験に行きました。足が速かったので採用になりました。」

「配属されたのが大分宇佐の航空隊。そこでグライダーの飛行訓練をしました。全国から50人の訓練生がいました。グライダーは助走をるけて30人ぐらいで引っ張ります。上空で飛行訓練をして、着地しますが、そこでも走ってグライダーを押さえます。足が速いという特典がこういうところに生かされたようです。来ていた訓練生は皆足が速い連中でした。」

 「グライダーの訓練は飛行訓練の一貫。それが済んだら赤とんぼと言われる複葉機で訓練飛行し、飛行気乗りになります。わたしはグライダー訓練時に墜落して怪我をして除隊しました。それが昭和18年。帰郷し自宅で療養していましたが、19年になり再び召集され、今度は海軍の通信兵になりました。いろいろ配転され昭和20年の終戦は台湾で迎えました。台湾は物資も豊富で1年間捕虜生活でしたが待遇もよく、親日的でしたので、居心地は良かったです。今年も長期間台湾へ旅行していました。」

「また朝鮮人従軍慰安婦なんぞなかったと言う人たちがいます。教科書の記述も変えられたりしました。いました。実際にわたしは見ています。
沖縄での激戦が伝わるころに、われわれもいずれ、参加するので、外出して自由に遊んで来い。と軍の憲兵から許可書をもらいました。
 そして備品もありました。それには従軍慰安婦の出入り許可書と、サック(男性用避妊具がありました。実際に出かけるとそこには朝鮮から強制連行された慰安婦の女性たちがいました。ですので従軍慰安婦はいたのです。」

 「わたしが言いたいのはいかに教育の力は怖いかです。最近田母神敏雄や桜井よしこたちが無責任に北朝鮮の脅威や核武装を言い立てています。でもあの人たちは戦争の怖さを知らない人たち。きちんと人の話を聞ける人なら、あんなことは言いません。」
Tanebekonatuookawa_r
(左から田辺浩三さん、小夏さん、大川愛郎さん。質疑応答コーナーでした。)
 会場から質問が大川さんにあり、当時の行動に疑問はなかったか。と。
大川愛郎さんは「疑問もなにも小学生から天皇のために死ぬ。上官の命令は天皇の命令と刷り込まれて来ましたし。早く大人になってチャンコロや英米をやっつけたいと本気で思いましたし。」とのことでした。

 「キクとイサム」の映画は、二次大戦で生まれ落ちた米軍兵士とのうまれた混血児が祖母に育てられ農村で育っていく姿を淡々と描いています。
Ueiga1_r

 当時の日本の生活様式が知れて興味がありました。道路は舗装されておらず、電気は来ているが、厨房はかまど。炭が燃料。田舎の小学校も子供たちの数が多い。蒸気機関車でテレビはまだない。昭和30年代初めの地方の風景だろうか。

 混血児のキクとイサムは今より強い差別意識の中でたくましく育っていく。イサムは米国人に養子にもらわれていく。キクは残され問題も起こすが、祖母と2人で農業でたくましく生きていくというストーリー。

 つい40年前まではああいう風景が日本であったと思う。食料が満ち溢れ、小夏さんが言う「満ち足りた」暮らしになったのはつい20年ほど前からですね。基盤は危ういものであると思いました。
Eiga2_r

 近所付き合いも濃厚な時代ですし。昔の日本人は逞しいと思いました。

 赤字覚悟で「戦争を知らない子供たちのための映画会」を主催上映を続けている田辺浩三さんには感謝です。

 次回上映会は10月12日(月曜・祭日)「あかね雲」テーマは「脱走兵士」です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.21

ニュークリア・シェアリング・システム

Tabogami1
 7月26日の高知での「田母神敏雄講演会」を見に行きました。会費1000円を払うと領収書(日本と郷土を愛する高知県民の会」という領収書をいただきました。
Tabogamir2


 田母神氏の講演内容につきましては、個人ブログに感想などをレポートしています。さほど内容が極端でも目新しくはありませんでした。

 注目される考え方とすれば、当日会場で購入した田母神氏の著作「田母神塾 これが誇りある日本の教科書だ」(田母神敏雄・著・双葉社)の項目でした「究極の抑止力。核兵器で国防と外交を強化せよ」に以下のことを述べられています。

「自国で核兵器を持つことが難しいのであれば、日本も「ニュークリア・シェアリング・システム」の導入を検討してみてはどうでしょうか。これはアメリカが持つ核兵器の発射ボタンを共有化するという試みです。」

「実は既にNATO(北大西洋条約機構)のうちドイツ、オランダ、イタリア、ベルギー、トルコの5カ国ではニュークリア・シェアリング・システムが導入されています。これらの国が核兵器の脅威にさらされたときには、アメリカがもつ核兵器を引き渡すというとりきめです。

 自前の核兵器を保有する前段階として、日本もNATO5カ国のように、ニュークリア・シェアリング・システムを導入することを勧めます。」(P232)

 田母神氏の主張で説得力のある部分はこのところであります。

 いくら北朝鮮の脅威があるからといって日本がただちに核武装できるかといえばありえません。アメリカが1番反対すると思います。

 アメリカにとって1番怖いのは日本です。つまりアメリカの仮想敵国は未だに日本であります。その現実を左右論者は忘れています。沖縄を初めとする巨大な米軍基地は日本を軍事占領するために存在しています。日本防衛のためだけならあれほどの巨大軍事力は不要です。日本から核攻撃されないために日本を「軍事占領」する必要性があるから米軍基地が日本に居座り続けているのです。

 日米双方の政治家も代替わりし、在日米軍の真の意義目的(日本を軍事占領し、日本を軍事大国化させない)を忘れ、中国を大事にし、日本をないがしろにする傾向がありますね。

 そうなると日本の核武装論が必ず台頭してくるはずです。でもそれはアメリカが許さないことは明白。日本の核武装で1番脅威にさらされるのはアメリカになるからです。世界各国の経済封鎖でしぶとく生き残る我慢強さは今の日本人にはありません。

 ですので「妥協案」として「ニュークリア・シェアリング・システム」が出てきたのでしょう。でもそれはしょせん「アメリカの手の内」にあることには変わりはなく、未来永劫に日本が自前で核武装することは不可能なことになるのです。

西やんのブログ田母神氏講演会の動画が掲載されています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.17

少年兵大川愛郎(よしお)さん

Ookawaharimaya
 毎週はりまや橋商店街金曜市での占い師の島本茂男さんところで、大川愛郎(よしお)さんに時折お会いします。お話を伺いますと、少年兵士として徴用されていたそうです。

 田辺浩三さん主催の「戦争を知らない子供たちの映画会」での、講演「戦争体験者としての講話」していただく予定と聞きました。当時の戦争体験者は高齢者になっており、元気で聴衆にお話できるお元気なひとは殆どいません。9月頃の映画会にて話をしていただきます。

Ookawa1_r
 大川さんに伺いますと少年兵として兵隊にいたのは3年足らずだったそうです。そのため軍人の恩給はつかないそうです。それを日本政府は不憫に思うようで、総理大臣が変わるたびに「記念品」を贈ってくれるようです。

 貴重な戦争体験を話してくれる大川さん。9月の映画会の話しは聞きませんと。以下の写真は政府からいただいた「記念品」を撮影した写真をお借りしました。

 大川さんは直接戦場へ行くことはなかったようです。本土防衛のための訓練を朱に受けていたようです。戦地に行かれていた親戚の人や知人からリアルな戦地の話しは聞かれていて、昨日のことのように覚えておられるとか。
Ookawa1
Ookawa2
Ookawa3
Ookawa4

9月20日の上映会「キクとイサム」のなかで大川さんは戦争体験の話をされました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.16

NHK番組「核廃絶は可能か?」を見て

 昨日の8月15日にNHK総合で「日本のこれから 核廃絶は可能か?」{午後7時半~午後10時43分迄。途中15分の中断含む)という討論番組を見ていました。

 テーマを「北朝鮮の核開発問題」「非核3原則の問題」「核のない世界は可能か」「核は抑止力になるのか」「今後のあるべき方向は」とかの重たいテーマでスタジオに30人の全国から来られた視聴者の代表と星野知子氏{女優)や志方俊之氏{防衛問題評論家)ら6人の有識者を交え議論をしておりました。

 聞いていてやはり予想どうり、「対話による核兵器の廃棄を進める」派と、「核武装して初めて核保有国との対話が可能」派との対立がベースにあり、議論は最後まで平行線でした。

 北朝鮮との「核問題」は、それを「脅威と思う」派と「思わない」派の議論は最初からかみ合わない。番組では日本の300分の1程度のGDPの北朝鮮がなぜ国力の多くを費やして核武装し、弾道ミサイルを開発するのか。それはアメリカとの対等な外交交渉をしたいからだ。とのことでしたが、実際にはどうだったのか。

 その北朝鮮の外交姿勢についての冷静な議論はありませんでした。ようするに北朝鮮に関する情報があまりに日本人各位はもっていない。「不条理な金王朝の独裁国家」としてのステレオ情報で「わかったつもり」「北朝鮮を理解したつもり」になっているが、実はそうではないのではないか。という観点が番組になかったのがとても残念でした。

 実際現在の日本と北朝鮮との外交はどうなっているのかの検証も必要であり、いきなり「北朝鮮の核の脅威にどう対処するのか」という設問は愚問であると思います。北朝鮮は外交の手段として、核開発と弾道ミサイルを最大活用しています。日本はその2つを所有なしでどう対処できるのか。それは可能なのかの議論をもっとすべきでした。

 途中インドとパキスタンの問題が出てきて問題の整理がつかなくなりました。カシミール地域の帰属問題でインドとパキスタンは何度も武力衝突しています。1998年に両国は同時に核開発と弾道ミサイルを開発しました。国際的には核拡散防止条約に違反する行為を両国はとりました。

 両国の核開発により、「結果として抑止力」になり、両国は話し合いの交渉のテーブルに着いた。という主張がされました。インドとパキスタン両国の在日滞在者のパネラーもそう発言していました。それ本当なのか?本当に両国の核開発が戦争の「抑止」になったのか?議論がわかれるところです。

 討論会の後半の部分で、日本の進路を問う設問がありました。核廃絶を対話で訴え続けるのか。アメリカの「核の傘」を活用するのか。日本独自に核武装するべきなのか。この議論を聞いていて、「共通のプラットフォームがないので」感情的な議論になり、聞いていて眠くなりました。不覚にも少し眠ってしまいましたし。

 特に「日本は核武装すべし」論者は、インドとパキスタンの両者が核開発したことで、「結果として」紛争が抑止された。核をもつことで抑止が働いた事例であると言います。1980年代の欧州でも似たような事例があり、ソ連が中距離ミサイルを配置したのに対し、西ドイツは対抗するためにアメリカの中距離ミサイル配備を訴え、アメリカ製核兵器の「レンタル」をしてもらって、アメリカの指導で訓練もしてソ連に対抗した。結果それが「抑止力」になった。と。
 
 この問題は冷静な「検証」が必要であると思います。それなしにいきなり「核武装で抑止」とかいう議論は飛躍しすぎです。

 番組の感想。

 やはり難しい問題。国のあり方を問う問題であります。議論が拡散することを恐れず、終戦記念日に3時間討論番組製作したNHKを評価したいと思います。

 8月9日に日本テレビ系の番組「たかじんのそこまで言って委員会」を見ていました。こちらはバラエティ番組です。

 出演者は

◇司会   やしきたかじん
      辛坊治郎 (読売テレビ解説委員)
◇パネラー 三宅久之、田嶋陽子、鈴木邦男、田母神俊雄 桂 ざこば、
         勝谷誠彦、宮崎哲弥、山口もえ
◇ゲスト  池田眞規(日本反核法律家協会会長)

  今週のテーマは「核廃絶は可能ですか?」というテーマ。

 だいたいこの出演メンバー{立場が大きく異なりますし)で議論がまとまるはずもないし、生産的な結論に議論が収斂するはずもありません。

 番組での議論は相手の主張を途中でさえぎり、大声を張り合うだけ。途中でCMも入るし民放バラエティ番組ですのでいたしかたはない。限界でした。

 番組出演者の田嶋陽子氏が1つだけ良いことを言っていました。

この種の議論はあまりにお互いの知識の共有化が出来ていない。もっと情報を出していただいて、議論を深める必要がある。」

 各自が持論をわめきあうだけでは、バラエティ番組として見ている分は面白いが「それだけ」で終われば忘れてしまいますね。議論の核心がボケてしましましたし。

 結局かみあわないまま、番組は終了してしまいました。

 NHKの「日本のこれから 核廃絶は可能か?」の3時間番組も、残念ながら「やしきたかじん」の民放のバラエティ番組を「超える」内容では残念ながらありませんでした。

 わたしはその原因をわたしなりに考えてみました。

1)議論や取材に外務省が関与していない。外務省の幹部やOBも含め出演していただくべきではなかったのでしょうか。北朝鮮の核問題、拉致問題にしても、非核3原則にしてもすべて外交問題です。その観点が弱い


2)外交の延長{失敗)が戦争ではないでしょうか。孫子の{戦わずして勝つ」という意味の検証を「核問題」で冷静にすべきではなかっただろうか。


3)北朝鮮は乏しい国力の至資源の大変を費やしてなぜ核開発とミサイル開発をするのか?それは外交交渉に有益だったからでしょう。でもそれは本当に北朝鮮に利益を生んだのか?検証が必要でした。

 北朝鮮同様の一党独裁国家体制である、キューバやベトナムの国づくり、国家運営はどうなのか?キューバやベトナムは自国で核を持たずに独自の国家建設をしていますし。特に「キューバ危機」{ソ連製の弾道ミサイル持込問題)があり、その後のキューバの政治姿勢についてのレポートが必要ではなかったかと思う。

 また核開発を放棄したリビアはどうなのか?リビアの独裁者ガダフィ氏は「北朝鮮が核開発をやめるように説得しても良い」とか言っているように聞きました。本当の話しなのか。番組で検証していただきたかったです。現地取材も含めて。

4)日本が核武装すると言う人もいますが、アメリカがそれを容認するでしょうか?絶対にありえないと思います。 
 日米同盟といいますが、アメリカが1番恐れているのは日本の軍事大国化です。日本が独自に核武装すればアメリカが1番の脅威となります。許すはずはないと思います。

 在日アメリカ軍基地は日本の防衛のために米軍がいるのではなく、日本を軍事占領するためにいるのです。アメリカは日本を本音では信用していません。ですのでアメリカが日本の独自の核武装を容認するはずはありません。

5)時代は地球環境保全へ向かっています。多資源消費型で、廃棄物の処理が難しい各施設のあり方{原子力発電所も含めて)議論すべきえした。果たして核の平和利用はありえるのか?危険ではないのか?その議論はありませんでした。


6)欧州ではドイツが宿敵フランスと信頼関係を構築し、二度と戦争を起こさないという観点でEUで経済統合、政治統合を目指しています。東西冷戦後の欧州では大きな流れになりました。

 アジアでも日本・韓国・中国がお互いを信頼し、経済統合を目指せば、安全保障のありかたも大きく変化します。でもそれを阻止しているのはアメリカのように思われます。日本・韓国・中国が相互対立することでアメリカは利益を得ているからです。


7)番組でも被爆者の人が言われました。「ノーモア・広島・長崎」であると。核兵器の恐ろしさ、おぞましさを本気で世界中に今以上にあらゆるメディアや情報伝達手段を通じて流布することが核兵器を廃棄する道になると思います。

 映画「ヒロシマ.ナガサキ」はドキュメンタリー映画の秀作でした。漫画「はだしのゲン」も優れた作品です。

 日本国をあげて被爆の悲惨さ、おぞましさを世界に広報すべきです。そして広島。長崎の平和式典にオバマ大統領を招待することです。

 サミット会場も広島市や長崎市で開催すべきです。可能な外交力を活用すべきです。できることはいくらでもあると思います。

 アメリカに原爆投下の誤りを認めさせることです。スミソニアン航空博物館で原爆展示を開催すべく外交努力をすべきです。すべてはそれからです。
Hirosimanagasaki
 ドキュメンタリー映画「ヒロシマ・ナガサキ」。映画に出演された被爆者の人たちの冷静な語り口には感動しました。この映画を「切り口」にした冷静な議論が、今回の番組では必要ではなかったかと思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

核のない世界の実現を

 64年前に広島と長崎に投下された原子爆弾。「使えない兵器」のはずの核兵器はその後、旧ソ連、英国、フランス、中国などが核を保有。インドやパキスタンも核保有国になりました。

 いまやイスラエル、イラン、北朝鮮も核保有を宣言し、「使えない」はずの核兵器が世界中に拡散しています。

 世界の唯一の被爆国日本の役目は大きい。従来の対米従属型の外交姿勢を正して日本が世界に対して果たす役目はとても大きいと思います。

今回の総選挙でもきちんと「核のない世界を構築する」戦略を持っている政党を支持したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

07高知県知事選挙 | 2008年衆議院選挙関連 | 2009年衆議院選挙関係 | blogによる自由民権運動 | blogの伝道師・blogの鬼 | koutikengikaigin | お花見遊覧船 | けんちゃんの今すぐ実行まちづくり | けんちゃん1人weblog | はりまや橋サロン | まちづくり | アニメ・コミック | イラク派兵問題 | ウェブログ・ココログ関連 | ゴーヤ栽培日誌 | サッカー | スポーツ | スポーツのありかた | チベット問題 | ニュース | バリヤフリー | パソコン・インターネット | ホームページによる交流 | メディアリテラシー | ヨット関係 | 中国四川大地震 | 二葉町町内会の動き | 井原勝介さん講演会 | 人繋がりネットワーク | 仙波敏郎さん講演会 | 伊野町問題 | 健康・体の問題 | 健康問題 | 入野敏郎さんみかん園 | 公共交通問題 | 公共財のありかた | 前田康博さん講演会 | 南海地震対策 | 南海地震特別税 | 原子力政策 | 原発と核のゴミ処理場アンケート | 品川正治さん講演会関係 | 国政問題 | 国際問題 | 土佐電鉄ーごめん・なはり線 | 地方の公共交通 | 夜須町関係 | 大学問題 | 天木直人さん講演会関係 | 宇田川知人さん出演番組 | 安田純平さんを高知へ招く会関係 | 少子化問題 | 岡林信康コンサート | 島本茂雄さん・中平崇士さん出演 | 市民参加のありかた | 平和・反核・護憲の社会運動 | 平和問題 | 建築物 | 憲法問題 | 戦争を知らない子供たちへの映画会」 | 携帯・デジカメ | 政治のありかた | 政治評論 | 教育問題 | 新しいメディアの創出 | 新型インフルエンザ対策 | 新堀川市民大学 | 新堀川生態系保護問題 | 日誌風の感想 | 映画「六ヶ所村ラプソディー」 | 映画・テレビ | 書籍・雑誌 | 有機農業の支援 | 朝鮮半島問題 | 木質バイオマス地域循環システム | 東洋町サポーターズクラブ | 橋本大二郎さん出演番組 | 橋本県政16年の検証 | 橋本県政16年の総括 | 歩いて見る高知市 | 歴史の宝庫新堀川 | 歴史問題 | 死生観・終末観 | 沖縄ー高知の交流 | 沖縄基地問題 | 沢山保太郎東洋町長出演 | 漫画文化 | 環境問題 | 社会問題一般 | 社会思想問題 | 社会運動 | 福井照 | 福井照さん出演番組 | 福祉の問題 | 空のあんちくしょう | 経済・政治・国際 | 経済問題 | 耐震偽装問題 | 自然エネルギーの活用 | 芸能・アイドル | 芸術・文化 | 若者支援事業 | 路上詩人はまじさん | 連合赤軍と新自由主義の総括 | 都市再開発 | 都市論 | 錆を防ぐさびのある話 | 防災問題 | 防災対策 | 防衛問題 | 音楽 | 高レベル廃棄物問題 | 高知の根源・由来を考える | 高知の観光 | 高知シティFM | 高知シティFM「けんちゃんのどこでもコミュニティ」 | 高知シティFMけんちゃんのどこでもブログ | 高知シティFM最終収録 | 高知学研究所 | 高知市政問題 | 高知県政ぷらっとこうち問題 | 高知県政問題 | 高知県民マニュフェスト大会 | 高知県物産公社構想 | 高知県議会立候補者への公開質問状 | 鵜の目鷹の目 | 2006年白バイ・スクールバス衝突事件