橋本県政16年の検証

2013.02.10

川竹大輔さんの出版記念と交流会

 2月9日は3週ぶりに夜須でセーリングをした後に、元高知県特別職秘書であった川竹大輔さんの「改革派知事の時代 出版記念と交流会」が、午後5時半から高知市の三翠園ホテルでありましたので、ヨットの後始末をしてスーツに着替えて出席しました。背広を着るのは今年で4回目でした。


 少し遅れて到着。前方スクリーン画面では、元高知県知事橋本大二郎さんが、川竹大輔さんの著作について話をされていました。どうしても外せない用事があり、来られなかったようでした。
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 続いて対談がありました。川竹大輔さんと根小田渡氏(高知大学名誉教授)司会を本の出版元の代表細迫節夫氏(南の風社)がされていました。

 このなかで川竹大輔さんは「1994年ごろから2007年までが改革派知事の時代でした。本県の橋本大二郎知事、浅野史郎宮城県知事、北川正恭三重県知事、増田寛也岩手県知事、片山善博鳥取県知事など、地方から国を変えようという知事が輩出しました。
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 総務省主導の全国知事会が「戦う知事会」になった時期もありました。ひも付きでない国からの一括交付金などが成果でしたが、2007年頃に終焉しました。」
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 根小田氏は「小泉政権の中央からの構造改革路線が、地方の声を退ける形になり、三位一体改革でますます地方の弱体化が進行したことは否めない。」と指摘されました。

 そのあと、川竹大輔さんと高知県でそれぞれの分野で活躍されている人たちからの発言がありました。会場からの質疑応答もありました。

 そして交流会になりました。高知県下各地から140人の参加者がありました。多士済々で、川竹さんの幅広い人脈を感じさせる人たちでした。
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 豊後彰彦さんと記念撮影をしました。背広姿はめったにありませんので。
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 交流会は午後9時に散会しました。川竹大輔さんは、まだ43歳です。「改革派知事の時代 地方から日本は変わったのか」(川竹大輔・著・南の風社・2012年刊)を一読しました。感想文は別項で後日書きます。頭脳明晰で、行政部署を横断的に渡り歩き、橋本知事の代理で高知県各地を巡回されていた経験は、今後活用しないといけないと思いました。
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2011.07.31

松尾徹人さんのご冥福をお祈りします

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 前高知市長であった松尾徹人さんが、ご逝去されました。64歳でした。まだまだこれからの人生であると思っていましたが、病に倒れ、帰らぬ人となりました。

 松尾徹人さんは、元自治省(現総務省)のキャリア官僚であり、2度にわたり高知県庁に出向され、高知を気に入られ、転勤の際もご家族を高知へ残して単身赴任するという人した。

 1994年に県内の有志からお声がかかり、高知市長選挙に挑戦されました。私は当時高知青年会議所時代の事業(都市再開発セミナー・市政徹底討論会)で大変お世話になりました鍋島康夫さん(元高知新聞社論説委員)と懇意になっていました。

 鍋島康夫さんが高知新聞社を退職され、高知市長選挙に挑戦するにおよび、私は高知JC卒業の直後1年間余り鍋島さんの陣営で活動していました。結果は鍋島さんは敗れ。松尾徹人さんが当選されました。チームが異なり当時から松尾さんを観察していましたが、松尾さんは真摯な人柄で、謙虚であり心底高知が好きな人であり、市長時代は「龍馬市長」になりきっていました。

 一度高知駅前から、高知市神田の和霊神社まで、一緒に歩いて話をしたことがありました。それは坂本龍馬に関するイベントでした、。松尾徹人さんは、坂本龍馬の格好をし、着物を着て歩きました。
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 坂本龍馬への思いについて

 また高知シティFMで「けんちゃんのどこでもコミュニティ」という番組をやっていた頃に、ゲスト出演していただきました。「政治の話以外でお話をしたい」ということで、気さくに、真摯に話していただきました。
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 ゲストは松尾徹人さん 

 2003年と2004年の当時の高知県知事であった橋本大二郎さんと県知事選挙を戦い、2度とも破れてしまいました。その後は三翠園という高知の老舗ホテルの社長をされておられました。病に倒れ64歳という若さでご逝去されました。
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 本当に高知が好きだった松尾徹人さん。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 歴史にもしもはありませんが、松尾徹人さんが橋本大二郎さんが知事選挙を争わず、橋本さんが県知事を松尾さんに「禅譲され」、松尾さんの支援も得て国政に転進し衆議院議員になっていれば、高知の歴史も変わっていたでしょうに。

 今にして思えば、橋本VS松尾の「総力戦」の意味はなんであったのかわかりません。松尾さんはご逝去され、橋本さんは総選挙に敗北後、さっさと高知を去りました。今や橋本さんの痕跡もなにも高知にはありません。

 高知県民は、橋本大二郎さんも松尾徹人さんを三顧の例で迎えました。人生の大きな選択を強いて、高知県に誘致しました。しかしながら御両人とも1人は志半ばでご逝去され、1人は高知県を去りました。県民としてとても残念であります。


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2009.10.07

橋本大二郎さんは何だったの?

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 10月5日の地元紙に掲載されていたらしい。月曜日は、前日の4日に海の駅クラブでセーリングとお月見会で散々楽しんで飲んでいたし、中川昭一元財務大臣が急逝された記事が新聞は大きく掲載されていましたので、気がつきませんでした。

 記事によると橋本大二郎さんを見送りに大勢の元「草の根」の人たちが来られていたとか。衆議院選挙で思わぬ落選(想定外であったとは思いますが)、1991年に多くの県民に「誘致」されてこられた高知を離れることになりました。

 わたしなどは動向を橋本大二郎さんの個人ブログでしか知る由もありません。選挙の公示直前までひんぱんに更新されていた個人ブログも8月17日を最後に全然更新されておりません。

 橋本大二郎です。(橋本大二郎氏個人ブログ)」

 あいさつ回りとか、選挙でお世話になられた人たちにはされたのでしょう。なので高知空港には大勢の見送りの人たちが来ていたとのことでした。
 しかし個人ブログには「総括」もなく、8月17日以降更新されていません。こういうところを見ると、橋本大二郎さんは「新しいタイプの政治家」ではなく、「従来型」の政治家の1人であったと思いました。

 落選されても堂々と昼間に大勢の人たちに見送られて東京へ戻られるのですから、選挙で大きな借金はつくらなかったのでしょう。それはなによりであったと思います。

 橋本大二郎さんは高知へ何を残し、またなにが出来なかったのか。すぐには思い出せません。

 今後個人ブログが更新されるのか、それとも放置され続けるのか。それも1つの答えでしょう。いずれにしても高知県の政治の歴史の1つが終わりました。

 橋本大二郎さんが「何だったの?」の答えは,高知県民1人1人が総括し,出すべきでしょう。もちろんご本人も個人ブログで表明していただきたいと個人的には思います。

 個人的には自分がやっていたラジオ番組で橋本大二郎さんと対談しました。それでも正直「よくわからなかった。」というのが感想です。

 橋本大二郎さん番組出演記録

 WEBラジオにもしています。

 「記憶に残る人物」なのか、「忘れられる人物」なのかは、これからの評価でしょう。
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 表題とスローガンは明確でしたが、国家観、世界観、社会思想的な基盤については、何度も対談しましたが、とうとうわからずじまいでした。石橋湛山氏のような明確な社会思想を本人からは感じることはありませんでした。

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2009.09.03

橋本大二郎氏はなぜ敗北したのか?

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 2009年の衆議院選挙の高知1区で橋本大二郎さん(無所属)は福井照さん(自民党・3期)に破れました。どの調査でも「優位」であった橋本大二郎さん。わたしも当選するのだろうと思っていました。負けたのは正直意外でした。

 考えられる原因はいくつかあろうと思います。私自身の独断と偏見で少し考えてみたいと思います。

1)「連合」をせず単独で小選挙区を勝利するのは難しい。

 高知県内で「反自民・公明」の統一戦線が全く構築できませんでした。1区で言えば、橋本氏(無所属)+田村氏(民主)+春名氏(共産)を合わせた票数は、福井氏(自民+公明)票数の2倍以上ありました。

   福井  照(55)自民・前(公明推薦)当選  44,068
   橋本大二郎(62)無所属・新          39,326
   田村久美子(50)民主・新(国民新推薦)   38,117
   春名 直章(50)共産・元            13,072
   桃田 妙子(49)幸福・新               890

   橋本+田村+春名  =90724票

 つまり橋本+田村連合、もしくは橋本+春名連合でも1区の選挙は勝っていました。
自公が結束しているのに、攻めるべき野党側が「ばらばら」。その状態では小選挙区では勝てないでしょう。

 対照的に高知と同じ「貧乏県」である沖縄県。こちらは小選挙区は野党候補が4つの選挙区で全勝。比例も野党が議席を獲得しています。3年前の県知事選挙、2年前の参議院選挙の折、沖縄では全野党共闘が成立していました。その「成果」が沖縄では現れたのです。

 沖縄の声 新政権に/衆院選 当選5氏座談会(沖縄タイムズ)

 高知では民主党も小選挙区で勝てないし、公明党も共産党という組織政党ももはや小選挙区での当選は無理になったようですし。(公明党は今回の総選挙では小選挙区も候補者は全員落選。)
 ですので「なんらかの連合」しないと小選挙区で勝ち抜けないのが確定したようです。
 「選挙に強かった」橋本大二郎さんでしたが、単独行動では小選挙区を制することはできなかったのです。

2)既に橋本大二郎さんは「過去の人」になってしまっていた。

 4期16年お勤めした高知県知事。退任したのは2007年12月。1年8ヶ月前です。「前知事」としての印象が残るのはせいぜい半年程度。「人の噂も75日」の例えもあります。
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 情報過多の現在では、県知事を退任された2007年12月は「遠い昔」の時代です。退任されてからとんとメディアにも顔が出ませんでしたし。退任と総選挙の間が想定外の長さになった影響も大きいでしょう。

 ご本人が選択した「無所属候補」では顔入りの政党用のポスターも街頭にも貼れず、動きを市民に告知する方法も限られていました。それを承知で無所属を選択されましたが、より本人の動きを市民に伝達する方法手段を個人ブログ以外に事務所も含めて開発すべきであったと思います。

3)政策がわかりにくい印象がありました。

 県知事時代のスローガン「脱官僚」「県民主導主義」は、大変わかりやすかったです。今回国政に挑戦する橋本さんの政策は「地域主導主義」「国と地方とのあり方を改める」というものであり、どの政党も同じような意味のことを言っていました。
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「堂々たる日本」「堂々たる高知」のスローガンも同じです。

 橋本大二郎さんは2大政党の自民党にも民主党にも所属はしないし徒党も組まない。「みんなの党」の渡辺喜実代表も応援演説に来ましたが、すぐに参加するわけでもない。つまり国政での「立ち位置」が橋本さんは不明確でした。

 有権者には橋本さんの言わんとしたことは理解できるものの、「では国政の場でどう実現するのか」という疑問が常にありました。橋本さんへの期待感が大きい人ほどその疑問(というか疑念)はあったと思います。

 「当選した後で明らかになる。」という事も言われていましたが、それでは説明したことにはならなかったと思います。

4)草の根や市民活動家を大事にしなかった

 わたしが昨年3月頃に高知市堺町にある橋本事務所を初めて訪問したときです。当時事務所に居た見知らぬ女性に「あんたは何しに来た!橋本はお金がないんです。お金を持ってきてください!」とか訳のわからないことを言われていました。どうしてそんなことを言われたのか、こちらはよく事情はわかりません。
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 一昨年の12月の知事退任式で目撃して以来でしたから、どうされているのか様子を伺いに行きましたら、そういう応対です。びっくりしました。草の根の人たちや、市民活動家もこれでは橋本事務所へは寄りつけません。結集することはできません。

 どうして訳のわからない人が橋本事務所に大きな顔をして居座っていたのか未だに不明です。あの発言と態度では皆引いてしまいますね。結局草の根の人たちも、市民活動家の人たちも県知事選挙のときのように大々的に結集することなく衆議院議員選挙は終わってしまいました。

 また最初に「橋本大二郎事務所秘書」という名刺をいただいた人にしても、草の根や市民活動とは全く無縁の政治活動履歴の人。従来の自民党地方政治に詳しいという「政治のプロ」を標榜する人でした。

 しかし今回の選挙結果を見ますと、「自民党を割る」「自民党の支持層に手を突っ込んで橋本さんへの支持を広げる」ことをその「プロの人たち」は全くしていたようにはありません。やっていれば結果は違っていたとは思いますが・・・。

 県知事選挙のときはいくら橋本さんの相手候補者を推薦をしている業界団体でも必ず「割れて」一部は橋本さんを露骨に支持していました。建設業業界も医師会なども今回の選挙はすんなりと福井照さん支持できちんと固まっていましたし。橋本さんへの「支持票」は殆どなかったと思います。

 個人ブログ記事「橋本大二郎事務所を訪問

 頼みの草の根グループも全盛期の結集には程遠く、自民党の組織型選挙を打ち崩す工作もまるで橋本事務所はしていないようでした。これでは組織選挙で脇を固めている自民・公明連合体を打ち崩すことは出来ませんでした。


 「県知事の1期4年間の経験は、代議士2回当選分に等しい。」といわれたのは田中角栄氏。4期16年(つまり8回当選代議士と同等)の経験を積み重ねた橋本大二郎さんが当選しなかったのは、高知県にとっては「とてつもない」マイナスであると思いました。

 敗因の分析は以上です。橋本大二郎さんは今後どうされるのでしょうか?
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(利害損得で動かない真摯な草の根の人たちは橋本大二郎さんを忘れることはないでしょう。知事退任式で)

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2009.02.10

本当の悪者は宮内義彦氏

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 今日高知で発売された週刊現代2月21日号の32ページから35ページにかけて、森功氏(ノンフェクション作家)のレポート記事が掲載されています。題名は「規制緩和の政商 オリックス 宮内義彦の真実」です。

 最近になり「かんぽの宿」をオリックスが不当に安値で一括購入する話が国会でも取り上げられ、結局中止になりました。週刊現代は問題はそれだけではなく、規制緩和でオリックスが国民を犠牲にし、肥え太ってきた現実を冷静にレポートしています。

 宮内義彦氏は10年以上政府の規制緩和審議会の中心にいました。結果規制緩和された業種、金融、労働者派遣、タクシー、不動産事業、医療、介護などの事業にも進出し、結果的に巨大な収益をオリックスはあげています。
 
 村上ファンドもホリエモンも宮内義彦氏からすれば「小僧」の使い走りに過ぎない。大昔明治の初期に岩崎弥太郎が土佐藩の船をただで取得、西南戦争や台湾出兵で大儲けして、三菱財閥の基礎をつくりました。かれは政商と言われていますが、国民を格差社会のどん底に落とした小泉政権の構造改革で1番儲けたのは、オリックスだったのです。まさに宮内義彦氏は現在の「政商」ではありませんか。
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 高知も無縁ではありません。鳴り物入りでPFI(企業の力で自治体医療を行う)方式で発足した高知医療センター。開局時責任者を務めた前病院長とオリックスの関係者2人が贈収賄事件で逮捕されました。不透明な運営の実態はこれから解明されるでしょう。

 記事の中で「オリックスは病院に使う材料費(薬・ガーゼなど)を30年間で23・4%に削減するとおきながらいまだに30%ちかい。あれは目標だというばかり。赤字なので材料費とオリックスの運営会社の経営委託料を年間6億円(今年は7・6億の赤字)削減するよういに要請しましたが、これもきっぱり断ってきました。
 どんなに病院が赤字でもオリックスだけは儲かるのです。」(岡田泰司高知市議・共産党・談)P36

 この問題の解明は市民レベルでは難しい。地元の市民オンブズマンと当時の県職労委員長との対談でも情報開示の困難と、「赤字は自治体。地益はオリックス」という構図がおかしいと指摘していました。

 参考項目「高知医療センターの問題について

 「貯蓄は悪。投資は善」と強弁していた金融緩和論者の妄言。

「(郵便局)のお金がもっと資本市場へ流れるようになったら、(日本の)金融ぎ術も構築できると思います。これは富の生産としてこのうえもなく重要なことです。」(P33 2002年刊 田原総一郎との共著「勝つ経済」)

 郵政民営化が「誰のために」行われたのか。「規制緩和」が誰のために行われたのか。誰が利益を得たのか。このあたりを追求していくと答えがでてくるように思います。

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2008.09.10

環境破壊が進む新堀川

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 高知県土木部高知駅周辺都市整備事務所の道路工事である県道はりまや橋ー一宮(いっく)線の工事も道路特定財源によりどんどん進行しています。
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 新堀川中ほどに何本もケーソンが打ち込まれ、生コンが注入され川が破壊されています。道路の橋げたになるようです。
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 また階段護岸周辺も無数にケーソンが打ち込まれ、包囲されています。やがて地下に(埋設保存)されるようです。無残なことです。
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 一方新堀小学校角から南の部分については、2006年に当時の橋本大二郎知事に聞いたところでは、「新堀小学校から南の部分ー横堀公園横は、協議する余地があるのではないか。」とのことでした。9月県議会での坂本、吉良県議の質問にも同様の答弁をしていると思っています。

 関連ブログ記事 橋本大二郎と李明博(イ・ミュンパク)の違いShinbori9093_r

 しかし現実はその南側の新堀川にもケーソンがどんどん打ち込まれています。県は完全に新堀川に蓋をする意向です。高知市中心部の貴重なビオトープと歴史資源がさほど価値のない、環境破壊でしかない県道工事により破壊されつくすのでしょう。
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 かるぽーと(左奥)とはりまや橋バスターミナルという無用の長物のツーショット。再生プランはかるぽーとを「よさこい会館」化し、バスターミナルをレンタサイクル・ターミナルにして活用すべきでしょう。

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2007.12.21

韓国大統領選挙について思う

 やはり予想どうり野党の李明博(イ・ミョンバク)氏の圧勝でした。8年ぶりに韓国では野党が政権を担当するようです。「経済に強い」という李明博氏。疑惑も多いので韓国の「田中角栄」のような人物であると言われています。

菓子行商、サラリーマン、社長、ソウル市長、そして大統領へ(中央日報)


 韓国国民は北との「太陽政策」による融和よりも、経済対策をより重要視したということは言えるでしょう。疑惑があろうが、どうだろうが、彼の実行力に期待したというのでしょう。「奇麗事はもうたくさんだ。経済政策に無能な指導者で格差社会になった。とにかく職が欲しい。生い立ちの逆境を克服した李明博氏の半生。企業人やソウル市長としての成功談」に韓国国民は期待しにのでしょう。
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なんと言ってもチョンゲチョンの再生事業は凄いです。

 ソウル市長時代には、有名なチョンゲチョンの再生事業も400億円の巨費でやりとげましたし。結果ソウル市の都市の品格は上がりました。

 韓国も経済重視(それも国民経済)に舵を切りました。日本の政局はどうなるのでしょうか?国民生活重視の政府になりませんと。大企業と一部の株主だけを優遇する「構造改革」=「格差社会」の押し付けはまっぴらゴメンですね。

 日本でもこの際、政権交代すべきです。だらだらと自民党・公明党が政権運営しているとだめになります。その証拠が厚生労働省と防衛省の不祥事と腐敗です。政権が変わらないから官僚がたかをくくり、不祥事を組織的に働くのですから。官僚は国民の為にその優秀な頭脳を発揮していただかないと思いますので。
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 実に「みっともない」高知県庁土木部高知駅整備事務所による新堀川破壊活動(埋め立て道路にする)

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2007.12.20

チョンゲチョンを再生した李明博(イ・ミョンバク)氏が圧勝!

 やはり予想どうりに韓国大統領選挙では野党ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)氏が圧勝しましたね。「融和政策よりも経済政策」「疑惑もあるが実効力のある指導者」を韓国国民は選択しました。

 田中角栄のように「実行力もあるが疑惑まみれ」の人のようですね。国民の経済再生の願い、格差是正の願いが強かったのでしょう。与党は完全に戦略を間違えたようですね。
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 李明博氏といえばなんと言いましてもソウル市長時代に、幹線道路と高速道路を引き剥がし、王朝時代の河川であるチョンゲチョンを復元し、都市部に清流を取り戻し風の道をこしらえた実行力の人ですね。
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(関連サイトの記事)

 
ソウルの親水空間「清渓川復元事業」と新堀川

ソウルの親水空間清渓川復元事業の影響は?


 李明博氏は韓国国政のリーダーにソウル市長から上り詰めました。チョンゲチョンの清流復元工事は、まぎれもなく世界史的に見ましても快挙ですし、都市政策の中でも特筆すべき出来事です。日本は完全に先を越されました。

 一方「国政を目指している」前高知県知事橋本大二郎さんはどうなのでしょうか?歴史的資源とビオトープの新堀川の工事をとうとう止めることが出来ずにさっさと県知事を退任されました。

 1年4ヶ月前に橋本大二郎氏と懇談したことがありました。当時は「新堀川に蓋をして道路にするのはもったいない。僕も副知事も道路にすることには賛成していない。」と個人的見解を述べられておられました。

 事実昨年9月議会での答弁でも述べられていました。(質問者坂本茂雄氏)

 9月定例会代表質問(9月27日)と回答
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(夜須町大手の浜。マリーナ建設用のケーソンが1つだけ設置されています。後は凍結されました。

 確かに夜須町の大手の浜のマリーナの工事は凍結されましたが、高知市の新堀川の高知県庁土木部高知駅整備事務所の「破壊活動」は結局止めることができませんでした。これでは「環境にやさしい」というフレーズは橋本大二郎さんは未来永劫政治活動には使用できないと思いますね。
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(石垣は壊され、のっぺいしたコンクリート護岸で生態系を破壊しています。これではかになどの生物はもぐりこんで生存できなくなるでしょう。税金で「どぶ川」をこしらえているだけですね。

新堀川への高知県庁による破壊活動を憂う

橋本大二郎と李明博(イ・ミョンバク)の違い
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 李明博氏は「チョンゲチョンを再生したソウル市長」、橋本大二郎氏は「新堀川を暗渠にし道路にして環境を破壊した知事」と歴史には記録されることでしょう。

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2007.12.14

「都市の針治療」を読んで

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 9日に夜須でヨットをしたおり、地元のヤ・シーさんが自転車でハーバーに現れ「都市の針治療」という本を貸してくれました。クリチバ市というブラジルのある都市の元市長の手記です。都市のあり方、都市のあるべき姿を市長として都市づくりに関わった体験記を語られています。


 「針治療」というネーミングも良いようですね。私はまた「チャングムの誓い・完全版」をしつこくまた見ておりますが、脈診して針治療というのが東洋医学の極意。ブラジル人市長が針治療を知っていることが凄いなとも思いました。

 この市長は世界各地の都市の事例を知っているようです。街頭の物売りも取り締まるのではなく、「都市の元気の源」という着眼点で生かそうとしています。

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バロセロナの街並み(写真は中平順子さん提供)

 街路樹や歴史的資源、河川なども最大活用する工夫を常にしている市長です。記述は短くコンパクトではありますが、文章が短く簡潔過ぎるために「どうしてなのか?」が今ひとつわからないところはありますね。

 そのなかでも「都市のコレステロール」(P66)という記述は的を得ています。
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(バロセロナの大道芸人。いたるところにいるそうです。写真は中平順子さん提供)

「都市のコレステロールは我々の血管、交通路や幹線道路の流れを遮断させる大量の自動車という不要物である。それは、身体だけでなく人々の心までも侵す。」

「そして、それほど時間が経たないうちに、人々は自動車が全てを解決してくれると考え始める。こうして人々は自動車のためだけの都市をつくり始めるのだ。
 高架道路、自動車専用道路、そして排気ガス。」

「自動車を中心に都市を計画すると多くの弊害が生じる始める。例えば郊外のショッピング・モール。これは運動不足をひき起こし。人々が街を歩くことを阻止してしまう。」

「さらに都市を機能分化してしまう。すなわち住む場所、働く場所、そしてレジャーを楽しむ場所が離れてしまうのいだ。これはエネルギーを無駄に消費することにつながる。その結果血圧は上昇するのだ。
 交通渋滞、無駄な時間、大気汚染、そしてストレスによって!」

「いく度となく、2台の車を駐車させることによって、あなたは子供達から遊ぶ空間を奪い取ってきたのではないだろうか。」

「良いコレステロールは、しっかり管理された自動車利用とも言い変えることができる。そして効果ある針治療とは、自動車の鍵を数時間手放すということなのだ。」
(「都市の針治療 元クリチバ市長の都市再生術」ジャイメ・レルネル著。中村人氏・服部圭郎訳。丸善)
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(破壊される高知市の新堀川。単なる自動車道路で貴重な都心部のビオトープが潰され、歴史的資源がないがしろにされています。税金を使用した「まちこわし」を高知県は実行しています。

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2007.12.07

橋本大二郎氏は政界再編の目玉?

 昨日橋本大二郎さんは16年間の高知県知事を退任されました。当日徳島県にいましたが、携帯にメールがはいり、県庁前の「お別れ会」に行きました

 名残りを惜しむ県民と県職員が繰出し、県庁前の駐車場はさながら「橋本劇場」になっていました。そして今朝の地元紙「橋本氏無所属で次期衆議院選挙へ出馬」と1面トップ記事です。「選挙区は未定。政界再編を狙う。」とも。

 確かに現在の自民党も民主党も「限界」であることは確か。特に小泉自民党の「弊害」は地方においては顕著であり、地方経済の疲弊は高知だけでなく、今回巡回した四国各地の地方都市全体で見られます。

 政治が「格差社会」を生み出し、グローバル化と称して1部の大企業と株主にだけ奉仕する下品な形態に堕落していることにようやく国民各位が気がつきました。そして7月の参議院選挙が偽者改革ー格差の拡大に「NO!]をつきつけ民主党に大量得票を国民は入れました。

しかしその後の「大連立構想」や額賀元防衛庁長官の証人喚問問題で、どうも民主党も頼りない存在ですね。政界再編の期待度は、2000年でしたか「加藤の乱」以来あるようですし。

 橋本大二郎氏さんは政治家。厳しい知事選挙の最中でも1人で、中央との各政党への政治工作を仕掛けていました。高知県内の政党と組織である自民党、公明党、民主党、社民党、連合、自治労が「束になっても」橋本大二郎氏に結局選挙では勝てませんでしたし。
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(今でも高知県民の期待度は大きいようです)

 それは熱狂的な「橋本支持者」の分厚い存在と、橋本大二郎さん自身の巧みな政界工作の賜物でしょう。常に相手陣営の組織を分裂させてきましたから。

 大衆のなかに入り、スピーチをするのが大好きな橋本大二郎さん。「遣り残した」橋本家の悲願もあるようです。橋本さんの出馬は高知の選挙区事情に波紋を起こすだけでなく、日本の政界の政界再編の兆しになるような気がします。
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 橋本大二郎さんは、政治家人生は終わりではなく、これから「始まる」のであると思いました。

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