錆を防ぐさびのある話

2008.06.12

乾燥硬化は湿度80%以下が無難

仕事の関係の記事を投稿します。

 四国地方は5月から梅雨入り。6月も半ばで真っ最中ですね。さてこの季節防錆塗装をする場合悩ましい季節です。お天気が続かない。作業はしたい。どうする?判断基準はあるのか?時折質問もあります。
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 「湿度80%以上の場合は塗装しない」としてください。写真のような乾湿温度計。今日は午前9時10分現在で外気温20度、湿度90%です。こういう場合は原則塗装は中止です」としてください。

 防錆塗料であるラストボンドSGの塗装環境は「外気温10度以上、40度以下。湿度90%以下」と表示されています。それは限界を表現しているので、その限界以下や、以上になる場合はありますので、ぎりぎりの条件下で防錆塗装することは控えるべきでしょう。

 目安は道路と洗濯物でしょう。道路が乾いている場合は湿度が下がっています。洗濯物が乾いている場合もそうです。両方とも完全に乾いていれば塗装可能です。しかし空模様が怪しければ塗装は中止されたほうが無難です。
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2008.06.10

歯医者を尊敬します

 数年ぶりに歯医者へ。3日ほど前から歯茎がうずく。歯周病かも知れないし、気が進まなかったが近所の歯医者へ。昨日予約の電話を入れまして、今日行きました。
 すぐに呼ばれて治療室へ。私以外に2人の患者が治療を受けている。歯科医師と女性スタッフ2人がてきぱきと作業をこなしている。

 ひっきりなしに金属音が聞こえる。極小のドリルのようなものでしょう。考えてみると歯科の作業は防錆塗装の錆落しの作業に似ています。電動サンダーで歯を削りますし。それを掃除機のような小さなバキュームで吸い出す。電動工具は水を噴射しながら患部を削り取り、吸い出しています。
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(塗装作業でのブラスト(錆落し)作業の様子です。)
 塗装作業にブラスト処理というのがあります。金属片や砂を高圧をかけて鉄面に噴射し表面の錆や旧塗膜を剥ぎ取ります。また電動サンダーもありますね。これは回転する部位にサンドペーパーをつけて金属の表面を削り取ります。

 削ると金属光沢面が現れ、そこへ長期防錆塗料(カーボマスチック15など)を塗装すれば20年程度は大丈夫です。
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(ブラスト作業で削り取った金属面。歯医者も患者の歯の表面を削り取ります。)
 歯医者さんも丹念に患部を削り取ります。小さな部位で神経を使いますね。1人の患者が終わると手を洗い、手袋も変えて休みなして治療しています。歯科医院の真剣さには感動しました。

 今や日本には7万の歯科医院があるとか。コンビニが4万数千と言われていますからそれより多い。顧客をキープする努力はたいしたものでした。

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危ない日本の橋その対策は?

19a11b3e.jpg 6月10日NHK総合にて「橋は大丈夫か しのびよる劣化」を視聴しました。これを見ましたら日本の橋梁も絶対安心とは言えないですね。

 20年前にアメリカへ観光旅行へ行ったときニューヨークのブルックリン橋は老朽化が激しく通行制限していた話を聞きました。当時州管理の道路や橋も公共予算が削られて十分に補修や維持管理ができないと。穴だらけの道路や錆だらけの橋も見ました。

 日本はそんなことはないだろうと当時は思っていましたがさにあらず。維持管理のメンテナンスの時期に来ているのに維持管理の費用が行財政改革や国の地方への支出削減(骨太改革)の影響でますます維持管理費用が出なくなっています。

 2007年8月のアメリカのミネアポリスでの道路橋落下事故では13人が死亡100人が負傷し、車100台が落下する大惨事でした。

 調査によりますと日本の橋で5439が危ない橋であり、ただちに補修工事をしなければならないようです。しかし緊急維持工事を地方自治体がしようにも現在の会計制度の壁が立ちふさがっています。

 つまり新設橋をこしらえれば、費用の半分を国が補助します。残り半分の自治体負担のうち半分は地方公共債(つまり借金)が認められています。地方自治体の自己負担は全体費用の3分の1で新設橋ならできます。

 一方維持管理する橋の場合は100%地元自治体の負担で、今まではほとんど国の補助はありませんでした。今話題の道路特定財源などはどうなっているのでしょうか?
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(40年以上放置されている橋もあちらこちらにあります。)
 自宅の近くの国が管理している鏡川大橋は昨年耐震補強工事が完了し、今年は橋の塗り替え工事も行われます。国が管轄する橋は管理は比較的行き届いています。しかし地方自治体の管理する橋、都道府県や市町村管理の橋はそうはいきません。

 財政難で橋の点検調査すら満足に行っていないのが現実です。社会資本としての公共財としての橋がこれでは国全体として地域全体として維持管理できないのです。
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 写真は高知県の山間部の橋ですが、ダムの保障事業の一環で国側が橋を建設し、地元自治体に譲渡したようです。でもその小さな自治体は維持管理ができず、錆びた状態の橋が放置されています。

 高知県下車で巡回していますと橋もそうですし、山間部の落石防止ネットの支柱などもぼろぼろに錆びている箇所を見かけます。手入れのいいのは国管轄の国道。県道や市町村道は実に心許無いのです。
 
 道路特定財源で地方に道路建設を。の趣旨は理解できます。しかし建設された道路も橋もやがて維持管理しなければならない時期が到来します。その維持管理費用はどうするのでしょうか?

 私は防錆管理士の立場からいくつか提案をしてきました。

 この錆の状態ならどうします?

 長期防錆システムを普及させるための決意

 公共財の寿命長くするために  メンテナンス重視の時代の到来

 社会の錆落としも入念に。

 防錆塗装で防止できることは早めに対策を!

 こうなる前に防錆対策相談を・・・

 
窪津橋ー厳しい腐食環境下での防錆塗装の提案

 きちんとした防錆塗装システムを採用いただければ、「耐用年数20年」というめどがたちます。防錆塗料と技術力のある塗装業者が存在すれば、結果的に安いコストで長期防錆は可能なのです。

 その事例を先日愛媛県今治市の現場で確認し確証を持ちました。

 
来島どっく支線鉄塔塗装23年目の観察

 維持管理の費用は国が全面負担すべきです。「国民の命と財産を守る」ことが国の義務であると思うからです。橋の維持管理を行い、耐震補強も行う。そうしたきちんとした社会に日本社会を再構築しないといけないと思います。
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2008.05.22

23年目の事後調査で推奨防錆塗装の正しさを確認

 5月19日に愛媛県今治市大西町の来島どっく支線の鉄塔を事後調査に行きました。結構ハードな道中でしたし、思わぬ「もらい事故」もありました。追突された車は修理工場に「入院中」。板金塗装があるため退院は来週の月曜(26日)とか。全治1週間というところでしょうか。
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 公式サイト「錆を防ぐWEB防錆管理士」のほうで、詳細な報告記事を掲載しています。

 「来島どっく支線鉄塔23年目の観察」をご参考ください。

 観察して思いました。カーボマスチック15といえど有機物ですので、紫外線や降雨などで年間に何ミクロンかは塗膜は消耗して行っています。
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 1番大事なことは「錆を防ぐWEB防錆管理士」の記事でも述べていますが現地で23年前に塗装されました、カーボマスチック15は塗膜の「層間剥離」(そうかんはくり)を全く現地ではしていないことです。

 現場塗装する塗料で1度塗ればメンテナンス・フリーという防錆塗料はありえません。こうしたどぶ付け亜鉛メッキの構造物はたくさんあります。それだけに今回の調査で確認した「カーボマスチック15」に優れた防錆性能にはある意味感動しました。
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 ユーザー様にお勧めしていて良かったと思いました。べろべろに剥げるような塗料ではありません。しっかりした塗装技術を持たれている塗装店と共同で防錆塗料(カーボマスチック15)で公共財はしっかり維持管理していくことが、鉄構造物を維持管理されている人たちには良い情報であると確信しています。

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2008.04.02

窪津漁協は活気がありますね。

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 友人の車に便乗して土佐清水市窪津へ。ここは21年前窪津橋の塗りかえで防錆システムを提案し何回か日帰りで来たことがありました。
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 しかし近海に漁場があり頻繁に漁船が橋の下を通過するので、漁業無線のアンテナが高いのできちんとした吊り足場が仮設できず、錆落しと工期に問題がありました。

 それで数年ぐらいは大丈夫でしたが、10年ぐらいするとやはりそのあたりが不十分で錆がでたそうですがクレームにはなりませねんでした。それで橋を見ました。なんとめちゃくちゃ錆びています。やはり21年も経過すると仕方がないなと思いました。
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 しかしそうではない。2001年に他社の防錆塗装システムで再塗装されていますが、錆が酷い。全然防錆になっていませんでした。もったいない話ですね。こちらからまた提案してみようと思いますね。

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 さてそれはともかく橋を渡った対岸にある魚市場へ行きました。そしたらちょうど大敷網の漁から戻った漁船が魚を水揚げしている光景に遭遇しました。

 漁船からクレーンで魚の網を釣り上げ魚を台の上に置きます。手早く市場の男集が魚をより分け、魚別に籠へ入れていきます。
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 多かったのは飛び魚です。秋刀魚もいました。アジも鰹をいました。なにせこれほど大勢の男性たちが揃った荷揚げしている風景は頼もしい限りです。
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 4月1日に高知県漁業は県下7割の漁業組合が合併して誕生しました。窪津漁協は合併せず頑張っているようです。活発な荷揚げや、きびきび働く漁協の職員をみていますとここは大丈夫であると思いました。

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2008.02.26

水力発電施設塗装現場を視察

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先日水力発電施設の防錆塗装現場をメーカーさんと一緒に訪問しました。
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幸運にも現場視察の管理担当の人もおられたので、塗装現場も詳しく見ることが出来ました。
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 まず大渡発電所取水口階段部の塗装現場へ。普段は全く入れない場所です。この大渡の現場では橋も塗装しましたし、管理塔の外部も防錆塗装しました。今回は内部の階段部、デッキ部の防錆塗装です。ダムの取水口の内部はこうなっているのかと感心しました。
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 今年は雪が上流部で降ったり雨もあったので増水して水位が上昇し困ったこともあったように現場代理人の方に聞きました。丁寧に丁重に仕上げられています。
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 次に大渡発電所の水圧鉄管外部の防錆塗装。下塗りの部分です。エアレスで厚膜塗装です。垂れていません。塗装工の技量が高いです。ここまできちんと塗装されたら防錆面でも大丈夫です。
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 続いて昨年11月に塗装された2箇所の現場へ行きました。
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山間部のサイフォン菅といわれている施設です。もう1箇所は水圧鉄管です。
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 コケのようなものがへばりついています。旧塗膜(塗装歴が不明ですが)ちりちりとめくれ上がり、乾燥わかめ状になっている状態のようでした。素地調整がさぞかし大変ではなかったかと思われます。
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 とても綺麗に防錆塗装されています。
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2008.01.02

私は防錆管理士です

 ブログを毎日更新していることもあり、「仕事を真面目にしていないのではないか。」「どんな仕事をしているのかわからない。」「ブログに少し仕事のことも書けば。」と知人にアドバイスをいただきました。

 指摘されればそうなので、少し仕事のことも書きます。聞きなれないでしょうが「防錆管理士」という資格を私はもっています。平成元年にその資格を取得しました。

「社団法人日本防錆技術協会の認定を受けた技術者であり、腐食理論、環境と腐食防錆防食法などを履修した「さびを防ぐ」専門家である。大変権威のある資格であり、会員には造船、鉄鋼、弱電、塗料、自動車、橋梁メーカーの技術者が多い。」ということです。

 一般的に塗装についての関心は低く、「色彩設計」や「カラーコーディネイト」で少し関心があるぐらいでしょう。建築設計士のような専門家でも防錆塗装については関心は高くはなく、しばしば誤まった防錆塗装がされたりしています。

 建築業のなかでも塗装の位置は高くはありません。仕上げ工事の1つの工程であり、工期に追われて常に追い立てられているようですし。橋などの鉄構造物の維持管理も既成のメーカーの仕様をそのまま踏襲している例があまりに多いと思いました。

 日本は「さびの列島」。雨も多く、湿度も高い時期もあるので、錆びる環境にあります。もっと錆対策、防錆塗装に関心を持っていただきたい。その思いで毎日仕事をしています。ブログ「さびのある話」もこしらえています。

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(調査依頼をされて現地視察したある自治体の施設。6年前に改築されましたが、肝心の鉄骨部はきちんとした防錆塗装がされていませんでした。よりぼろぼろになりました。)

 そのときの調査レポートです。

こうなる前に防錆対策相談を・・・

  塗装現場へも足を運んでいます。その1例です

 そして自分の現場での経験を活用して「WEB 防錆管理士」というサイトを作成しています。そこでのやりとりで、「レストア」されている車やバイクの熱心な愛好者と知りあいました。そこで鉄構造物の防錆に使用されている「ラストボンドSG」という塗料を小さな入れ目での販売をネット通販を始めました。

 「錆に関する質問」は全国各地から来ます。電話もかかってきます。懸命に回答する毎日です。
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(山間部にある橋。40年近く一度もメンテナンスされていません。)

 専門家に対する回答だけでなく、家の錆対策で主婦の人であるとか、車の錆についての相談とかもありました。当然回答できないものもあります。可能な限りお返事はするようにしています。

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